この記事でわかること
- エアコンの適切な取付位置がわかる!
- エアコンの取付位置を決める場合の注意点がわかる!
- 部屋別におすすめなエアコンの取付位置がわかる!
エアコンの取付位置が重要な理由
エアコンを効率的な位置に設置すると、快適性が向上し、省エネ効果や電気代の削減が期待できます。取付位置によって冷気・暖気の循環が変わるためです。
一方、設置場所を誤ると、冷暖房ムラや結露、水漏れ、寿命の短縮といったトラブルを招きます。エアコンの性能を十分に引き出すためにも、適切な取付位置の検討が重要です。
エアコンの適切な取付位置
一般的なエアコンの適切な取付位置は、以下のとおりです。
- 専用コンセントの近く
- 部屋の「短辺」側の上部
- 周辺に送風を妨げる障害物がない場所
- 床・天井・壁との距離を適切に確保できる場所
- 配管穴よりも高い位置
- できるだけ室外機に近い場所
- 火災報知器から離れた場所
それぞれの理由を解説します。
専用コンセントの近く
エアコンは専用回路を使用するため、専用コンセントの近くに設置するのが基本です。延長コードや分岐タップの使用は、過電流による発熱や火災のリスクがあるため避けましょう。
専用コンセントがない場合は、新設が必要です。工事業者に相談し、電源コードが無理なく届く位置に設置しましょう。
部屋の「短辺」側の上部

エアコンは、部屋の短辺側の上部に設置すると、効率的に室温調整ができます。
エアコンの風は前方に吹き出し、横方向にはあまり広がりません。そのため、短辺側に設置し、送風距離を長く確保することで、エアコンの風が広がりやすくなり、冷気・暖気の十分な循環を作ります。
細長い部屋であるほど、短辺に取り付ける効果はより大きくなります。
周辺に送風を妨げる障害物がない場所
エアコンの風を遮るものがあると、空気の循環が妨げられ、冷暖房の効率が低下します。冷房は前方・暖房は下方向へ風が流れるため、送風口の前や真下などにものを置かないようにしましょう。大型の家具はエアコンから離れた場所に置くといった工夫も重要です。
また、送風が妨げられると、エアコンの負荷が大きくなり、劣化や配管の詰まりといったトラブルを招く原因になります。
床・天井・壁との距離を適切に確保できる場所

室内機の設置高さは床から約1.8〜2.3mが一般的です。この高さであれば空気が部屋全体に広がりやすく、効率的に冷暖房できます。これよりも高いと掃除の際に怪我をするリスクがあり、配管穴より低いと水漏れの可能性が高まります。
また、天井・側面の壁との距離は、一般的には50mm以上必要です。ただし、機種によってはより短い距離でも設置できるため、設置前に確認しましょう。
配管穴よりも高い位置

前述のとおり、室内機は配管穴よりも高い位置に設置することが重要です。室内機で発生した結露水を屋外に排出するために、ドレンホースの勾配を確保できるようにしましょう。配管穴よりも低い位置に設置すると逆勾配になり、水漏れを招きます。
配管穴がない場合は、後から開けることも可能です。どこに穴を開けられるかどうかは、ハウスメーカーや工務店に相談してみましょう。
できるだけ室外機に近い場所
室内機(エアコン)は、できるだけ室外機に近い位置に設置しましょう。室内機(エアコン)と室外機は冷媒配管でつながっています。その距離が短いほど熱交換効率が高まり、冷暖房の効きが良くなります。
配管が長いと冷暖房の効率が低下し、ドレン水の逆流リスクも高まります。また、設置費用も配管が長くなるほど高額になります。
火災報知器から離れた場所

エアコンは火災報知器から十分に離れた位置に設置しましょう。少なくとも1.5m以上離すのが目安です。
火災報知器の近くに設置すると、送風時のホコリや暖房時の急な温度変化により、誤作動を起こす可能性があります。また、送風が当たることで、火災時に正しく作動しない恐れもあります。
冷暖房効率を高めるためのポイント
冷暖房効率を高めるためのポイントとして、以下の4つを紹介します。
- サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させる
- カーテン・ブラインドで外気の影響を抑える
- 定期的なフィルター掃除で風量を維持する
- 室外機の位置にも注意する
適切な位置に設置したうえで、できるだけ効率よく冷暖房ができる工夫をしましょう。
サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させる

サーキュレーターでエアコンの空気を循環させると冷暖房の効率が高まります。
通常、冷気は低いところに、暖気は高いところに貯まる性質があります。そのため、「冷房をかけてもロフトが涼しくならない」「暖房をかけたのに足元が冷たい」と悩む方が少なくありません。
サーキュレーターを使えば、冷気と暖気が混ざり合い、高さによるムラがなくなります。冷房時は天井に、暖房時は床方向に向けると効果的です。温度のムラを解消できれば、設定温度の上げすぎ・下げすぎを防げるため、省エネにもつながります。
カーテン・ブラインドで外気の影響を抑える
窓の周辺は外気の影響を受けやすく、冷暖房の効率が下がりやすい場所です。断熱効果のあるカーテンや遮光ブラインドを活用すると、夏は日射熱による室温上昇を、冬は室内の熱の流出を防げるため、エアコンの負荷を軽減できます。
また、日中はあえてカーテンを開けて日射による熱を取り込み、夜間は取り込んだ熱を留めておくような工夫もおすすめです。カーテンを取り付ける場合は、上下に隙間ができないようにすると保温効果を高められます。
定期的なフィルター掃除で風量を維持する
2週間〜1ヶ月に1回程度、フィルターの掃除を行いましょう。フィルターは汚れたままにしておくと目詰まりを起こし、冷暖房の効率の悪化や、電気代の増加を招きます。
エアコンのなかには、自動掃除機能がついている機種もありますが、吸入口やセンサー部分はホコリが溜まりやすい箇所です。定期的に確認し、必要に応じて掃除してください。こまめな手入れはエアコン寿命の延長にもなります。
室外機の位置にも注意する
室外機は熱を屋外へ放出する重要な装置です。そのため、室外機に直射日光が当たったり、周辺をふさがれて空気の流れが遮られたりすると、冷暖房の効率が大きく低下します。
屋根のひさしや日除けパネルを利用して、室外機に直射日光があたるのを避けましょう。そのうえで、周囲30cm以上の空間を確保するのが理想です。室外機の周辺にある、落ち葉やホコリはこまめに掃除しましょう。
エアコンの取付位置を決める際の注意点
エアコンの取付位置を決める際は、以下の4つのポイントに注意しましょう。
- コンセント位置や配管経路を確認する
- 壁の強度を確認する
- ドレンホースの排水方向に問題がないか確認する
- 隣室・隣家への騒音トラブル対策も重要
一つずつ解説します。
コンセント位置や配管経路を確認する
エアコンには専用コンセントを使用するため、近くにあるか確認が必要です。延長コードの使用は、消費電力がオーバーしてしまい火災リスクがあるため避けましょう。
配管はできるだけ短く直線的に設置すれば、エアコンが効率よく効くようになり、施工費も抑えられます。配管穴の位置が既設のものと合わない場合は、壁の穴あけが必要になる場合があります。どこに穴をあけるべきかを、専門業者に相談しましょう。
壁の強度を確認する
エアコンは重量があるため、取り付ける壁に十分な強度が必要です。
例えば、石膏ボードのような薄い壁材だと、金具が外れて落下する恐れがあります。また、タイルのような割れやすい壁に設置する場合も注意が必要です。
また、エアコンを設置する際には、室内機を固定するためのネジ穴を開けるなどして、壁を傷つけます。賃貸物件に設置する場合は、不動産管理会社や大家への事前確認を行いましょう。確認を怠ると、施工後のトラブルに発展する恐れがあります。
ドレンホースの排水方向に問題がないか確認する

ドレンホースには、エアコン内部の結露水を外へ排出する役割があります。そのため、ドレンホースの位置は結露水がたまるドレンパンよりも低くし、水が流れるような勾配を作らなければいけません。
そのため、勾配が逆になっていると結露水がうまく排出されず、水漏れやカビ・異臭の原因になります。
また、屋外側の排出口が詰まっていないか、地面の水はけが悪くないかの確認も行いましょう。虫の侵入を防ぐため、ホースの先に防虫キャップを取り付けるのもおすすめです。
隣室・隣家への騒音トラブル対策も重要
室外機の振動や排気音が、隣家や下の階に響くことがあります。エアコンを壁や床に直接設置せず、防振ゴムを使うなどして振動を抑えましょう。
また、室外機の中にゴミが溜まっている場合も騒音の原因になります。室外機周囲を掃除したり、室外機についているゴミを取り除いたりすることで、騒音を減らせます。
ベランダや共用スペースに設置する場合は、排気の向きにも注意が必要です。夜間運転時の静音モード活用など、生活リズムにも配慮しましょう。
【部屋別】エアコンのおすすめ設置位置
ここからは、エアコンのおすすめ設置位置を部屋別に紹介します。適切な位置に設置して、エアコンを効率的に利用しましょう。
リビング
リビングは広さがあり、人の出入りや動きが多いため、空気を部屋全体に循環させることが重要です。短辺側の中央上部にエアコンを取り付けると、冷気・暖気が部屋全体に均等に行き渡ります。家族が集まる時間帯に合わせてサーキュレーターを併用すれば、効率的に冷暖房を効かせられるでしょう。
テレビやソファの真上に設置すると、直風による不快感を招く恐れがあるため注意が必要です。
寝室
寝室のエアコンは、寝ているときに風が直接当たらない場所に設置しましょう。エアコンの風が直接あたると、極端に温度変化が生じるため体温調整の機能が乱れます。また、喉や肌の乾燥も招きます。
具体的には、足元方向や側面への設置がおすすめです。エアコンの風向きやタイマー設定を併用し、体への負担を軽減しましょう。音が気になる場合は、室外機の位置にも配慮すると、静音性の確保が可能です。
子ども部屋
子ども部屋のエアコンは、学習机やベッドなど、子どもが過ごす場所に直接風が当たらないよう設置しましょう。なおかつ、空気がこもらないようにすることも重要です。
さらに、高めの位置に設置すれば、子どもがエアコンにいたずらしたり、不意にぶつかったりする事故を防止できます。空気清浄機能付きやフィルター掃除のしやすい機種を選ぶと、衛生面でも安心です。
キッチン
キッチンのエアコンは、調理中の熱気や湿気、油煙の影響を受けにくい位置が理想です。コンロやレンジフードの近くは避け、できるだけ清掃しやすい場所へ設置しましょう。ダイニングキッチンの場合、短辺側にエアコンを設置すれば、部屋全体に気流をめぐらせられます。
換気扇と併用することで、冷気・暖気が逃げにくく効率を維持できます。火気や水まわりとの距離を保ち、安全面にも十分注意しましょう。
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まとめ
エアコンを適切な位置に設置すれば、冷暖房効率を高め、電気代の削減にもつながります。エアコンに生じる不具合も防げるため、正しい設置位置を理解しておきましょう。
また、正しい位置に設置しても、冷暖房効率を妨げる使い方をしてしまうと、エアコンの機能が発揮されません。部屋によって推奨されるエアコンの設置位置も異なるため注意が必要です。設置位置の注意点を守り、エアコンの機能を十分に活用して、快適な生活を送りましょう。







