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特集 住まいと暮らしの便利帖 vol.15 「ごはん」をおいしく食べよう
便利帖TOP お米の話 おいしいごはんを炊こう1 炊飯器編 おいしいごはんを炊こう2 「お鍋でごはん」編 秋の味覚を楽しむごはん 達人に聞く「ごはん」のおいしさの極意

おいしいごはんを炊こう2 「お鍋でごはん」編
昔ながらの「かまど炊き」は、おいしいごはんの代名詞。強い火力の炎で炊いたごはんの味は格別ですが、その味を家庭で再現するのは無理だと思いがちです。ところが、この極上のごはんが、コンロと鍋で意外に簡単に炊けるのです。かかる時間も炊飯器とほぼ同じか、むしろ短いくらいです。あなたもチャレンジしてみませんか?
イラスト
鍋は何を選ぶ?
ごはんを炊く鍋といえば、文化鍋や行平など専用のものが必要だと思っているかもしれませんが、意外に何でも大丈夫。問題は鍋の種類より、コンロの火加減にあります。フライパンでもフタさえあれば、ごはんが炊けます。水分が逃げないよう、フタはできるだけ重いものを使いましょう。
いちばんのおすすめは土鍋。加熱ムラが少なく保温性が高いうえに、フタが重くて鍋内に圧力がかかり、シャキッと粒立ったふっくらごはんが炊けます。
初めてでも失敗なし!楽々ワンチェンジ炊飯術
「お鍋でごはんを炊く」というと、「火加減が難しそう」「失敗しそう」と尻込みしてしまう人が多いのではないでしょうか。でもご安心ください。誰でも楽にできて、失敗しない炊き方があります。鍋の中で吸水させ、火加減はたった1回変えるだけ。誰でも気軽にチャレンジできます。詳しくは下のフローでご紹介していますので、ぜひお試しください。
 
「お鍋でごはん」の炊き方
 
1 洗米・吸水 冬は1時間、夏は30分の吸水を忘れずに
  1. お米はさっと洗った後、ザルにあげて水けを切り、すぐに鍋に入れます。
    *洗米のやり方は、炊飯器編と同じです。
  2. 洗ったお米と同容量の水を入れて吸水させます(夏:30分、冬:1時間)
    *お米を炊くとき、水はお米の容量の1.2倍が原則ですが、洗米のとき、すでにお米は水を吸っているので、同量の水を入れると、合わせてちょうど1.2倍になります。
   
2 点火 鍋をコンロにかけ点火します
  • 使う鍋によって火加減が若干変わります。火加減のめやすの表を参考に、数回炊いてコツをつかみましょう。まずは、厚手の土鍋なら強火付近で、薄手の土鍋なら中火付近でトライしてみてください。
  • タイマーを使って、炊き時間をしっかり管理しましょう。



















●おいしい炊飯ライン

「沸騰まで10分」がおいしさのコツ

  • お鍋でおいしいごはんを炊くキーポイントは「炊きはじめから沸騰するまで10分」という時間。お米の甘味がしっかり引き出せ、ふっくらとしたごはんが炊けます。沸騰までの時間が10分より短いと甘みがなく硬いごはんになり、沸騰まで時間がかかりすぎると甘味は強いけれどベトベトのごはんになります
  • 沸騰後は98℃以上を20分キープすれば(蒸らしの時間も含む)、粘りがあるふくよかなごはんに仕上がります
「沸騰まで10分」の火加減のめやす
(3合炊く場合)
  炊きはじめ 沸騰後
土鍋(口径30cm) 中火 弱火
ステンレス鍋(口径20cm) 中火 弱火
ホーロー鍋(口径20cm) 中火 弱火
フライパン(直径22cm) 中火 弱火
行平鍋(直径20cm) 中弱火 弱火
文化鍋(アルミ製・口径18cm) 強火 弱火
*コンロの火加減は、火力の強い順に「強火」「中火」「中弱火」「弱火」「とろ火」です。
*少量(2合ぐらい)炊くときは、炊きはじめの火加減を若干弱めにします。1合では少なすぎて火力コントロールが難しいので、多めに炊いて、余ったら冷凍保存をおすすめします。
→パワフル火力の「ガステーブル」
→火加減おまかせ・炊飯キーもついた「ピピッとコンロ」
3 沸騰したら 火加減を弱火にして、そのまま15分加熱します
  • 火を消す1〜2分前に強火にすると、うっすらとおいしい「おこげ」ができます。
   
4 蒸らす 火を消して10〜15分蒸らします  
   
5 ほぐす しゃもじでごはんをほぐし、味が均等になるよう全体をまぜたら、できあがり

*詳しいほぐし方は、炊飯器編をご参照ください

 
お米の甘みを増すには
お米自体の甘みが薄くて炊きあがりの味が物足りないときには、沸騰までの時間を「おいしい上昇ライン」のめやすの10分より少し長めにしてみましょう。沸騰までの時間が長いとごはんの甘み(糖量)が増すためです。ただし沸騰まであまり長い時間をかけすぎると、お米が水分を含みすぎて、べちゃべちゃした食感になるので気をつけて
古米も鍋ならおいしく炊ける
古米は、ふだんより火力を弱くして「沸騰まで15分、とろ火にして15分、蒸らし15分」で炊くとおいしく炊けます。沸騰までにかかる時間を延ばすことで(1)お米が十分水を吸う(2)デンプン質の糊化(やわらかく、おいしく食べられる状態になること)が促進される(3)酵素が活発に働く時間が長くなって甘みが増すからです。炊飯器では火力の調節ができませんが、お鍋で炊くコンロ炊飯なら火力の調節は自由自在、古米もおいしく炊けます。
「沸騰まで15分」の火加減のめやす(3合炊く場合)
  炊きはじめ 沸騰後
土鍋(口径30cm) 中弱火 とろ火
ステンレス鍋(口径20cm) 弱火 とろ火
*コンロの火加減は、火力の強い順に「強火」「中火」「中弱火」「弱火」「とろ火」です。

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