著名人の方からのコメント

Vol.33 炎は、料理のあたたかさを伝えるものです。
ピピッとコンロの便利な機能を活用できるようになると、今までどんなに無駄があったか気づきます。

Q.5:

若くして、とてもたくさんの経験を積まれていらっしゃるのですね。その経験の中から、家庭でも美味しく料理を作るコツを教えていただけますでしょうか。

下村:

photoたとえば和食の煮物一つをとっても、いろんな煮方があります。ブリのアラ煮などは弱火で煮て、よく味をしみ込ませてから食べた方が美味しいと言いますが、その場で作って食べた方が実は美味しいんです。じっくり煮込むのではなく、思い切って強火で煮詰めた方がいい。その後、タレをからめながら食べると十分美味しいんです。火加減によってとろみや味のしょっぱさは変わります。同じレシピでも、火加減が重要ですから、意外にブリの煮物は弱火でじっくり煮るより強火で一気に仕上げた方が美味しい。タレで調節すればいいんです。

Q.6:

火加減が大切と言うことですね。今回、ピピッとコンロを使ってみられて、いかがでしたか?

下村:

火がないと、料理って作れませんよね。ピピッとコンロはキッチンランドで使いましたが、こんな機能まで付いているの?とびっくりしました。たくさん機能があって、忘れてしまいそうになるくらい(笑)。でもタイマー機能など、土鍋でごはんを炊いたりする時にそのまま火にかけておいても、指定の時間になると自動で火が消えるので便利です。それと、火力が強いのもいいですね。一般家庭のガスコンロで料理人が作ると、火力が弱いなって感じることが多いんです。でも、ピピッとコンロは火力があるので、チャーハンなど作る時にとてもいいですね。便利な機能がたくさんあるので、活用できるようになると、自分が今までどんなに無駄なことをしていたか気づくと思います。料理が楽しく早くできるし、失敗も減ります。あとは、掃除がしやすくなりました。いつもきれいに保つことができて、従来のものと全然違います!

Q.7:

最後に、これからの目標などお聞かせください。

下村:

photo別館は若い子に譲りたいと思っているんです。料理人って、普通にやっていたら、給料が安くてなかなか生活が難しいんですよ。やる気があるのならやってみろ!と任せることにしました。でも、私のところではみんな働きたがらないんですよ。休みがなくなって家庭崩壊になるからって(笑)。でもみんな遊びに来てくれます。自分はこれからも、調理場にずっと立っていたいですね。料理人ですからね、作っていないと感覚も忘れてしまう。できることをやりつつ、一生調理場に立っていたいです。そうそう、実は今度はラーメンをやりたくて(笑)。既に1人修行に行かせているんですよ。ラーメン屋さんには大きな声では言えませんが、和食の料理人が真剣に研究してスープを作ると、すごくいいものができると思っているんです。お客さんの意見や需要もわかるし、出汁についても詳しいし。でも実は今、どうしても越えられない料理があるんですよ。昔、母が作ってくれたから揚げ。あれだけはどうやっても越えられない(笑)。いや、一生頭も上がらないし、越えられないんでしょうね。若い人にも、昔話を笑って話せるような生き方をしてほしいと思います。


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