MOMAJ味覚教育レポート

開催日2月18日

2011年度は、味覚の授業と調理実習が1日で体験できる内容にて実施しました。
受講生の内訳は、小学4年生が13名、5年生が8名、6年生が1名の合計22名でした。
おそろいのエプロンとバンダナをつけて、いよいよレッスンのスタートです。
味覚の授業からはじまりました。

五感を確認し刺激する味覚の授業

味覚の授業風景

味覚、視覚、嗅覚、触覚、聴覚と順番に、実体験をともないながら学びました。

味覚では、非常に薄い4つの基本味の水溶液をそれぞれ飲んで、甘味・塩味・酸味・苦味、4つの基本味を再確認しました。
視覚では、熟した黄色いバナナと未熟な緑色のバナナを比べて、視覚の役割を認識しました。
嗅覚では、正体を隠した状態でバニラビーンズのにおいをかぎ、何のにおいか記憶と照らしあわせる作業をしました。
触覚では、温度の異なるコンソメスープを飲んで、味の感じ方と温度のかかわりを学びました。
聴覚では、生のカブを食べて、その音を表現しました。


味覚の授業風景

最初は、恐る恐る味わったり、なかなか答えが見つからずに困った表情をしていた子どもたちでしたが、授業が進むにつれ、日常できない体験に興味を示したのでしょう。表情がどんどん生き生きと楽しそうになり、発言回数も増えていきました。

福田総料理長からは「私たちは、おいしさを今までの記憶や経験と結びつけて判断しています。バナナの黄色いほうがおいしそうと思うのも、黄色いバナナを食べておいしかったという記憶があるから。たくさんの食の経験をすると感性が鍛えられ、表現する力も養われます。今日は、生まれながらにみなさんに備わっている5つの感覚を確認しました。この5つの感覚からの情報を組み合わせて、みなさんはおいしいと感じています」と、お話がありました。


五感を使って調理実習

豚肉のコルドンブルー風

第2部では、調理を通して五感をさらに刺激し、自分で作ることの楽しさと喜びを体験しました。

子どもたちが挑戦したのはフランスの家庭料理「豚肉のコルドンブルー風」。豚肉の間に、ハムとチーズをはさんでパン粉をつけて揚げたもので、難しい揚げる作業が入った料理です。


まず、福田総料理長がデモンストレーションを行いました。

揚げ物に使われている小麦粉、卵、パン粉の役割の説明を、熱心にメモをとりながら聞いている子どもたちもいました。

「揚げるときにバターを使うことで、溶け方や音でフライパンの温度を判断することができます」
「パン粉が色づいて香ばしいにおいがしてきたら、火を弱めましょう」
「ひっくり返すときは、フライパンを傾けて油をよせ、油のないところに向かって返すようにしましょう」

調理をするときの五感を働かせるタイミングや、安全に調理するための説明などがありました。
説明風景

グループに分かれて、いよいよ調理実習です。

「豚肉に小麦粉をつけると、ベタベタしなくなった」
「いいにおいがしてきた」
「パン粉がカリカリしてきた」

子どもたちの調理中の言葉を聞いていると、しっかり五感を働かせながら作っているのがうかがえます。
調理実習風景


試食

「食べ物を見たりさわったりにおいをかいだりしたのが、おもしろかった」
「小麦粉をつける理由を教えてもらえてよかった」
「調理実習がいちばんおもしろかった」
「自分で作って食べるとおいしい」
「ひっくり返すのが難しかった」
「においを当てるのが、難しかった」

試食風景

「どのグループも上手に、ほぼ同時にできたのは、すばらしいことです。みなさんのチームワークがよかったのでしょう。おうちでも、近いうちにお父さんやお母さんと一緒に作ってみてください」と、福田総料理長。

 

授業の最後には、福田総料理長から、修了証が手渡され、全員で記念撮影をしました。
記念撮影