日本版「味覚の一週間」

著名シェフによる「味覚のアトリエ」(2011年度)

キッチンランド浦和

講師

講師中山篤先生 (服部栄養専門学校主席教授)
子どもたちに食のことや命のことを知ってもらうために、このような教室を開くのは大事なことで、自分にとってはライフワークにもなっています。今日は身近なものを通して、味覚や五感のことなどを勉強し、覚えて帰ってもらいたいと思っています。



「味覚の授業」

「味覚の授業」「食べものには味があり、その味にも五種類あります。みんなで相談しながらそれぞれの味のする食べものを書いてみましょう」
子どもたちは、積極的に相談しながらそれぞれの味のするものを書き出しました。
「甘いものはチョコレート」「苦いものはゴーヤ」
「お味噌汁は?」と先生が聞くと「しょっぱい」としっかり答えます。



味見用食品

昆布だし・かつおと昆布の合わせだし
日本料理の基本となるだしを用意しました。
 
まず昆布だしを試飲しました。
「どんな味がするかな?」
子どもたちからは「あまりおいしくない」という声があがりました。
次に、昆布とかつおの合わせだしを試飲しました。
全員が「おいしい!!」
「昆布だしはグルタミン酸という旨みの味があって、かつおだしにはイノシン酸という旨みの味があって、それがあわさると相乗効果といってそれぞれよりももっとおいしくなるんだよ」


「調理実習」

デモンストレーション

いんげんのやわらかさを素手で確認しながら
「プロはこうやって直接触って確かめます。わからないことがあったら、触ってみたり食べてみたりします」
「すごい!」と子どもたちは驚いています。
盛り付けをするときには、きれいに見える配色の仕方を教えます。
「赤い色は白い色に対して10%。また、黒い色を入れると引き締まります。料理を見たときに『おいしそうだな』と思える盛り付けにしましょう」
デモンストレーション



講師のカラフルおすし

講師のカラフルおすし ごはんを扇形に型抜きして、日本料理の美しい「カラフルおすし」ができあがりました。



実習

合わせ酢を作り、ご飯に合わせてすしめしを作ります。
いんげんをゆでるとき、いり卵を作るとき、にんじんを蒸し焼きにするときは火を使うので、子どもたちはみんな真剣な表情です。
実習


盛り付け

同じ材料ですが、個性豊かで、おいしそうにできました。
盛り付け


試食・感想

席にもどってお箸や飲み物の用意ができたら、試食になります。
「ご飯を食べるときは何て言うのでしょうか?」
「『いただきます』を言います」
「そうですね。ではいただきます」
「いただきます」
試食・感想


取材後記

今回このキッチンランドの取材をさせていただいたことで、食育を行うこのような教室のことを何も知っていなかった、勉強不足だったということを実感できました。また、子どもたちに食について伝えるというこの仕事に大きく魅力を感じました。中山先生のお話は私にとっても勉強になる内容で、もっと深く聞いてみたかったです。子どもたちも先生の話をとても真剣に聞いていたのがとても印象に残りました。

取材担当:小泉里実