日本版「味覚の一週間」

室田洋子先生監修 特別料理教室

開催日時 10月27日(木)14:30〜16:00

室田洋子先生監修 特別料理教室発達心理・臨床心理学がご専門の聖徳大学前教授の室田洋子先生監修のもとに、子どもの発達段階という新しい視点を取り入れた料理教室を開催しました。
教室に参加したのは、7組の幼稚園年少児とその保護者でしたが、関心が高く、当日は約25名の見学者がお集まりくださいました。


実習

かぼちゃのおやき実習したのは「かぼちゃのおやき」です。
発達段階を考慮した料理教室ではメニューの選定が重要です。
メニューの決定に際しては室田先生と何度も話し合った結果、作り方がシンプルで、粉から生地に仕上がっていく過程の感触の違いを体験でき、また、3歳児がひとりで上手にできる「丸める」「つぶす」「のばす」「包む」などの作業が入っていることから、おやきに決定しました。
子どもたちに食材のシンプルな味を伝えるために、中に入れるあんはかぼちゃだけです。砂糖など、ほかの材料はいっさい加えていません。


実習を始める前に、先生は丸のままのかぼちゃ、なす、大根を用意し、「きれいな色してるでしょ」「持ってみて、重たいね」「においもかいでみよう」と、子どもたちに五感で野菜を感じるよう話しかけます。 子どもたちは両手で重そうにかぼちゃを持ち上げたり、大根のしっぽを珍しそうに引っぱったり、なすのヘタを恐る恐るさわっていました。
実習

手洗いをすませて、いよいよおやき作りです。
 
「大きなボウルの中に粉がお山になっているね。手で触ってみましょう」
「水をジャーと入れて混ぜてごらん。お団子になるまで混ぜてみてね」
「かぼちゃの皮を手でさいてつぶしてみよう」
「かぼちゃをコロコロ丸めよう」
「手でぎゅーとつぶして、まん丸のお月さまをつくってね」
子どもたちにわかりやすい言葉で声をかけながら、作業を進めていきます。
子どもたちは、夢中になって取り組んでいました。



粉にさわる
料理教室

生地をこねる
料理教室

かぼちゃをつぶす
料理教室

かぼちゃを丸める
料理教室

生地をのばす
料理教室

あんを中に入れて包む
料理教室


子ども対象の料理教室では、親は必要以上に手を出さないことも大切です。
生地をこねてのばすのも、かぼちゃを丸めるのも、基本的に子どもたちに任せます。
そして、一生懸命頑張っている子どもたちに、先生は、「すごくがんばったね」「上手にできたね」と、言葉をかけていらっしゃいました。
 
丸めたおやきを焼くときは、保護者の方がそばについていっしょに焼きました。 「何色になると思う?」の問いかけに子どもたちは「黄色」「ピンク」と答えていました。
 
こんがり焼き上がったおやきを見て子どもたちからは「成功だー!」という歓声があがっていました。
実習


試食

いよいよ自分たちで作ったおやきの試食の時間です。
「楽しかった」「おいしい」「コネコネできたよ」「おうちでも作ってみたい」
「もちもちしている」「歯にくっつく」「かぼちゃが甘い」と子どもたち。
 
試食の最後には、先生から「おやき名人の賞状があります」と、一人一人にディプロマが手渡されました。
試食


講演

講演調理実習終了後には、保護者と見学者向けに、子どもの発達において、調理体験や家庭の食卓など「食」が果たせる役割についてご講演くださいました。

教室に参加された保護者の方からは、次のような感想が聞かれました。
「普通の料理教室では年齢幅があって参加しづらかったが、今回は年少児に絞りこんでいたのがよかった」
「先生やスタッフの方のお声がけで、子どもがやる気を出して取り組んでいた」
「2歳ごろから料理に興味を示すようになった。その興味をのばし、食を選ぶ力を身につけていくためにも今後もこういった料理教室に参加したいと思う」
「食が細く偏食がちな子どもが、パクパクとおやきを平らげている姿を見て嬉しく思った。また参加したい」