
世代を問わず同じ献立でテーブルを囲みたいとのこと、思いやりあるお心遣いですね。
“思い出の食事”調査では、“家族で食べた寿司”が一番に選ばれています。そこで春らしい“ちらし寿司”はいかがでしょう。調理にあたっては、ご高齢の方やお子さまに考慮して、彩り・食べやすさ・味に配慮します。
彩りには、食欲を増進させ、消化を助けるオレンジ色・黄色・緑色を使いましょう。これらの色を寿司飯の上に具材を使って演出します。オレンジ色は紅鮭で鮮やかさが、黄色は卵でやわらかさが、緑色はきゅうりでみずみずしさが広がります。
食べやすさとしては、調理の時、次のことに気をつけましょう。鮭は焼いてほぐしてください。焼く時はガスコンロのグリルをあらかじめ2分ほど加熱し、温めておきます。予備過熱で焼き時間を短縮でき、魚をふっくら軟らかく焼き上げることができます。卵はいり卵にします。割りほぐした卵液に出汁か牛乳を少し入れておきますと、こちらも軟らかく仕上がります。きゅうりは薄切りか細切りにします。食べる時にご飯と混ざりやすくするために、さっと茹で、冷水に取り、絞ってから使ってください。
また味は、酢飯の酸味を和らげましょう。人参やしいたけなどの具をあらかじめ煮ておき、合わせ酢、米と一緒に炊き込みます。炊き込むことで、ご飯にうまみや風味がつく上、酸味が和らぎます。
高齢者の人気メニューに関するアンケート結果は、1位が“えびフライ”、2位が“けんちん汁”、3位が“カレーライス”です。好きな献立は、祖父母・親・子ども・孫と、世代を問わず同じですね。
1位と2位のえびフライとけんちん汁を、ホームパーティーのメニューに加えてはいかがでしょう。家族揃ってテーブルを囲むお祝い会は、皆さんの輝く思い出になりますね。
参考文献:「デイサービスで人気の介護食83」吉田美和子著 講談社 他
●グリルを賢く使うアイデア
http://home.tokyo-gas.co.jp/living/kitchen/conro/merit/grill.html
●赤飯の炊き方いろいろ
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/chie/321.html