
7月〜8月に採れるものを「夏みょうが」、9月〜10月に採れるものを「秋みょうが」、といいます。夏から秋に食べられるみょうがには、独特の香りと味わいがありますね。日本全国で自生していますが、野菜として栽培している国は、ほとんどないようです。日本の味といえるかもしれません。
効用としては、辛味成分に夏バテや風邪予防の効果があります。また香り成分には、眠気を覚ます、発汗を促す、呼吸や血液の循環を良くするという効用の他、消化を促進するなどの働きもあるといわれています。
お料理としては、薬味としていただくのが一般的ですが、生でたくさん食べると、少し刺激が強いかもしれません。天ぷら、卵とじ、炒め物、汁物など火を通していただくメニューはいかがでしょう。生とはひと味違った味が楽しめると思います。保存食として漬け物や佃煮もお勧めです。
確かに「物忘れをする」という説もありますね。「みょうが」は漢字で「茗荷」と書きます。その昔、お釈迦さまの弟子に、誠実な努力家ですが物覚えが悪く、自分の名前も忘れてしまうため、いつも首に名札をぶら下げていた人がいたそうです。後に彼のお墓から見知らぬ草が生えてきました。生前、彼が自分の名前を荷物のようにぶら下げて修行していたことにちなんで、その草を「茗荷」と名づけたということです。この話から茗荷を食べると物忘れをすると伝えられていますが、医学的、栄養学的な根拠はないようです。
たくさん食べても物忘れをすることはありません。安心していろいろなお料理を楽しんでください。
参考文献:「食のことわざ歳時記」平野雅章
●香味野菜の保存
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/qas/679_s_c.html
●梅酢の活用法
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/chie/509.html