
便がゆるくなっていても、嘔吐など他に症状もなく、機嫌がよく、食欲があるのならば、離乳食をいつもと同じように与えてかまいません。心配であれば、量を少し控えたり、ワンステップもどして様子を見てみるのもよいでしょう。
便がゆるくなったり下痢になる主な原因は、風邪や胃腸炎などによるウイルス感染です。また食中毒でも下痢は起きます。離乳食の時期は、食べ物の摂り方にも強く影響を受けます。離乳食のステップを早く進めすぎたとき、食べ慣れない食材を食べたとき、飲みすぎや食べすぎのほか、油っこい食事を取りすぎたときに、便がゆるくなったり、下痢になることがあります。心当たりはありますか。また、普段と比べていかがでしょうか。
心配な下痢か、様子をみてもよい下痢かの鍵は「ご機嫌」です。あやすと笑う、好みのおもちゃで遊ぶ、手足をバタバタさせるなど、いつもと同じように元気ならば、便がゆるくなっても、下痢していても、まず心配はありません。下痢で一番気をつけたいのは、脱水症状です。水分補給は十分に。下痢のときの食事は「便の硬さと相談」といわれています。水のような便がでているときには重湯(おもゆ)やスープなど水分だけ。ゆるい便のときには柔らかいおかゆなどを、便がかたまってきたら食事も同じくらいの硬さにあわせます。しばらくの間、油脂類や食物繊維の多い食品、食べ慣れない食品、柑橘系の果汁、冷たいものなどは控えましょう。
また、便がゆるくなったり回数が多くなると、おむつかぶれになりやすいので、おむつをこまめに替えたり、座浴やシャワーでお尻ケアも心がけたいものです。
今後、便の回数が増えたり、水っぽい便になったり、不機嫌で食欲も落ちてきたら受診をしてください。発熱や嘔吐など他の症状もあれば、早めに受診するほうがよいでしょう。
以下に、下痢のときのメニュー例をまとめましたので、ご参考になさってください。
<メニューの例>
●にんじんがゆ
やわらかく煮たおかゆ(50g〜80g)に、すりおろしたにんじん(10g)を加えてサッと煮る。
●カブと豆腐の味噌汁
すりおろしたカブ(10g)と小さく切った豆腐(30g)をだし汁で煮て、みそ少量で調味する。
8ヵ月児にとって栄養バランスがよく、やわらかく煮た主食を中心とし、消化しやすい野菜を使ったメニューです。にんじんに含まれるペクチンには、便性を硬くする働きがあります。大人の食事から取り分けると簡単に作れます。
参考文献:医歯薬出版「お母さんに伝えたい子どもの病気ホームケアガイド」
世界文化社「赤ちゃんのSOSがわかる!小児科へ行く前と行った後に読む本」
小学館「子ども医学館」
●胃腸にやさしい食事
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/note/525.html
●家庭でできる食中毒予防
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/note/496.html
●ガスのパワーで雑菌も撃退!ママの気持ちに余裕がうまれる「ガス衣類乾燥機」
http://home.tokyo-gas.co.jp/living/other/kanta/merit/index.html