日本版「味覚の一週間」

著名シェフによる「味覚のアトリエ」

2015年10月25日(日) キッチンランド大宮

講師 毛塚智之氏(パレスホテル大宮)

「味覚のアトリエ」を終えて

講師 「食べることで一番大切なのは、楽しいという気持ちです。楽しく食べるためには、家族みんなで食卓を囲む、美味しそうな匂いがする、盛り付けがきれい等の五感を刺激することや環境が大切です。楽しい気持ちでいただくことの先に美味しさがありますし、楽しい食事は思い出に残り、食の興味に繋がります。料理も同じで、楽しいと思う気持ちが大切。作る楽しさ、人に食べてもらい喜んでもらえたときの嬉しさを感じることで、もっと作りたい、もっと美味しく作りたいという意欲に繋がっていきます。
親子料理教室では、子どもは親と一緒に作ることを楽しみにしているので、子どもたちが失敗しても怒らずに最後まで作ることが大切です。その時間が楽しければ、たとえ焦がしてしまっても美味しく食べられ、楽しかった、また作りたいという気持ちに繋がります。怒られてしまうとその印象しか残りません。楽しむという気持ちを大切にしてほしいと思います。
今は、簡単に食べ物が入手できる時代ゆえに、本物の味を知ることが大切です。次世代の人に味覚の授業を通して本物の味を継承していくことが自分の役割と感じています」



味覚セミナー

味覚セミナー


調理実習

調理実習


取材後記

講師は、講義中、子どもたちのどんな発言に対しても対応していらしたため、最後まで子どもの積極的な発言が見られました。調理中は、危険でない限り、子どもたちの作業を否定せず見守っていらっしゃいました。「食は、作ることも食べることも楽しい」ということを子どもたちに伝えたい気持ちが終始感じられました。
講師は、今回の味覚のアトリエ以外にも、さいたま市で味覚の授業を何回か行っていらっしゃるとのこと。本業はフレンチのシェフですが、「食」の先生ではないかと思うくらいわかりやすい解説で楽しく、もっと聞きたいと思う内容でした。2時間半があっという間でした。

(レポート作成:田中奈美)