日本版「味覚の一週間」

著名シェフによる「味覚のアトリエ」(2011年度)

キッチンランド葛飾

講師

講師有馬 邦明先生(パッソ・ア・パッソオーナーシェフ )
食べることは楽しいこと。人は食べないと生きてはいけません。
食べるという大切な時間は生きるための作業ではなく、おいしいと感じられる幸せな時間であるということを忘れないでいてください。



「味覚の授業」

「料理は好きかな? 食べるときは、目・耳・口・鼻でも味わっています。食べものの味にはどんな味があるか考えてみよう」
「甘い味はケーキ」「しょっぱい味は塩」「酸っぱい味は梅干し」「苦い味はコーヒー」
子どもたちは真剣に先生のお話に耳を傾けていました。
「味覚の授業」



味見用食品

味見用食品トマト味のグリッシーニ&アンディーヴのマヨネーズ添え
「グリッシーニという細く硬いパンには、粉状にしたトマトをつけて食べます。トマトの形がないので味がイメージしにくいと思います。苦味のあるアンディーヴには食べやすいようにマヨネーズを添えました。味覚や触覚、視覚で味わってほしいと思い、味見用食品に選びました」



「調理実習」

デモンストレーション

「火の加減は目で見て確かめよう。にんじんは手を切らないように型抜きしてね」
子どもたちが理解しやすいように、語りかけるように丁寧に解説します。
デモンストレーション


講師のカラフルおすし

講師のカラフルおすし味噌味の鶏肉のミートソースとサーモンフレークを間にはさみ、赤や黄色のトマトのマリネを飾った、食欲がそそられる「イタリア風カラフルおすし」が完成しました。



実習

合わせ酢を作って味を確認した後、すしめしを作ります。
いんげんは包丁に気をつけて硬いところを切って、色よくゆでます。
いり卵は箸3本でぐるぐる回し、ホロホロに仕上げます。
にんじんは花型にくり抜いてグリルで蒸し焼きにします。
先生に教わりながら、みんなは楽しそうな表情です。
実習


盛り付け

各自で盛り付けて、オリジナルの「イタリア風カラフルおすし」のできあがり。
盛り付け


試食・感想

いよいよ試食です。全員そろって笑顔で「いただきます」
「トマトもにんじんも甘くておいしい」
「おすし作り全部が楽しかった」
「いり卵を菜箸3本で作るところがおもしろかった」
「おすしを切るのがむずかしかった」

試食・感想


取材後記

取材後記 有馬先生に今回の「味覚のアトリエ」についてうかがうと、子どもたちが料理を楽しんでくれたらうれしいとおっしゃっていました。私も子どもたちが味覚の授業とお料理をしている姿を見て、もっと食について知ってもらいたいと思いました。味覚のテストを行った後、調理デモをすることで味についてより興味をもっていたように感じました。
先生が子どもたち1人1人に目を配ることで、子どもたちはやる気を出し、作ることが楽しいことだとよりいっそう感じているようでした。子どもたちが最後まで楽しそうにお料理を作っている姿を見て、私だったらどんなことができるのか体験したくなりました。
今回の取材を通して、貴重な経験ができました。どのように語りかけると食の大切さを子どもたちはわかってくれるのか、料理の楽しさを伝えられるのかなど、たくさんのことを学べました。将来の子どもたちの食によい影響を与えられる東京ガスさんとシェフの取り組みを、これから食にかかわっていく者として勉強していきたいと感じました。

取材担当:秋葉珠江