この記事でわかること
- 室外機の適切な設置場所!
- 設置を避けたほうが良い場所!
- 設置場所がないときの対処法!
エアコン室外機の適切な設置場所
以下のポイントを満たしている場所が、エアコンに適した設置場所です。
- 風通しの良い場所
- 室内機から適度な距離にある場所
- 地面が平坦で安定している場所
- 直射日光や雨・雪を避けられる場所
順番に解説していきます。
風通しの良い場所

エアコンの室外機は、周囲に障害物がなく、風通しの良い場所に置きましょう。
エアコンの室外機は、室内の暖気や冷気を室外に排出する役割を担います。しかし、風の通り道に障害物があると排出の妨げになり、エアコン本来の性能を発揮できません。室外機の前後左右が解放されていれば、熱交換がスムーズになり、冷暖房の効率も高まります。
ベランダなどスペースが限られる場所に置く場合でも、説明書に記載されている「離隔距離」を確保することは必須です。障害物によって放熱した空気を再び吸い込むと、室内機側でショートサーキット(空気の循環不良)が起き、冷房効率が大きく低下してしまいます。
室内機から適度な距離にある場所
エアコンを適切に作動させるには、室内機と室外機の距離が長くなりすぎないようにしましょう。配管が必要以上に長くなると、圧力損失や熱ロスが増えて冷媒の循環に負荷がかかり、冷暖房の効率が低下します。
配管の長さはエアコンの性能に直結するため、実現可能な範囲で、できるだけ短く配置するのがポイントです。2階に室内機を設置している場合でも、室外機を真下の1階に設置できるケースは多く、効率面でも問題ありません。
地面が平坦で安定している場所
室外機は平坦で安定した地面に設置しましょう。
地面が傾いていたり柔らかかったりすると、運転中に振動が増幅し、騒音の原因になります。また、転倒のリスクや部品の負荷が増え、故障や寿命の低下を招きます。
適切な設置場所がない場合は、コンクリートの基礎や室外機用の専用架台の使用がおすすめです。長く安心して使用するためにも、土台の状態をしっかり整えたうえで設置しましょう。
直射日光や雨・雪を避けられる場所
室外機は屋外に設置するものですが、直射日光や雨風、積雪の影響を受けにくい場所を選ぶことが重要です。
直射日光が長時間当たると熱交換器の温度が上がり、冷房効率の低下や、部品の劣化を招きます。また、強い雨風や雪が直接当たると故障リスクが高まり、雪で吸気口が塞がれると性能が著しく低下します。
こうした天候による負荷は、軒下や日よけのある場所、または室外機カバーなどの活用により、軽減が可能です。
エアコン室外機の設置を避けたほうが良い場所
エアコン室外機は、風通しが良く安定した環境で性能を発揮するため、これと逆の条件を持つ場所は避ける必要があります。
- 落ち葉などのゴミが多い場所
- 水はけが悪い場所
- 駐車場や道路など車に近い場所
- 季節風が当たる場所
上記のような場所は、エアコンの設置には適しません。
落ち葉などゴミが多い場所
室外機の近くに木や植栽があると、落ち葉や細かいゴミが側面のフィン(熱交換器)に付着し、通気を妨げる危険があります。フィンが目詰まりすると、空気の流れが悪くなり、冷暖房の効率が大きく低下します。
特に、秋や風の強い日は、落ち葉が堆積(たいせき)しやすいため注意が必要です。落ち葉が積もった状態で放置すると、室外機内部に異物が入り異音の発生につながるだけでなく、モーターの負荷増加や火災のリスクがあります。掃除が頻繁に必要になる環境は避け、植栽とは距離を置きましょう。
水はけが悪い場所
室外機を水はけの悪い場所に設置すると、機器の下に水が溜まります。このような環境は、内部部品のサビや腐食を招いたり、カビやコケが生える原因になったりします。
長期間安心して使用するためには、地面に傾斜があり排水がスムーズな場所、もしくはブロックや架台で高い位置に設置するなどの工夫を施しましょう。
駐車場や道路など車に近い場所
駐車場のすぐ横や、交通量の多い道路に室外機を設置すると、車の排気ガスや巻き上げられた砂埃が室外機に付着しやすくなります。これらの汚れがフィンに積もると、性能の低下を招きます。
また、駐車時の不注意や走行中の車の接触によって室外機が破損するリスクも高く、安全面でも好ましい環境とはいえません。特に狭い駐車スペースでは、開閉するドアや荷物の出し入れ時にぶつけてしまうこともあります。
季節風が当たる場所
室外機は基本的に風通しの良い場所が適していますが、寒冷地や雪の多い地域では季節風の向きを考慮する必要があります。
強い季節風が直接当たる位置に設置すると、風とともに雪が室外機内部へ吹き込み、ファンの回転を妨げたり、凍結による故障を引き起こしたりする恐れがあります。特に北側や西側は風雪の影響を受けやすいため、可能であれば東側や南側への設置が望ましいです。
どうしても避けられない場合は、防雪フードや風よけを設置することで、室外機の負担を軽減できます。
エアコン室外機の置き場がないときの設置方法
室外機を置くのに適した場所が自宅の敷地内に見つからなくても、地面以外の場所に置くことで対処できる可能性があります。具体的には以下のような方法が挙げられます。
- 屋根置き
- 配管延長(立ちおろし)
- 天井吊り下げ
- 壁面取り付け
- 2段置き
これら5つの方法に加えて、オプションを設置する場合の追加工事費についても見ていきましょう。
屋根置き

屋根置きは、ベランダのない一戸建てで採用されることが多い設置方法です。専用の「屋根置き金具」を使って室外機を安定させます。
住宅の構造に左右されにくいため設置しやすいですが、屋外環境の影響を強く受ける点には注意が必要です。また、直射日光や雨風が直接当たるため、室外機の負荷が大きくなり、故障リスクが高まる可能性があります。
さらに、高所での作業となるため、設置や点検・修理のたびに足場や専門技術が必要となり、工事費が高くなりやすい点もデメリットです。
注)こちらの工事は「東京ガスの機器交換」の対応範囲外です。ご了承ください。
配管延長(立ちおろし)
配管延長(立ちおろし)は、2階に室内機を設置し、1階の地面や外壁沿いに室外機を配置する方法です。ベランダが狭い住宅や外観の制約がある家屋でも実施しやすく、安定した地面に設置できる点がメリットです。
ただし、配管の距離が長くなるため、冷媒の効率が若干下がり、エアコン本来の能力が発揮できなくなる可能性があります。また、追加の配管や化粧カバーの設置が必要になり、標準工事より費用が高くなる点も理解しておきましょう。
注)こちらの工事は「東京ガスの機器交換」の対応範囲外です。ご了承ください。
天井吊り下げ

天井吊り下げは、スペースに余裕のないベランダや地面が使えない場合に、室外機を天井から専用金具で吊り下げる設置方法です。省スペースで設置でき、限られた住環境でも柔軟に対応できます。かつては団地などでよく見られ、「公団吊り」と呼ばれていました。
しかし、天井の強度確認が必要であり、騒音や振動が室内に伝わりやすいというデメリットがあります。さらに、高所作業となるため、工事費用が通常より高くなる点にも注意が必要です。
注)こちらの工事は「東京ガスの機器交換」の対応範囲外です。ご了承ください。
壁面取り付け
壁面取り付けは、地面やベランダ、屋根にスペースが確保できない場合に選ばれる設置方法で、室外機を専用の金具で壁に固定します。建物の構造に合わせて柔軟に配置できるのがメリットです。
ただし、室外機の振動が壁を伝って室内に響きやすい点には注意が必要です。また、高所に設置されるケースが多く、定期点検や清掃に苦労する可能性があります。落下のリスクへの対策や、耐久性の高い金具選びも重要です。
注)「東京ガスの機器交換」では、室外機上部が地面から2m以上の設置には対応しておりません。ご了承ください。
2段置き

2段置きは、複数の室外機を限られたスペースに収めるため、上下に重ねて設置する方法です。1台分のスペースで2台を置けるのがメリットで、アパートやマンションといった、屋外スペースが限られる環境でよく採用されます。
しかし、上段の室外機はメンテナンスが難しく、場合によっては作業時に足場が必要です。また、上下の室外機が互いの排気を干渉しやすく、冷房・暖房効率が落ちる可能性があります。振動も増えやすく、防振対策が欠かせません。
注)2段置きの下段のみの交換は、上段のエアコンからガス漏れの可能性があるため対応しておりません。
特殊な設置方法は追加工事費が発生する
室外機を地面やベランダに設置する場合は、多くのエアコン工事会社で標準取付工事の範囲に含まれ、追加費用なしで対応してもらえます。
しかし、天井吊り下げや壁面取り付け、屋根置き、2段置きなどの特殊な設置方法は「オプション工事」となり、別途費用が必要です。
追加費用は工法や住宅の構造によって、10,000~50,000円と変わります。安全性や耐久性を確保するためにも、適切な工法を選び、事前に見積もりを確認することが大切です。
室内機とセットでの交換がおすすめ
エアコンは室内機と室外機がペアで動作し、内部の基板や通信制御もセットを前提に設計されています。型番が少しでも異なると、運転できなかったりエラーが発生したりするリスクがあります。また、適合しているように見えても、冷媒の種類や制御方式が異なると性能低下や故障につながる可能性が否定できません。
室外機の調子が悪い場合、無理に片方だけ交換するよりも、室内機と室外機の両方を同時に買い替える方が安全で確実です。
セット交換なら最新の省エネ性能を活かせるうえ、将来的な故障リスクも減らせます。長期的に見てもコストメリットが大きいため、総合的に判断して検討することが大切です。
注)室外機のみの交換は、「東京ガスの機器交換」の対応範囲外です。ご了承ください。
室外機は風通しの良い地面に置くのが理想
エアコン室外機は風通しが良く、直射日光・雨雪を避けられる安定した場所に設置することが重要です。落ち葉や排気ガス、強風などの影響を受ける環境は効率低下や故障の原因になるため避けましょう。
設置場所が確保できない場合は壁面取り付け、2段置きなどの方法もありますが、追加工事費が必要です。また、室外機だけの交換はトラブルが起きやすいため、室内機とセットでの交換が安全で性能面でもおすすめです。
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