著名人の方からのコメント

炎は、あたたかく包み込んでくれる、ハートそのものです。 安心、安全、しかも使いやすい最新式ガス調理機器「ピピッとコンロ」を使って行われる、東京ガスの料理教室。一流シェフのお店の味が自宅で簡単に再現できると、毎回ご好評をいただいております。今回のシェフは、キッチンランドにおいて料理教室が開催されるたびに、すぐ定員いっぱいになるほど人気の五十嵐美幸さん。いつも、医食同源の考えをもとに、老若男女問わず愛される中華料理を教えてくださいます。その温かい人柄が人気の五十嵐美幸さんにインタビューしました。



五十嵐 美幸さん 五十嵐 美幸さん 「美虎」オーナーシェフ

1974年東京都東村山生まれ。小学生の頃から父親が営む飲食店の手伝いを始め、1988年14歳で初めて厨房に入る。1990年、東京都立農業高校食品製造科に入学し、卒業後、正式に厨房に。1997年22歳の若さで、フジテレビ『料理の鉄人』に当時最年少挑戦者として出演。一躍「中華料理界の女傑」として注目を集める。以降数々の雑誌、テレビ番組に出演し、女性ならではの中華料理を提供し続けている。2008年、幡ヶ谷に「美虎」をオープン。経営者でありながら料理長としても腕をふるい、常に進化し続ける。



おいしい料理がある空間や時間、全てが愛おしいと感じます。

Q.1:

子供の頃から、ご実家の飲食店を継ごうと考えていらっしゃったのですか。

五十嵐:

photo小さい頃から手先が器用で、肉まんや餃子を作るのが得意でした。なので、自然に料理することが好きになっていましたね。でも、子供ですから料理人の世界があるということも知らなかったので、実家の中華料理屋を継ごうとは、まだ思っていませんでした。昔から両親には、よく食べ歩きに連れて行ってもらいました。あるとき、吉祥寺で有名な中華料理店に連れて行ってもらい、今まで考えていた中華料理の印象ががらりと変わったんです。盛り付けもきれいですし、油っぽくなくてすごく美味しい!その出会いがあって、高校の頃から料理人になりたいと考えるようになりました。実家で勉強すればいいと思っていましたが、いろんな違いを知るためにも20歳頃からその吉祥寺の中華料理店へ修行に行くことに。そこでは、築地へ行く時の心得や姿勢、良い食材を見分ける方法などを学び、料理に深くはまっていきました。実家では学べない多くのことを、ここで学んだと思います。

Q.2:

若くして『料理の鉄人』に出演なさっていますが。

五十嵐:

photoそうですね、ちょうど22歳の頃でしたが、その話はもともと、料理長である父にきていたんです。ただ、父が体調を崩して入退院を繰り返していたので、ではお譲さんで……という話になりました。タイミングですね。当時はまだ若かったのでプレッシャーも感じることなく、何もわからず飛び込めたんです。チャンスだということすら、気づかなかったですね。もしあの時30歳を超えていたら、無理だったかもしれません(笑)。おかげでお店も繁盛し、4店舗まで増えました。それに伴い従業員も増え、父と二人で全店の経営もやっていたので、そちらの管理に追われるようになりました。環境ががらりと変わり、良いことも悪いことも、いろいろありましたね。店を大きくする途中というのはとても楽しいものですが、大きくなってしまうと問題も増えて、自分も自分自身の足で歩きたいと思うようになりました。その結果、店は兄弟が継ぎ、私は独立することになったんです。

Q.3:

それが現在のお店、「美虎(みゆ)」ですね。医食同源の考えのもと、料理を提供なさっているとか。

五十嵐:

photoそうですね。よく、なぜ幡ヶ谷にお店を?と聞かれるのですが、地域に愛され、家族で来られる陽のあたる場所、という条件で探しました。実はこのお店、お客さまが育ててくれた店なんです。料理人は食材と人をつなぐ仕事でもあるので、作るのももちろん好きですが、素材を美味しいと褒められることが最高の褒め言葉でした。それで自分も活かされていると感じますし、みんなで食べて、喜んで美味しいと思える空間が幸せだと感じます。
お客さまは年配の方も多いので野菜をしっかり取り入れ、胃もたれしない料理をうまくいろんな形で提供しようと努めています。医食同源という考え方は、その人の身体を思って料理を考えなければいけません。中国では白衣を着るお医者さんより責任のある立場なんですよ。その自覚を持って身体が本当に求めるものを提供しています。たとえば、寒ければ身体を温める根菜類が身体に良いのですが、美味しく摂り入れられるよう、カブひとつをとっても、ペースト状にしてクリーム煮にしたりと手をかけています。喜んで食べてくださるのは8割が年配の方や女性ですが、男性が女性を連れて来てあげたいなと思うようなお店にもしたいんです。ベビーカーもOKなのでお子さま連れの方も多いですし、2,3歳用に作った料理など、お子さまもバクバク食べてくださるんですよ(笑)!家では食べないのに、とお母さまも喜んでくださいます。年配の方も全部食べきってくださるくらい、お腹にも優しいんです。本当に、家族みんなできていただきたいですね。


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