著名人の方からのコメント

Vol.3 食育は家庭の中心である食を整え 生活のあり方を素敵にすること
Q.3:

最近食育がこれからの子どもたちに欠かせない教育として注目されていますが、これに対してはどう思われますか?

中嶋:

食育って難しく聞こえますが実はそうでもなくて、普段から意識していればできてしまうことばかり。例えば先ほど先生がおっしゃった“食材を感じる”にしても、丸のままの食材を子どもに見せ、触れさせるだけでも十分なんですね。こんな簡単なことすらできていなかったと気づけば、今の生活を見直すきっかけになります。
最近は学校でも食育が盛んで、子どもの側から学ぶことも多いですね。大人がつい聞き流してしまうことも、子どもは素直に受け入れて、おいしいとか、これは何だろうと自分で感じたことはけっして忘れない。知識だけでなく、ちゃんと身になっているので感心しますね。

Q.4:

今回のキッズ イン ザ キッチンをはじめとする東京ガスの食育への取り組みについてはどう思われますか?

中嶋:

参加してみて、やっぱり食事って家庭の中心なんだなって、改めて感じました。 さっき子どもたちが、ベーコンの焼けるジューっていう音に歓声をあげていましたが、料理の音が聞こえてくるところから、食事って既に始まっているんですね。今日は何を作るとか、食べてみてどうだったという話も広がる。でも、最近は家族がバラバラに食べる「弧食」が増えて、食を通した家族のコミュニケーションの時間が減っているというお話も教えていただきました。
食を整えて、それぞれの生活を素敵にしていけたらいいねっていうのが食育のスタートだとすれば、それを15年も前に気づいて、実践されているというのは凄いと思いますね。

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素材そのものの美味しさを、ストーリーごと味わう

Q.5:

ご自身の子どもの頃を振り返って、今思えば食育にあたると思われる体験はありますか?

中嶋:

小さい頃から北海道で仕事をしていたのは大きかったですね。あちらでは農家の方が、子どもを見ると畑に呼んで、果物も野菜もそのまま、もいで食べていいと言って下さるんです。撮影の合間にジャガイモを蒸かして持ってきてくれることも。“塩は熱いうちにふるのが美味しい”ことも、実際にじんわりと溶けていく塩を見ながら味わっていました。
「そのままでこんなに美味しいんだ」と知ったおかげで、今でも素材そのもののおいしさを活かすようにしています。作って下さった方の思いや、青空の下で自分でもいで食べたということも含め、そういう味の経験を幼い時にしておくとやっぱり違うと思いますね。

Q.6:

では、普段から食育という視点で心がけていることはありますか?

中嶋:

家では「いただきます」と「ごちそうさま」は絶対なんですけど。その他に、最近はお店でも、産地や作った方のお顔を詳しく紹介しているので、そういう情報は利用しますね。この野菜は誰から届いてどこで育ったというストーリーごと食べるんです。例えば売り場で「これはどこ産だね」と話をしたら、家に帰ってその場所を地図で確認するとか。子どもはいくら調理法を工夫しても苦手なものはなかなか食べたがらない。でも食べ物が口に入るまでのストーリーを知れば、見方が変わり興味を示してくれるんですね。
あと、バジルやしそなど、ちょっと風味を添えられるものは自宅で育てていて、使うときは子どもにとって来てもらうようにしています。その場で摘んで、鮮度も香りもいいものをパっと食べられるって楽しいじゃないですか。

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Q.7:

では、東京ガスの一ユーザーとして、ガスを取り入れた調理や、ガス器具などは利用されていますか?

中嶋:

はい、「ピピッとコンロ」はオススメです!なんなら使い方教えますよ(笑)。特に今日の献立にもあったパンなどは、早くてとてもおいしいんですよ。パンを直火で焼こうって、意外と思いつかないですが、実は本来そうやって作るものでしょう。あと、土鍋でご飯を炊いたり!新鮮だし、焦げ目の具合もおいしそうにできますよ。もともとは子どもが「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」という言葉をどこかで聞いて、意味が分からないって言ったのがきっかけ。そこでうちの母が実演して、お鍋でごはん?って驚いていたのが「へえ?おいしい!!」と気に入ってしまって。そんなに難しくないので、おすすめです。

Q.8:

では最後に、PRを兼ねて『ふんわりの時間』を中嶋さんのことばで紹介してください。

中嶋:

本当の豊かさとは何かをいろいろな角度から考える番組です。毎回ありとあらゆる分野のエキスパートをゲストにお迎えして、それぞれに豊かな暮らしのあり方についてお話を伺います。様々なジャンルの方がこられますが、世界が違っても必ず生活のヒントが見つかるので、毎回素敵なものを持ち帰らせて頂いています。今年で3年目を迎えますが、私自身、この番組を通して興味の幅が広がったので、皆さんが何かを始めるきっかけになると嬉しいですね。街でリスナーの方から「実践してみました」と言って頂いて、そのまま立ち話をしたり。ありがたいですね。


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