著名人の方からのコメント

Vol.40 炎とは、味の決め手です。
火加減次第で料理の味は変わります。

Q.4:

ところで、ご自宅でもピピッとコンロをお使いいただいているとか。

井上:

はい、そうなんです。最初のころは面白くて、いろいろ試してみました。ダッチオーブンもついていたので、ローストビーフやローストチキンも作ってみましたよ。蓋をして入れると、肉汁が出てくるんですね。レストランでの調理ではあまりやらないことですが、自宅だとローストチキンと付け合わせのジャガイモを一緒に調理すると、肉汁がジャガイモにしみて美味しくなるんです。忙しいときには簡単にできていいですよね。あと一番のお気に入りは、厚めのトーストをグリルで焼くこと。外はパリッと中はもっちり焼けるんですよ!今のコンロは進化しているので、グリルの魚を焼いた匂いもまったく気にならないし、それ以後はトースターを使わなくなりました。あと、干物や切り身がきれいに焼けるので、奥さんが焼く魚が焦げなくなりましたね(笑)!

Q.5:

家庭でピピッとコンロを使いこなすコツはありますか。

井上:

photo火加減次第で料理の味は変わります。焼くのもそうですが、煮るのもソースを作るのも、火加減ができて初めて上手くできるんです。調理人も同じく、火加減ができて初めて焼き場に立てるんですね。まずは「火と友達になれ」と先輩にも教わりました。その点、ピピッとコンロは火加減も調整が簡単で、家庭で使っても失敗しないです。そしてもう一つのコツは、何より楽しんで作ること。それって人に伝わるものなんですよ。料理教室でオムライスを作るときも、皆さんすごく楽しそうに作っていらっしゃるんです。プロがオムライスを作るとき、常に素早く手を動かすんですが、その点、ピピッとコンロだと温度設定ができるので均一に火が入り、簡単に焦げずにきれいなオムライスに仕上がります。万が一忘れていても、火が消えてくれるのも安心ですしね。手をかけて作る方が家庭でも美味しくできますよ。プロと家庭の違いは、ほんの少しのコツなんです。その少しのコツがわかれば、美味しくできると思います。

Q.6:

最後に、今後の展望をお聞かせください。

井上:

何よりもたくさんのお客さまにご来店いただき、料理を楽しんでもらいたいです。召し上がった後、笑顔で帰ってもらうのが料理人にとっては一番うれしい。そして、リピーターを増やしたいですね。資生堂パーラーというと、敷居が高い、堅苦しいというイメージをお持ちの方も多いですが、それを払拭していきたいです。そのために、期間限定メニューを毎月変えるなど、新たな試みにチャレンジしています。このメニューを考えながらテストする時が一番楽しいかな(笑)。その期間限定メニューで、入り口を低くしていきたいとも思っています。今は白い卵や烏骨鶏のメニューですが、名古屋コーチンのメニューも考えているので、楽しみにしていてください!


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