著名人の方からのコメント

Vol.35 炎という字は、人と人とが支え合っています。
昔から人間は炎と共にあり、密接な関係があります。

Q.4:

今回は、100年後も伝えたいレシピを教えていただきましたが、家庭で美味しく作るコツなど教えていただけますか。

林:

レストランではよく、どこどこ産の〜という食材にこだわりますが、うちは食材に特にこだわっていないんです。その時々の良い食材を一番生かせるよう調味料を合わせているんですよ。家庭では良い食材を手に入れなくても、ちょっとしたコツで身近な食材を美味しくできます。たとえばチキンライス。ケチャップを使うと思いますが、冷蔵庫から出して冷たいまますぐ使わないこと。べちゃべちゃになってしまいますからね。できたらフライパンの中でチャーハンをドーナツ状にして、その中にケチャップを入れ、温めてから混ぜてほしいんです。熱いものと冷たいものを混ぜないようにと言うことです。合わせ調味料も、混ぜて鍋に入れたまま置いておき、もう一つの鍋で食材を油茹でにしてから、温かいまま合わせるといいですよ。油茹ですることで、食材が油でコーティングされて茹であがるので、カロリーも低くなります。

Q.5:

ピピッとコンロも使いこなしていただいていますが、使い心地はいかがでしょうか。

林:

photoよく中華料理は火力が必要と言われますが、あれはお店だと大人数の料理を大量に仕上げるので火力が必要ということなんです。家庭であればピピッとコンロのように、通常の炎で十分ですね。最近のコンロは安全性が高くなり、油など高温になると勝手に火が止まったりしますよね。ピピッとコンロの場合、スイッチを長押しするとその機能を制御できるので、高火力が保てて便利です。あと、年配の方にも使いやすいと思いますよ。ピピッとコンロの「+do」は、側面ではなく上面にスイッチがあるので、表示が見やすいんです。またゴトクがフラットなので、重い鍋やフライパンを隣のゴトクにスライドするのも楽チン。操作性が格段に良くなっています。

Q.6:

最後に、メッセージや想いをお聞かせください。

林:

昔父から、炎という字は人が手を上げて2人立っているんだよ、と教えてもらいました。昔から人間は炎と共にあり、密接な関係にあります。人と人、お客様とのつなぎ役でもあるんです。100年後も炎はあると思いますし、人との付き合いも続いていきます。実際ここに店を構えてからは、周りにたくさんのお寺があり、住職との付き合いもできました。それからというもの、僕自身も怒らなくなったんですよ。許す気持ち、感謝する気持ちを自然に学べました。お客さまはみなさんそれぞれ、税金を払ったりしてその残りの中で食べに来てくださるんです。それを考えると、気持ち良く帰っていただきたいとつくづく思います。ここ、駅から歩いたら40分もかかるんですよね。よくぞここまで来てくださった、と感謝の気持ちでいっぱいです。味だけではなく楽しさや雰囲気などの非日常が、日常を元気にしてくれるものなので、鎌倉のこの場所自体が、非日常を提供できるのではないでしょうか。疲れたから癒されに行きたいと思ってもらえるよう、何年経ってもこの鎌倉で続けていきたいと思います。


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