
日本には、「桃の節句」「端午の節句」「重陽の節句」さらに、「お正月」と「七夕」を加えて、5つの節句があります。「重陽の節句」は少しなじみが薄いので、何をすればいいのか気になりますね。
まず、「節句」の意味をご紹介いたします。大きく分けると次の3つです。
“季節に採れる作物を神様に奉げ、豊作に感謝すること”
“季節の植物の強い生命力や匂いによって、邪気を払うこと”
“成長や不老長寿を願い、旬の食べものをいただくこと”
次に「重陽の節句」の意味について紐解いてみます。「重陽の節句」9月9日頃は、菊が咲く季節です。菊の花は、中国で古くから不老長寿の薬とされていました。やがて日本に伝わり、菊の咲く季節に「菊酒」で、健康を願うようになりました。色鮮やかに咲く菊の花の“生命力を感じ”、清々しい香りで“邪気を払い”、自分の・家族の“健康を願い・祝う”。重陽の節句にはそのような意味があるようです。
この日は、「菊酒」をいただきます。菊酒は、菊の花を漬け込んだお酒のことです。ほかに決まって食べるものはないようですが、地方によっては栗ご飯をいただきます。
旬の食べ物は、自然のリズムに沿って作られており、味や栄養分も優れているようです。秋に重陽の節句を祝えば、風邪知らずの冬が迎えられることでしょう。
参考文献:「たべもの語源辞典」東京堂出版 他
●庭の観賞用菊も食べられる?
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/chie/187.html