
うなぎの蒲焼きは、関東と関西でうなぎを開く方法から違います。関東は“背開き”、関西は“腹開き”にします。 これは、武家社会の江戸では「腹を裂くと切腹を連想して縁起が悪い」と背中から開き、商人の町大阪では「腹を割って話せるように」と腹開きにしたからだと言われています。 さらに串のさし方、焼き方、タレのつけ方もそれぞれ違うので、味にもかなり違いがあります。
●蒲焼きの調理法の違い
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関 東 |
関 西 |
| 開き方 |
背開き |
腹開き |
| 串のさし方 |
割いたうなぎの頭を落とし
半分に切って竹串を打つ |
頭をつけたまま丸ごと金串を打つ |
| 焼き方 |
皮の方から素焼きした後せいろで蒸す
タレをつけて本焼き |
身の方から素焼きした後タレをつけて本焼き
焼き上がってから頭を落とす |
| タレのつけ方 |
タレの中にうなぎをつけ込む |
ひしゃくでタレをかける |
| 味 |
蒸して脂を落とすので、柔かく淡白な味 |
脂がのって濃厚 |
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*スーパーマーケットなどで売られている蒲焼きには、東西の違いが厳密でないこともあります。
関東では、ご飯の上に蒲焼きをのせた「うな重」や「うな丼」が一般的ですが、関西には「まむし」という、ご飯の間にも蒲焼きを挟んだメニューがあります。ご飯の間で蒸されたうなぎはしっとりとして、関東で食べるうなぎとはまた違った美味しさがあります。