著名人の方からのコメント

Vol.47 炎とは、おいしさを伝えるかくし味です。
子供たちの食への興味をどうするかで、飲食産業の将来が決まるんです。

Q.5:

家庭で料理をおいしく作るコツはありますか。

神保:

photoそうですね、火力の調節でしょうか。弱火、中火、強火をどれだけ使い分けられるかですかね。たとえば、玉ねぎは弱火でじっくり炒める、肉なら強火で焦げ目を付ける。肉を弱火で延々と加熱すると美味しくないですが、表面のみ香ばしく焼き上げ中身は旨みを残すことが強火だとできます。どれだけ使い分けられるかがポイントですね。
イタリアンはシンプルで素材を大切にします。野菜を火にかけると水が出ますが、野菜のジュース、旨みが出てしまっているんです。先に強火でフライパンを温めておくと良いですね。じゃないと、煮るになってしまいますから。どれだけ理解するか、素材にどういう風に火を通すかを考えることが大切です。ゴトクの大きさに合ったフライパンや鍋をそろえることで、効率的かつ短時間に調理することができますよ。

Q.6:

ピピッとコンロを使ってみていかがでしたか。

神保:

グリルがいいですね。炎のマークがあるので、強火、弱火がわかりやすい。ワイドグリルで幅が広めになっているのもいい。魚や肉、野菜はもちろん、グラタンもできますよ。ダッチオーブンも使えて便利ですよね。
それと火力が安定して均一に出てくれるところ、料理に火加減は大事で、安定的な火加減はもっと大事。ピピッとコンロは火加減の調節だけじゃなく手元での操作がとてもしやすい。タイマーや温度調節がついているし、僕たち料理人が欲しい機能が付いているから、家庭でも本格的な料理が出来ると感じました。
それから、掃除がしやすい。ゴトクが軽くて洗うのが楽なのも気に入ってます。
ガスオーブンも良く使いますが、素材の香ばしさがそのまま生きておいしく仕上がります。

Q.7:

今後の抱負をお聞かせください。

神保:

レストランで美味しいものを提供するのはもちろん、食で地域を活性化できればいいなと思います。地域でのイベントを開催したり、食育でも応援したい。毎年期間限定で地元の日立市でレストランを開いているんです。市や県外の人に食べてもらって、その地域の食材の美味しさを知ってもらいたいんですよ。また、僕は経営者としてスタッフたちの生活も背負っていますから、お店も今後2店舗、3店舗と増やして、起点となる地域にフラッグショップを置ければいいですね。
そして、食は大事だということも伝えたいです。料理をするということは、素材を知るということ。サプリメントより美味しい食べ物を食べた方が体にも心にも健康。田植えなど、育てるところから調理するところまで、食育を通し子供たちにも教えています。悪い虫ばかりじゃなくて良い虫もいるんだよっていうこととか。子供たちの食への興味をどうするかで、飲食産業の将来が決まるんです。僕が実体験しているんですから(笑)。今考えると父から常に食育されていた。長い投資ですよね。

Q.8:

お父様の投資は、当たったと思われますか。

神保:

オヤジの投資は当たったね(笑)。
実は、教師になりたいと思ったきっかけが、中学の頃の熱血先生だったんです。とても愛情を持って人に接してくれる方でした。でもその先生、定年を前に退職して、教師をやめていらっしゃって・・・熱血が通らない時代になってきた、他人の目を気にしなければならない時代になったからと寂しそうでした。その方がなんと料理人になられたんですよ!なんだかよくうちの店に食べに来てくれるなと思っていたら、うちで研修したいって。今では茨城にイタリアンの店を開いて、すごく生き生きとしていらっしゃいます。初心は忘れてはいけない。いくつになっても楽しむことが大切です。そして、お客さまやスタッフ、支えてくれる人がいる。そこに感謝の気持ちがないとね。


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