
アボカドが「森のバター」と呼ばれるのは、果物にしては脂肪分が非常に多いためで、重量の20%近くを脂肪が占めます。アボカドに含まれる脂肪の80%は不飽和脂肪酸(植物油・魚油に含まれる油)で、なかでもオレイン酸が多いのが特徴です。オレイン酸は、血中コレステロールを減らしたり、胃酸の分泌を調整したりする働きがあり、生活習慣病やがんの抑制に効果があるといわれています。ただし、カロリーは100g当たり187kcalあり、ハーフカット(半分にして種を除いたもの)でも約140kcalとなります。やはり、食べ過ぎると肥満の原因になるでしょう。
アボカドの栄養成分ですが、脂質の他にもビタミンE、カリウム、食物繊維などを豊富に含み、大変栄養価の高い食品です。
ビタミンEは酸化による細胞の老化を防ぎ、動脈硬化を予防する働きがあります。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出して血圧を下げ、食物繊維は便秘解消に効果的です。特にカリウムは調理による損失が大きい栄養素なので、生で食べられるアボガドはカリウムを摂取するのに効率の良い食品です。
このように、アボガドは健康・美容効果が期待できるといわれている食品です。サラダやディップソースなど、味付け次第で和洋折衷、手軽に楽しむことができます。適量を上手に召し上がるとよいですね。
参考文献:「食の医学館」小学館 他
●いろいろな植物油の特徴・違い
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/note/400.html