著名人の方からのコメント

Vol.31 炎とは、自分の身体にしみついた感覚です。
炎は僕のベース。感覚が身体にしみついているんだよね。

Q.5:

すごい熱意とバイタリティですね。その熱意が食育にも向けられているのでしょうか。

音羽:

photo実は、店を出してからしばらくは気付かなかったんですが、2年くらいたったころ、新聞を読んでいて、何かが違うと感じたんです。身近な家族の中でさえ、子供がキレる、過食や拒食、個食現象がたくさん起きているんですよ。塾の帰りに好きなものだけ買って食べたり、学校で机をひっくり返したり、虐待したり……いったい何なんだろうと突っ込んで考え始めたら、何かがおかしいということになって。医療関係や県に対してもアクションを起こしたいと思ったのですが、自分だけでもやろう!と思いつきました。食べ物の好き嫌いは、人の好き嫌いにも通じるような気がします。生きる力とは何ぞや、などをテーマに、講演を年間30回くらいずっとやってきました。ゆくゆくは全国でやっていきたいとは思いますが、ボランティアも含め、基本的に地元でやっていくのが私の役目だと思っています。食の大切さや郷土料理、味覚の話などしていきたいですね。

Q.6:

地場産業にも力を入れていらっしゃるそうですね。

音羽:

料理人は一番身近なものを有効活用すべきだと思います。自然のものを自然に受け止めて、生まれてきたものを努力して美味しくしていくべきだと思うんです。良い食材は探しに行けばいくらでもありますが、家庭でも、遠くまで行かなくても近くで手に入る良いものを見分ければいいんです。そう考えると、僕が栃木をベースにするのは自然なこと。応援したいもの、広めたいものを意識的に使うことで東京との違いも出るし、生産者の想いもわかると思うんです。生産者とも触れ合って、応援したい。付加価値のあるものをそれ相応に、ちょっとでも高く売れるようにアドバイスしたり、作る人の思い入れを聞きながらメニューを考えたり。最近でこそ地産地消と騒がれていますが、当たり前のことなんですよ。生かし、広め、深める。東京じゃなくても、田舎でもいろんなことができるんです。

Q.7:

最後に。食育講座でも使っていただいていますが、ピピッとコンロを使ってみていかがでしょうか。また、炎についてお聞かせください。

音羽:

photo僕ら料理人は炎で学んできているんですよね。感覚が自分の身体にしみついているんです。炎を見ながら、炎と相談しながら、炎を感じながら、調理しています。目に見えたり、肌で感じられるからこそ、はかりやすく、読みやすく、しっくりいく。炎が一番、自分のベースになっているってことかな。特にこのピピッとコンロは熱のボリュームがあって、温度帯も細かく設定されているので、デリケートな調節がしやすい。的確に調理を進めやすいんです。あと、立ったまま調理するのが基本なので、ゴトクが丈夫だったり、重い鍋をしっかり支えてくれるのは使いやすいです。そして何より、うっかりつけっぱなしにしてしまっても自動的に消えてくれるので、安心で便利ですね。セキュリティがしっかりしているということは、安全に配慮されているということ。これって大切なことなんです。子供たちの講習会でも、いつも思いますね。


前のページへ