エアコンがうるさい原因は? 考えられる理由と対処法を解説

エアコンがうるさい原因は?考えられる理由と対処法を解説

「エアコンの音がうるさい」「気になって夜もぐっすり眠れない」とお悩みではありませんか。稼働中に一定の音がするのは正常ですが、明らかに大きい場合は何らかの不調が起きている可能性があります。この記事では、エアコンがうるさく感じられる主な理由や考えられる原因、自分で試せる改善方法について解説します。自分で対処できるケースもあるため、まずは落ち着いて状況を確認していきましょう。

最終更新日:2025年12月12日公開日:2025年12月05日

目 次

この記事で分かること

  • エアコンがうるさい理由が分かる!
  • 音がうるさい理由の調べ方が分かる!
  • 自分でできる対処法が分かる!

エアコンがうるさいと感じる原因

エアコンがうるさく感じる原因として、内部の部品が動作する際に生じる音や、汚れ・経年劣化などが影響している場合があります。また「どこで音が発生しているか」によって対処法は異なります。

ここでは、エアコンがうるさいと感じる理由について、以下の3つに分けて解説するので確認していきましょう。

エアコンがうるさいと感じる理由

  • ファンやコンプレッサーによる動作音
  • 熱交換器の汚れによる風切り音
  • 室外機内部の劣化やバランスのズレ

ファンやコンプレッサーによる動作音

エアコンはコンプレッサーによって冷媒ガスを圧縮し、空気を暖めます。そのため、運転中に「ブーン」という低い音が聞こえることがあります。この音は多くの場合、故障ではなく圧縮時の振動によるものです。

ファンやコンプレッサーから出る振動は本体や設置場所へ伝わり、共鳴して音が大きく感じられます。気になる場合は、防振ゴムを設置するなど振動を抑える工夫をすると音が軽減できることもあります。

熱交換器の汚れによる風切り音

室外機の裏側には熱交換器があり、空気の流れを使って熱を逃がしています。しかし、ここにホコリや汚れがたまると風の通り道が狭くなり、「ヒューヒュー」といった風切り音が発生します。特にベランダに設置している場合、洗濯物の繊維や花粉が付着しやすいため注意が必要です。

汚れが目視できる場合でも、無理に自分で分解して掃除しようとすると故障につながる可能性があります。異音が気になるときは、業者に依頼して室外機クリーニングを行うことをおすすめします。

室外機内部の劣化やバランスのズレ

エアコンの室外機内部では、ファンモーターやコンプレッサーなどの部品が常に動いています。これらの部品が経年劣化したり、取り付け位置のバランスがずれたりすると、「ブーン」という低い振動音が出ます。

数年以上使用している機種では、部品のゆるみや摩耗によって音が大きくなる傾向です。さらに、ファンのバランスが崩れると共振が起き、壁や床を通して振動が伝わることもあります。異音が続く場合は、早めに点検を依頼することで、騒音の悪化や故障を防ぎやすくなるでしょう。

エアコンがうるさいときの原因の調べ方

エアコンと女性の画像

エアコンから大きな音が発生しているときは以下の方法で原因を調べられます

  • 音が発生している場所を調べる
  • 音の種類を確認する
  • 使用年数や設置状況を確認する

音が発生している場所を調べる

エアコンから異音がするときは、まず音が「室内機」からなのか「室外機」からなのかを見極めることが大切です。場所が分かると原因の絞り込みもしやすくなります。

特に室外機が原因のときは、運転中に近づいて音の種類や大きさを耳で確かめてみましょう。夜間など周囲が静かな時間帯に聞くと、普段は気づかない微妙な異音も発見しやすくなります。

安全のため、確認時は手を触れず距離をとって観察してください。

音の種類を確認する

次に、異音の「種類」を確かめます。どんな聞こえ方かで、正常な動作音なのか、異常のサインなのかが分かります。

例えば、「カタカタ」「ガタガタ」という音がする場合は、フロントパネルやエアフィルターの取り付けが不十分な可能性があります。また、「キュルキュル」や「カラカラ」といった音は、フィルターや内部の汚れが原因で起こることが多いです。

音の特徴を把握することで、対処方法を見つけやすくなります。

使用年数や設置状況を確認する

エアコンの使用年数を確認することも、原因特定に役立ちます。一般的に、エアコンの設計寿命は約10年といわれています。設置から10年以上経過している機種では、ファンモーターやコンプレッサーなどの部品が経年劣化している可能性が高いです。

また、設置環境によっても劣化の進行は異なります。最近音が以前より大きくなった、性能が落ちてきたと感じたら、修理だけでなく買い換えも視野に入れると安心です。

エアコンがうるさいときに自分でできる対処法

エアコンがうるさいときに自分でできる対処法を紹介します。

自分でできる対処法

  • エアコンの設定温度を調整する
  • 室外機周辺を掃除する
  • 防振ゴムを敷いて振動を抑える

自分で対処できれば、すぐに改善できる場合があります。どの方法も比較的簡単なので一度試してみましょう。

エアコンの設定温度を調整する

室外機の動作音は、外気温と設定温度の差が大きいほど負担が増し、音が大きくなります。
そのため、設定温度を外の気温に近づけることで、室外機の圧縮作業が軽減され、運転音を抑えられる場合があります。夏場は冷やしすぎず、冬場は暖めすぎないように調整すると効果的です。

快適さを保ちながら設定温度を少し見直すことで、音の改善だけでなく電気代の節約にもつながります。

参考:【エアコンの適切な設定温度】夏も冬も快適・健康に過ごすには?

室外機周辺を掃除する

室外機は屋外に置かれているため、ホコリや枯れ葉がたまりやすく、放置すると風の流れが妨げられて異音が出ることがあります。内部の掃除は専門業者に任せるのが安全ですが、外側や周辺であれば自分でも簡単にお手入れできます。

吹き出し口のホコリをほうきで払い、裏側のフィン部分は古い歯ブラシなどでやさしく掃除すると良いでしょう。定期的に掃除することで、静音性と効率の両方を保てます。

防振ゴムを敷いて振動を抑える

コンプレッサーの動作による振動音が気になる場合は、室外機の下に防振ゴムを設置することで音を軽減できます。ゴムが振動を吸収し、床や壁に伝わる共振を防げます。防振ゴムはホームセンターやWeb通販で手軽に入手でき、設置も比較的簡単です。

ただし、取り付けの際は室外機を傾けたり倒したりしないよう、2人以上で慎重に行いましょう。一人で無理をすると転倒させてしまう恐れがあります。不安なときは業者に依頼するのが無難です。

エアコン業者に依頼が必要なケース

エアコン業者に依頼が必要なケースは以下のとおりです。

  • 異音が続く・悪化する
  • 冷媒ガス漏れが疑われる
  • 内部部品の故障が考えられる

これらは自分で分解修理ができないため、専門の対応が必要になります。ここでは、エアコン業者に依頼が必要なケースについて詳しく説明していきます。

異音が続く・悪化する

エアコンの異音が電源を切っても止まらない、日に日に音が大きくなっているなどの場合は、内部で何らかの異常が進行している可能性があります。無理に自分で分解や修理を行うと、かえって故障を悪化させる恐れがあるため注意が必要です。

早めに専門業者へ点検を依頼し、音の種類や発生タイミングを伝えると、診断と修理がスムーズに進みやすくなります。気になったら放置せず、早めの対応がおすすめです。

冷媒ガス漏れが疑われる

もしエアコンの効きが悪く、同時に「シュー」や「プシュー」といった音が聞こえる場合は、冷媒ガス漏れの可能性があります。冷媒ガスの漏れは、配管の腐食や接続部分の緩みが原因で発生することが多いです。

そのまま放置すると冷却性能の低下だけでなく、コンプレッサーの故障や環境への悪影響にもつながります。ガス漏れの修理には専門的な知識が必要なため、早めに業者へ点検を依頼しましょう。

内部部品の故障が考えられる

「カタカタ」「ブーン」といった音が頻繁に聞こえる場合、コンプレッサーやファンモーターなどの内部部品が故障している可能性があります。内部の異常を放置すると、発熱のリスクやさらなる故障につながる場合があります。

安全のためにも、異音を感じたら運転を停止し、専門の業者に点検と修理を依頼しましょう。

エアコンの寿命と交換の目安

エアコンの寿命は一般的に約10年といわれており、修理や買い換えを判断する目安になります。メーカーでも主要部品の保管期間を約10年としていることが多く、この期間を超えると部品の入手が難しくなり、修理ができないケースも出てきます。

そのため、長期間使っている場合は修理よりも買い換えたほうが負担が少ないケースも少なくありません。最新のエアコンは省エネ性能が大きく向上しており、電気代を抑えやすく、冷暖房の効率も高まります。

今後のランニングコストも踏まえ、総合的に判断して最適なタイミングで交換を行いましょう。

参考:エアコン買い換えの前に! 知っておきたい選び方のポイント

エアコンの交換なら東京ガスがおすすめ

エアコンの交換を検討しているなら、東京ガスのサービスがおすすめです。東京ガスでは、家庭用の壁掛エアコン交換を専門スタッフが対応しており、設置から試運転まで安心して任せることができます。

特に、取り付け費用や出張費が基本工事費に含まれている点が魅力です。追加費用が発生しにくいため、見積もり時の金額と実際の支払いに差が出にくく、安心して依頼できます。

また、東京ガスは長年の実績を持つ大手企業として信頼性も高く、工事後のアフターサポートも充実しています。初めてのエアコン交換でも、品質・費用・サポートの面でも安心できるでしょう。

【東京ガスの機器交換が選ばれる理由】

  • 安心の低価格
  • 分かりやすい価格表記
  • 最短当日注)の見積もり
  • 満足度の高い接客
  • 高品質な工事

注)日曜・祝日、平日17時以降のお問い合わせ、混雑、申し込み内容の不備、その他の事情によって、当日中の見積もり提示ができない場合がございます。キッチン・浴室・洗面台・内窓および採寸や状況確認を要する商品は、見積もり作成の前に現場調査を実施させていただきます。

エアコンがうるさいと感じたらまずは原因を特定しよう

エアコンがうるさいと感じる原因は、主に「ファンやコンプレッサーの振動」「熱交換器の汚れ」「内部部品の劣化」などが考えられます。まずは音がどこから発生しているか、どんな種類の音なのかを確認し、使用年数もチェックすることが大切です。

軽度な場合は設定温度の調整や室外機の掃除、防振ゴムの設置などで改善できますが、異音が続く、悪化するといった場合は業者への相談が必要です。エアコンの寿命は約10年とされ、修理よりも買い換えがお得な場合もあります。

交換を検討するなら、取り付け費用や出張費込みの対応が可能な東京ガスへ、ぜひご依頼ください。

  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます

注)この記事に含まれる情報の利用は、お客さまの責任において行ってください。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくは、「サイトのご利用について」をご覧下さい。