MOMAJ味覚教育レポート

第1回レポート 開催日5月29日(土)  会場スタジオプラスジーギンザ

テーマ 「味覚の再認識」
甘味・塩味・酸味・苦味の4つの基本の味をまず水溶液で認識し、次に各味を代表する食材を味わって再認識する。また、実際に食べ物を味わい、味の基本を学ぶ。

開校式 レッスンの前に、開校式が行われました。今年度の講師、福田総料理長と、来賓として、東京ガス食育クラブの委員であり、MOMAJ食育担当理事の服部幸應氏と田中健一郎氏がご出席くださいました。
開校式風景


服部氏「今まで当たり前に食べてきたけれども、このレッスンを経験することで、あらためて、いろいろな味に気づくことができます。実験をしているように面白い体験ができるこのレッスンは、きっとみなさんの心に残る貴重な体験になるでしょう。」(服部氏)
田中氏「味覚をわかっているかいないかでは、人生の豊かさが違います。この味覚教育では、味覚について学んだり調理を体験しますが、そういうことがきっかけで親子の会話が弾み、コミュニケーションが深まっていきます。」(田中氏)
福田氏「私たちは食べないと生きていけません。でも、食べることの重要さを忘れてなんとなく食べてしまいがちです。このレッスンでは、実際に食材にふれながら、食べることについて学んでいきます。みなさん、食べることを大好きになってください」(福田氏)

レッスン

五感の確認

「動物は、五感を使って食べ物の安全をさぐりながら生き続けてきました。みなさんにも素晴らしい機能が備わっています。それをこのレッスンで目覚めさせましょう」(福田氏)
五感を説明するイラストを見ながら、五感がどういうものかを学びます。
レッスン風景

4つの基本味を水溶液で知る

「何を食べても、甘い、おいしいというのは、味覚ではありません。味覚の基本である甘味・塩味・酸味・苦味の4つの味を舌で確かめてみましょう」(福田氏)
甘味・塩味・酸味・苦味、それぞれの味の水溶液を口に含みながら、4つの味を確認し、言葉で表現していきます。水溶液は極めて薄い濃度で作られているため、子どもたちは集中して味わっていました。

レッスン風景

4つの基本味を食材で知る

「みなさんには、味を識別する優れた機能があります。みなさんの眠っていた機能を働かせて味わってみてください」(福田氏)
ハチミツ(甘味)、塩鮭(塩味)、レモン汁(酸味)、ゴーヤ(苦味)を味わって、4つの味を確認し、言葉で表現していきます。

レッスン風景

食材の調理による味の変化を知る

「どちらがおいしいというのではなく、その違いを感じて言葉で表現することが大切です。調理法によって味や香り、触感が変化します」(福田氏)
レッスン風景
食材の調理による味の変化
参加した子どもたちの感想
レッスン風景 玉ねぎ「生はなめると水っぽく、噛むと甘さがほんのり、辛さがいっぱい。炒めた玉ねぎは、噛むと甘く、水が出てきた」

セロリアック「ゆでたものは、セロリに近い味で、大根のような食感だった。炒めたほうは、匂いが弱く、食べやすかった」

サクランボ「生は、コリコリでやわらかでほんのり甘い。缶詰は甘さは強いがふにゃっとしていた」


スイーツと塩で味の構成を識別

「甘味、塩味、酸味、苦味、どの味に当てはまるかを咀嚼しながら味わってください」(福田氏)
マカロンとショコラ、ジュレ、塩(精製塩、海水塩、岩塩)で、4つの基本味が重なりあって複雑な味ができることを味わいながら確認していきます。
レッスン風景