
しょうがに含まれる辛味成分は、新陳代謝を活発にして体を温めたり、胃液の分泌を促し消化吸収を助ける働きがあります。しょうがは、冬の寒い時期に注目されることが多い食材ですが、冷房による体の冷えが気になる夏にも積極的に摂りたいものです。
しょうがの入った飲み物を作るとき、普通“おろし汁”を使います。おろし汁は、紅茶に入れると「ジンジャーティー」、炭酸水やレモン汁、はちみつと合わせて「ジンジャーエール」、お湯やほうじ茶で割れば「しょうが茶」など、いろいろな味にアレンジできます。
けれども、しょうがの入った飲み物を気軽に楽しむには、しょうがシロップを作り置きすると便利です。作り方は簡単で、作ったその日から使えます。それに、おろし汁で作った時のようなツンと鼻につく強い刺激がなく、美味しく頂けます。なによりも、冷蔵庫で保存できるので、しょうがを無駄なく使うことができます。
このシロップは、3〜5倍の炭酸水で割るとピリッと辛い「ジンジャーエール」になります。他にも、アイスティーのシロップとして使ったり、葛粉と水を加熱して「しょうがくず湯」にアレンジしたりすることもできます。
一方、シロップに漬けた薄切りしょうがは、そのまま鶏レバーのしょうが煮など、しょうがを使った甘辛い味付けの料理に使えます。また、半乾燥してグラニュー糖をまぶしたり、チョコレートでコーティングすれば「ジンジャーチョコ」にもなります。細かく刻んで焼き菓子の生地に混ぜるのもよいでしょう。
新しょうがは辛味が穏やかで、老成しょうがは辛味が強いシロップになります。シロップの色は通常あめ色になりますが、新しょうがを使った場合は、レモン汁を加えるとほんのり淡いピンク色に染まりきれいです。どうぞお好みに合わせてお試しください。
参考文献:参考文献:「食の医学館」小学館 ほか
「スパイス・ハーブ館」小学館
●かき氷のシロップを手作りしたい
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/note/261.html