この記事で分かること
- エアコンのガス漏れが起こる原因が分かる!
- エアコンのガス漏れを確認する方法が分かる!
- 修理と買い換え、どちらがベストか判断できる!
エアコン(クーラー)のガス漏れとは?
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エアコンには冷媒ガス(エアコンガスとも呼ばれる)というフロンガスが封入されています。このガスの役割は室内機と室外機の間で熱の移動をすることです。
熱の移動をして空気の温度を調整する結果、冷風や温風が室内機から送り出されます。通常、ガスは減らないため補充する必要はありません。
しかし、何らかの原因によってガスが漏れて減少してしまう場合があります。ガス漏れはエアコン交換が必要となるサインの一つです。気になる場合は、早めに業者へ相談し、修理か交換のどちらが適切か確認しましょう。
エアコン(クーラー)のガス漏れが起こるとどうなる?

エアコンのガス漏れが起きると、以下のような影響が出る可能性があります。
ガス漏れが生じた際の影響
- エアコンの効きが悪くなる
- エアコンの故障の原因になる
- 人体に悪影響を与える恐れがある
- 有害ガスが発生する可能性がある
- 引火してしまう場合がある
- 地球温暖化に悪影響を与える など
ガス漏れによりエアコンの冷媒ガスが減ってしまうと、熱移動がうまくできなくなるためエアコンの機能が低下する可能性があります。その結果、設定温度を必要以上に上下させてしまうため、電気代の上昇につながりかねません。完全にガスが抜けてしまうと、エアコンの故障につながります。
冷媒ガス(フロン類)は通常使用の範囲では強い毒性はなく、少量吸い込んでも人体に影響はほとんどないとされています。しかし、密閉空間で多量に漏れ、高濃度のガスを吸引した場合には、空気中の酸素濃度が低下し、めまい・頭痛・吐き気などの症状が現れることがあると報告されています。
また、エアコンから漏れたガスの影響で有害ガスが発生したり、引火したりするリスクがあるので注意が必要です。古い機種で使用されている冷媒ガスはオゾン層を破壊する作用を持つため、地球温暖化に悪影響を与えてしまいます。
エアコンの効きが悪くなった場合は、まずフィルター掃除や室外機周辺の点検を行いましょう。それでも改善しない場合は、ガス漏れの可能性を疑い、専門業者に相談するのがおすすめです。
エアコン(クーラー)のガス漏れが起こる4つの原因

エアコンのガス漏れが起こる場合に考えられる原因は、以下の4つです。
エアコンのガス漏れが起こる原因
- 内部部品・配管内部の腐食
- 取り付け不良
- 無理な室外機の移動・転倒
- 開閉バルブの変形
ガス漏れが発生する原因は、機器の経年劣化や取り付け時のミスなどさまざまです。発生原因を知って、ガス漏れの確認方法や対処法の理解に役立てましょう。
内部部品・配管内部の腐食

経年劣化により内部部品や配管内部が腐食すると配管が破損してしまい、そこからガスが漏れる場合があります。内部部品や配管内部が腐食する原因は、以下のとおりです。
内部部品や配管内部が腐食する原因
- 除菌スプレー
- アンモニア
- 塩害
- 温泉ガス
- 結露
除菌スプレーを使用すると、エアコン内部にサビが発生し、腐食が起きやすくなるため注意が必要です。
室外機に付いている排水用ドレンホースを直接下水につなげている場合、アンモニアなどの成分が配管内に入り込み、腐食の原因になる可能性があります。塩害や温泉ガスが発生しやすいエリアに住んでいる場合は、通常よりも腐食が起きやすい傾向にあります。
結露でも配管が腐食しやすくなるため注意しましょう。経年劣化以外にもさまざまな影響でエアコンや配管内部の腐食が進むことを知っておくことが大切です。
取り付け不良

エアコンの取り付け工事をした際に不備があると、ガス漏れが発生する危険性があります。
例えばナットの締め付けが甘いと接続部に隙間ができ、そこから冷媒ガスが漏れることがあります。また、誤った取り付けで内部の部品が損傷してしまう場合もあるでしょう。
取り付け不良の場合、数年たってから発覚するケースも少なくありません。
万一のことを考えて、取り付け作業を行なった業者の連絡先は控えておくと安心です。エアコンの分解洗浄をした際にも同様のことが起こる可能性があるため注意しましょう。
無理な室外機の移動・転倒
無理に室外機を移動させたり、地震や強風で転倒したりすると、配管が破損してガス漏れを引き起こすことがあります。配管に使われている銅は、経年劣化で固くなり、衝撃に弱くなるため注意が必要です。
室外機を掃除する場合は、自分で無理に移動しないようにしましょう。特に古い機種は破損リスクが高いため、慎重な扱いが求められます。もし、地震などで室外機が転倒した場合は自分で起こさず業者などに相談しましょう。
開閉バルブの変形
エアコンの室外機には開閉バルブというパーツがあり、設置時にここから冷媒ガスを送り込みます。高温や外的な衝撃で変形すると、パッキン部分に隙間ができ、そこからガスが漏れる場合があります。
開閉バルブは室外機のカバーの下にありますが、無理に外そうとすると、変形や破損が起こることもあるので注意が必要です。作業に慣れていない方は、無理をせず専門業者に依頼した方がよいでしょう。
エアコン(クーラー)のガス漏れを確認する方法
エアコンのガス漏れは自分でも確認できます。具体的な確認方法は、以下のとおりです。
エアコンのガス漏れを確認する手順
- 冷房運転時に室外機から出る風をチェックする
- エアコンと室外機をつなぐ細い配管をチェックする
- 開閉バルブの周辺をチェックする
- 薄めた中性洗剤を配管に吹き掛ける
ガス漏れを放置すると、事故を引き起こす危険性があります。少しでも早く異常を発見するために、ガス漏れの確認方法を把握しておきましょう。
冷房運転時に室外機から出る風をチェックする
冷房運転時に室外機から常温の風が出ている場合は、ガス漏れをしている可能性があります。
エアコンを冷房で運転しているときは、室内の暖まった空気が排出されるため、室外機から暖かい風が出るのが通常です。しかし、ガス漏れが起きている場合はガスによる熱交換が適切に行われてないので、常温の風が出てきます。
エアコンの効きが悪くなり、フィルターなどの掃除をしても改善しない場合は、室外機の風を確認してみましょう。
エアコンと室外機をつなぐ細い配管をチェックする

ガス漏れが起こっている場合、エアコンと室外機をつないでいる細い配管に霜がつく場合があります。これは漏れたガスによって周辺の空気が冷やされるためです。
ガス漏れによる霜の発生は、室外機だけでなくエアコン内部の熱交換器でも確認できる場合があるためチェックしてみましょう。
また、配管が全く冷たくならない場合も、ガス漏れの可能性があります。配管に水分が付着しているだけなら正常なので、過剰に心配せず冷静に確認しましょう。
開閉バルブの周辺をチェックする
開閉バルブ周辺にオイルが多量についている場合はガス漏れの可能性があります。これは変形やパッキンの劣化で隙間ができ、ガスとともに潤滑油が漏れ出すためです。
開閉バルブのチェックをするには、室外機のカバーを外す必要があります。しかし、前述のとおり、無理にカバーを外すと室外機の変形や破損を引き起こす危険性があります。対応が難しい場合は無理をせず専門業者に依頼しましょう。
薄めた中性洗剤を配管に吹き掛ける
配管の接続部や損傷部分に薄めた中性洗剤を吹きかけ、泡が出ればガス漏れのサインです。また、ガス漏れの有無だけでなく、破損や亀裂がある箇所を見つけるのにも役立ちます。
中性洗剤ではなく、ガス漏れをチェックする専用の検知液もあるので、気になる場合はホームセンターやオンラインショップで確認してみましょう。
ただし、ガスがすでに大量に漏れ出ているケースでは、泡が発生しない場合があります。泡が発生しないからといって安心せずに、他の方法でも確認してみましょう。
エアコン(クーラー)のガス漏れが起きた際の対処法
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ガス漏れが発生している場合、まずはガス漏れの原因となる部分を特定します。ガス漏れの特定には、ホームセンターなどで手に入るガス検知器で可能です。原因を直さずにガスだけを補充しても、再び漏れてしまうため注意しましょう。
ガス漏れの箇所が特定できたら、破損の修理や部品の交換をします。最後に残っているガスを完全に抜き、適量のガスの補充をします。
ガス補充は専門の資格や特別な知識が必要です。扱いを間違うとエアコンの故障に繋がったり、爆発や火災を引き起こしたりするリスクがあります。自力で対応しようとせず、専門業者に依頼しましょう。
エアコン(クーラー)のガス漏れ修理を業者に依頼する場合の費用目安

修理やガス補充を業者に依頼する場合、6,000〜50,000円程度かかります。修理費用に幅があるのは、破損の状況や機種によって必要な修理が異なるためです。破損の状態によっては修理費用がかさみ、100,000円以上かかる場合もあります。
また、部品の交換が必要な場合は、部品代も上乗せされるケースも珍しくありません。修理や部品交換とは別にガス抜きや補充の作業にも費用がかかります。状況によって必要な作業が変わるため、見積もりに一定の幅が生じる点を踏まえておくとよいでしょう。
エアコン(クーラー)のガス漏れは修理と買い換えどっちがいい?

エアコンのガス漏れがある場合、修理と買い換えどっちを選択するか判断に迷うかもしれません。その際は、専門業者に相談し、修理費用の見積もりもあわせて確認しておくと判断しやすくなります。
ここでは、修理と買い換えを判断する目安を紹介するので、どちらを検討すべきか悩んでいる方は、参考にしてください。
まずは見積もりを取ってみる
エアコンのガス漏れの修理費用は破損の状況や部品交換の有無、機種によって大きく異なります。そのため、まずは業者に見積もりを取り、どの程度の料金がかかるのかを把握してから判断すると安心です。
見積もりをとる場合は、相見積もりを取って、複数の業者を比較しましょう。納得できる価格や対応の業者を選択できるため、安心して依頼できます。
また、修理ができる場合、見積もりで高額になると買い換えを選択したくなるかもしれません。しかし保証期間内なら無料で対応してもらえる可能性があります。保証期間を確認して、有効かどうかを確認してみましょう。
ガスや部品が生産中止になっていることも
ガスの補充は使用中のものと同じ種類でなければいけません。15年程度前まではR-22と呼ばれる冷媒ガスが主流でした。しかし現在はオゾン層を破壊するリスクが確認されているため新規生産・輸入が全廃(特定フロンの規制)となっています。もしエアコンにR-22を使っている場合は、補充ができない可能性が高いです。
またエアコンの製造から9年経つと部品の生産が終了します。エアコンを10年以上使用している場合、年式によっては部品が手に入らない可能性があります。
部品が手に入らない場合は、修理を希望しても困難です。ガスや部品が手に入らない場合は、新しいエアコンに買い換える必要があります。
保証期間が終了しているのなら買い替えがおすすめ
修理費用の見積もり結果にもよりますが、保証期間が終了している場合は、再び壊れてしまうリスクも考えて、エアコンを買い換えるのがおすすめです。
一時的には大きな出費が必要になりますが、省エネ性能の高いエアコンを買えば、長期的に電気代を抑えられます。
現在主流の冷媒ガスであるR-32は、R-22の1/3の電力消費で運転するため、大幅に電気代を節約できる可能性もあります。省エネ性能が高い、新しいエアコンへの買い換えを検討してみましょう。
なお、エアコンを買い換える判断基準や選び方のポイントが知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
まとめ
エアコンのガス漏れが起こると、故障の原因となるだけではなく、火災などの事故や人体への悪影響につながる恐れがあります。ガス漏れのチェック方法を理解して、早めに対応できるようにしましょう。
ガス漏れへの対処は自分でできる場合もありますが、専門業者に依頼すると安心です。ガスの取り扱いは危険ですので、くれぐれも自己判断でガスの補充をしないようにしましょう。
場合によってはエアコンの交換が必要な場合もあります。修理の見積もりを依頼して価格や保証期間を確認しながら判断しましょう。







