
昔から、食べ物は「よく噛んで」食べるようにいわれますね。よく噛むと、食べすぎを防ぐ、消化を助ける、歯並びが悪くなるのを防ぐ、唾液により歯が丈夫になる、脳の機能を活性化する、などの効果が期待できます。
しかし今、噛まない子、噛めない子が増えています。それは、やわらかい食べ物が手に入りやすい、塾やおけいこで忙しい、家族そろって食べられないといった社会的影響が大きいのです。小学生のお子さんが食べ物をしっかり噛んで食べるには、食べ物の味をじっくり味わいながら食べられるような「環境づくり」が大切です。環境づくりのポイントには、次のようなことが挙げられます。
1.食事とおやつの時間
適度に空腹になるよう食事時間を設定し、規則正しい習慣を身につけましょう。
2.食事時間の確保
食事の時間として約30分程度とれるようにしましょう。
3.子どもや家族の様子
できるだけ家族そろって、楽しい話題や雰囲気を心がけ、家族もゆっくりよく噛んで食べましょう。また、子どもがどのようなときに丸のみしているか、注意して見てみましょう。お腹が空きすぎたり、食べる意欲が強すぎるたり、あるいは食べ物が固すぎても、柔らすぎても丸のみしがちです。
4.メニューや調理方法の工夫
和食を中心に、きんぴらごぼうや温野菜、スティック野菜、玄米など、丸のみできない固めのメニューも取り入れましょう。切り方やゆで方を工夫し、大きさや固さを子どもの咀嚼の発達に合わせましょう。
噛む機能や能力は、学習や経験によって習慣化し、身についていくものです。子どもの食事環境を整え、心と身体の健やかな成長によい影響を与えたいものですね。
参考文献:日本栄養士会編 健康増進のしおり「子どもによく噛む習慣を」ほか
●食べない子ども
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/chie/564.html
●「よく噛むこと」の効用と調理の工夫
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/note/156.html
●キッズ イン ザ キッチン料理教室のご案内
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku/shokuiku/school.html