日本版「味覚の一週間」

著名シェフによる「味覚のアトリエ」

キッチンランド江東

講師

講師有馬邦明先生(パッソ・ア・パッソ オーナーシェフ)
まずは自分でおいしいものを味わい、そして自分が好きなものを五感を活用して作れるようになり、さらに誰かに作ってあげる「喜び」が得られたらよいと思います。
子どもたちは最後の片づけまでちゃんとやってくれました。それは「楽しかったから」できたのではないでしょうか。楽しい、と思う気持ちが一番大切です。



味覚の授業

味覚の授業子どもたちは5つの味の食品を味わい、それぞれどんな食べものがあるか考えました。
「しょっぱいは塩せんべい」「すっぱいは酢じょうゆ」「苦いはコーヒー」「甘いはアイスクリーム」
「うまみは難しいね。うま味の食品には、おみそ汁やおかかがあります」



味見用食品

味見用食品クッキー2種(塩味・砂糖味)
「クッキーのにおい、温度、かたさ、音、味はどうかな? 味わってみよう」
子どもたちはまず塩味のクッキーを味見しました。
「しょっぱい!」
次は砂糖味のクッキーです。
「甘い」「おいしい」
「同じような見た目でも味は全然違うんだね。クッキーにはサクサクしたものやしっとりしたものがあるよ」



調理デモンストレーション

調理デモンストレーション「にんじん、嫌いな人はいるかな?」
「…はい」
「じゃあこうしてみたら?」有馬先生は、にんじんを花形に抜き取りました。
「かわいい!」「食べられる!」
子どもたちは熱心に話を聞きながら、先生の手元を見つめていました。



講師の盛り付け

講師の盛り付け「お花のおすしはみんな必ず1個は作るよ。男の子はサッカーボール、女の子はハートがいいかな」
「僕はイタリア料理のコックさんだからイタリアの国旗も作ってみてね」

サッカーボールとハートの手まりずしは海苔と鶏そぼろで作りました。イタリアの国旗は、いんげんといり卵とトマト味のいり豆腐でトッピングしました。



調理実習

いんげんはスジをとってから、にんじんは花形に型抜きしてからゆでました。
「いり卵は菜箸を4本くらい持って作るといいよ」
「卵は甘いほうがいいな」
みんなで協力しながら楽しく作りました。
調理実習



子どもたちの盛り付け

カラフルおすしの完成です。
ゆで上がったいんげんは、斜めに切ってお花の葉っぱにも使いました。
ひとつとして同じものがないオリジナルのおすしになりました。
子ども盛り付け



試食・感想

調理デモンストレーションお待ちかねの試食の時間です。全員そろって「いただきます!」
 
「おにぎりにするのが楽しかった」
「おいしいから全部食べられたよ」
「すっぱいのと甘いのが一緒になるとおいしいね」



取材後記

有馬先生は本当に気さくな方で、子どもたちともすぐに打ち解け、キッチンランドは楽しい雰囲気に包まれました。子どもたちが、できたおすしを私に見せてくれ、誇らしげな表情がとても印象的でした。
今回、先生は「みんなを楽しく幸せにする仕事が料理人」とおっしゃっていました。食べること・作ることは楽しい、ということを改めて感じられる授業だったと思います。

取材担当:益山莉奈