緑茶、ウーロン茶、紅茶はすべて同じお茶の葉から作られると聞きましたが、本当ですか。
これらのお茶は、いずれも同じツバキ科ツバキ属の茶の葉から作られます。加工方法、特に発酵具合の違いで緑茶、ウーロン茶、紅茶となります。発酵とは、本来、味噌や醤油のように微生物を利用して食品を加工することですが、お茶の場合は、葉が空気に触れて酸化することをいいます。発酵に大きな影響を与えるのが、茶葉に含まれるタンニン(緑色色素)とテアフラビン類(赤色色素)です。発酵とともに前者が減り、後者が増えます。
摘みたての葉を発酵させずにそのまま加工したものが、緑茶です。色はきれいなグリーンで、不発酵茶と呼ばれます。つぎに、摘んだ葉を少ししおらせ(発酵)、加工すると、淡い黄色から琥珀色のウーロン茶となります。こちらは半発酵茶と呼ばれます。そして、ウーロン茶をさらに発酵させ、深い紅色になったものが紅茶で、発酵茶と呼ばれます。
これらのお茶をおいしく淹れるコツは、お湯の温度にあります。緑茶で、渋みが必要な煎茶は60〜70℃のお湯で、甘みを味わう玉露は50℃前後のお湯で淹れます。ウーロン茶は、95℃以上のお湯で香り高い風味が出ます。紅茶は沸騰したお湯を注ぐと、鮮やかな色と香りをしっかり引き出します。同じお茶の葉から、姿も楽しみ方も違うお茶が生まれたのは興味深いですね。
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