
「豚トロ」は、豚のネック(首)の部位を使っています。「豚トロ」、または「Pトロ(ピートロ)」(Pork:ポークの頭文字より)と呼ばれますが、これらは正式な部位名ではありません。料理名、いわば商品名です。マグロの脂肪が多い腹部分を「トロ」と言いますが、トロのように脂肪が多く、美味しいことから、「豚トロ」の名が付いたのでしょう。
もともと、ネックの部位は、脂身が多く硬い赤身のため、主にひき肉に加工されていました。しかし、最近は、脂身の美味しさと食感が好まれ、スーパーなどで、スライスした生肉や、「豚トロ」と名がついたハム、焼き豚などの加工品も出回るようになりました。
家庭でおすすめの調理法は、やはりグリルや網焼きや焼き肉です。塩とコショウで味付けし、レモンを絞って、さっぱりいただきます。ぐっと脂身の美味しさが引き立ちます。ゆずコショウやわさび醤油、おろしポン酢なども、よく合います。また、ベーコンのように、炒めものやチャーハン、パスタなどに加えれば、料理にコクがでます。その際は、調理油を控えて調理するとよいでしょう。
美味しい脂身と噛みごたえのある「豚トロ」は、安くて美味しく、料理の幅を広げますね。
参考文献:「素材de料理」学研 他
●焼き肉の名称
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/shokuzai/295.html