著名人の方からのコメント

Vol.42 炎とは、おいしい料理を作るもとです。
火を選ぶポイントは、目で見える火を使うこと。

Q.5:

タカコさんにとって、炎とはどんなものでしょうか。

タカコ:

とにかく料理をするときには火が大切ですね。教室でお話するとき、火を選ぶポイントは目で見える火を使うことです、とお伝えしています。かまどや囲炉裏、炭火とか。意外に都心のキッチンスタジオって、綺麗なんですがガスが少ないんですよね。
目に見える火を使うと、料理の味が違うんです。科学的に証明されているわけではないのですが、リアルな炎は加熱のメカニズムが違うので、味も変わるそうですよ。体にもいいし、実は目で見えるから安全性も高い。炊飯器も直火炊きにこだわって開発されるくらいですものね。
炭火を活用する本も書いているくらい、炭火が好きなんです。「炭焼きに病人なし」っていうことわざがあるでしょう?遠赤外線を浴びることが人間の身体にとって良いんです。吹きガラスや刀を作る人も健康な人が多いと聞きます。非科学的でなぜだろうって思いますが、経験上、みんな知っていることでもあるんです。修験僧が炎の前で拝んだり、老舗の焼き麩職人さんは絶対炎で焼くとか。直火はやっぱり大切だし、なにより美味しく仕上がるんですよね。

Q.6:

ピピッとコンロもお使いいただいていますが、いかがですか。

タカコ:

実は自宅でも使っているんです。デザインも良く使いやすいですよね!プロにも人気です。ガスが3口あるのが、またいい。ガスは3口同時に使ってもそれぞれマックスのパワーが使えるというのも魅力です。
グリルも好きです。もともとダッチオーブンの良さを知っていたんですが、これがついているところが特に好きなんです!グリルも魚焼き程度のものが多い中、ダッチオーブン機能があるんですよ。別で設置したオーブンは使わずに、グリルで済んでしまう。余分な家電がいらなくなったし、唯一オーブントースターを使っていたパンも調理プレートを使えばグリルで焼けるので、逆にこちらの方が早くて美味しいことに気づきました。
火を使うからって、危ないとは思わないです。逆に炎が見えないと危ないですね。

Q.7:

家庭で料理を美味しく作るコツはありますか。

タカコ:

photo今の一般的な料理は火が強すぎるんです。生活のサイクル自体が速くなっているんでしょうね。強火で素早く作って、早く食べて寝たいですもんね。生徒さんも、鍋底から炎がはみ出すくらい大きくなさるんですが、ゆっくりコトコト煮ることで、もっと美味しくできるんです。ホールフード教室では、ちょっとしたコツをお伝えしているんです。別売りが多いんですが、鍋はフタが絶対に必要ですよ。フライパンは特に!ですね。短時間でふっくら、素材を美味しくしてくれます。いろんな料理に言えることなんですが、たとえば、牡蠣って炒めると縮みますよね?フタ付きだとふっくら仕上がりますよ。フタさえあれば、焼き縮みもないんです。その際、なんでも良いわけではなく、きっちり閉まるものを選んだくださいね。

Q.8:

最後に、今後の抱負をお聞かせください。

タカコ:

料理をする人をふやしたい、というのがずっとやっていきたい活動の一つです。50℃洗いや無水調理など、面倒でなくてわかりやすく、誰でもできて楽しいホールフードクッキングを伝えたい。毎日自分で作るということが、健康や美容に最短なんです。毎日の食卓づくりがすごく大切なんですよ。それをみんなに伝えていきたい。毎日のシンプルな食事の中にこそ、大切なものがあることを知ってほしいです。


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