給湯器のリモコン

【パロマの給湯器】エラーコード別の原因と対処方法一覧

パロマの給湯器のエラーコードが出る原因には、点検時期のお知らせのほかに、部品の経年劣化、凍結などのトラブルが考えられ、それぞれ対処法が異なります。エラーコードに焦らず対応できるよう、原因別の対処法や問い合わせ先、機器の修理・交換が必要になった場合の費用目安などを確認しておきましょう。

最終更新日:2025年09月17日公開日:2024年12月09日

目 次

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この記事でわかること

  • パロマの給湯器のエラー表示の原因がわかる!
  • エラー表示の原因別の対処法がわかる!
  • 修理、交換が必要になった場合の費用相場がわかる!

東京ガスでは、給湯器の修理・交換も受け付けております。エラーが解消しない場合はぜひご検討ください。

パロマの給湯器のエラーコードを確認する方法

給湯器のリモコン

パロマの給湯器に故障や不具合が起きると、リモコンにエラーコードと呼ばれる数字が点滅しながら表示されます。エラーコードは複数種類あり、点滅している数字をもとにある程度、故障や不具合の内容を判断可能です。

給湯専用の給湯器であればエラーコードは2桁の数字、ふろ給湯器(追いだき付)の場合は3桁の数字で表示されます。

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パロマの給湯器のエラーコード一覧【原因・直し方】

給湯器のリモコンに表示されるエラーコードの数字は、故障や不具合の内容に応じて変わります。パロマの給湯器のエラーコード別に、原因と具体的な対処方法を見てみましょう。

エラーコード:000~099

エラーコード

エラーの原因

対処法

12

試運転時 残り湯あり

循環水流スイッチの正常確認後、残り湯を排水して再度試運転

31

落し込み異常

水位センサ・落し込み水電磁弁および断水確認

32

空焚き防止異常

圧力センサ(水位センサ)の確認または浴槽水無しを確認

32

配管漏れ異常

循環水流スイッチおよび追いだき配管の水漏れ確認

35

トイレ試運転異常

トイレ水位センサ・トイレロータンク水漏れ確認

51

給湯燃焼異常(警告)

給湯内胴サーミスタ確認、バイパスミキシング弁確認、

給湯熱交換器・給湯ファンモーター(シロッコ)掃除または交換

52

風呂燃焼異常(警告)

給湯熱交換器・給湯ファンモーター(シロッコ)掃除または交換

エラーコード:100~199

エラーコード

エラーの原因

対処法

101

給湯ファン送風量低下

給湯熱交換器・ファンシロッコ・給気口の掃除

102

ふろ燃焼室温度異常

熱交換器・ファンモータの掃除または交換

111

給湯点火不良

イグナイタ・フレームロッド・ガス電磁弁・ガス比例弁の確認

112

ふろ点火不良

イグナイタ・フレームロッド・ガス電磁弁・ガス比例弁の確認

121

給湯立ち消え安全装置作動

フレームロッド・ガス電磁弁・ガス比例弁の確認

122

ふろ立ち消え安全装置作動

フレームロッド・ガス電磁弁・ガス比例弁の確認

140

壁面火災安全装置(温度ヒューズ)作動

温度ヒュ-ズ交換または面状OHL交換

140

過熱防止装置作動

温度ヒュ-ズ交換または面状OHL交換

141

給湯空だき過熱安全装置作動

ハイリミット交換またはフード部温度ヒューズ交換

142

ふろ空だき過熱安全装置作動

ハイリミット交換またはフード部温度ヒューズ交換

150

空焚き安全装置作動(バイメタルスイッチ)

給湯内胴サーミスタ・給湯出湯サーミスタ・給湯水量センサ・ガス電磁弁・ガス比例弁の確認

151

給湯ハイカット異常

給湯内胴サーミスタ・給湯出湯サーミスタ・給湯水量センサ・ガス電磁弁・ガス比例弁の確認

151

給湯沸騰安全装置作動

給湯内胴サーミスタ・給湯出湯サーミスタ・給湯水量センサ・ガス電磁弁・ガス比例弁の確認

152

風呂ハイカット異常

風呂出湯サーミスタ確認

161

給湯出湯温度異常

ガス比例弁確認

162

落し込み時入水温度異常

給湯入水サーミスタ確認

エラーコード:200~299

エラーコード

エラーの原因

対処法

203

水位スイッチ異常

水位スイッチ確認または交換

240

リモコンスイッチ故障

リモコン交換

241

給湯タクトスイッチ異常

最大ボタン・最小ボタン、配線の確認または電装基板の交換

252

循環水流スイッチON異常

循環水流スイッチ確認

263

上位水位スイッチOFF異常

水位スイッチ確認および交換

290

ドレン検知作動

中和器水位電極 、中和器またはドレン排水経路詰まり

291

給湯内胴温度低下異常

給湯内胴サーミスタ確認、バイパスミキシング弁確認

エラーコード:300~399

エラーコード

エラーの原因

対処法

311

給湯入水サーミスタ断線

給湯サーミスタ交換

312

ふろ戻りサーミスタ断線

ふろ戻りサーミスタ交換

321

給湯内胴サーミスタ断線

給湯内胴サーミスタ交換

322

ふろ往きサーミスタ断線

ふろ往きサーミスタ交換

331

給湯出湯サーミスタ断線

給湯出湯サーミスタ交換

341

外気温サーミスタ断線・短絡

外気サーミスタ交換

351

給湯サーミスタ異常

サーミスタが誤接続されていないか確認

352

ふろサーミスタ異常

ふろサーミスタが誤接続されていないか確認

390

ふろ燃焼室サーミスタ異常

ふろ燃焼室サーミスタ交換

392

ふろ燃焼室サーミスタ断線

ふろ燃焼室サーミスタ交換

エラーコード:400~499

エラーコード

エラーの原因

対処法

412

湯張り流量検出異常

落し込み水電磁弁・風呂水量センサ確認および断水

432

圧力センサ異常

圧力センサ交換

435

トイレ水位センサ異常

トイレ水位センサ断線・水道バルブ逆流防止機能の確認

471

給湯内胴サーミスタ短絡

給湯内胴サーミスタ交換

エラーコード:500~599

エラーコード

エラーの原因

対処法

510

ガス遮断機能異常(元ガス電磁弁)

元ガス電磁弁・給湯、風呂フレームロッド確認

511

ガス遮断機能異常(給湯ガス電磁弁)

給湯ガス電磁弁・給湯フレームロッド確認

512

ガス遮断機能異常(風呂ガス電磁弁)

風呂ガス電磁弁・風呂フレームロッド確認

520

給湯ガス比例弁回路(電流)異常

給湯比例弁確認または電装基板交換

521

522

ふろ・暖房ガス比例弁(電流)異常

ふろ・暖房ガス比例弁確認または電装基板交換

542

落し込み水電磁弁異常

落し込み水電磁弁交換

545

洗濯切替弁異常

洗濯切替弁確認

561

バイパス水電磁弁異常

バイパス電磁弁交換

572

ポンプ切替弁モータ異常

切替弁交換

573

出湯切替弁異常

出湯切替弁交換

575

トイレ切替弁異常

トイレ切替弁確認

583

ポンプ切替弁異常

ポンプ切替弁交換

エラーコード:600~699

エラーコード

エラーの原因

対処法

610

ファン回転数異常

ファン交換

611

給湯ファン故障

給湯ファン交換

612

ふろファン故障

ふろファン交換

632

ポンプ異常・循環水流スイッチOFF異常

循環水流スイッチ確認またはポンプ交換

642

ふろ循環ポンプ故障

ふろ循環ポンプ交換

651

水量調整弁全開位置検出不良

水側組立交換

661

バイパス制御モータ全開位置検出不良

水側組立交換

エラーコード:700~799

エラーコード

エラーの原因

対処法

700

マイコン故障

電装基板交換

711

給湯ガス電磁弁回路異常

電装基板交換

712

ふろガス電磁弁回路異常

電装基板交換

721

給湯炎検出回路異常

給湯側フレームロッドを確認、正常であれば電装基板交換

722

ふろ炎検出回路異常

ふろ・暖房側フレームロッド確認、正常であれば電装基板交換

740

給湯リモコン故障

給湯リモコン交換

750

風呂(シャワー)リモコン故障

風呂(シャワー)リモコン故障

760

リモコンとの通信異常

リモコン・電装基板・リモコンケーブル確認

765

通信異常

洗濯注湯リモコン・洗濯注湯基板・リモコンケーブル確認

772

ふろ電熱対回路異常

電装基板交換

790

ファン電圧検出異常

給湯ファン・暖房ファン確認または電装基板交換

791

給湯ファン電流検出異常

給湯ファン確認または電装基板交換

エラーコード:800~899

エラーコード

エラーの原因

対処法

801

給湯ファス電磁弁遮断時炎検出あり

給湯ガス電磁弁・フレームロッド確認(消火したが炎検知あり)

802

風呂ガス電磁弁遮断時炎検出あり

風呂ガス電磁弁・風呂フレームロッド確認(消火したが炎検知あり)

811

給湯燃焼時非燃焼部炎検出あり

給湯ガス電磁弁・フレームロッド確認(1本燃焼時他燃焼部も炎検知あり)

820

ガス種別制御データ異常

ガス種コネクタ・ガス種データ交換または電装基板交換

888

点検推奨時期のお知らせ

【故障ではありません】10年相当使用による点検のお知らせ。継続の使用は可能だが、今後の安全な使用のためにパロマへ点検(有料)の依頼を推奨

エラーコード:900~999

エラーコード

エラーの原因

対処法

901

給排気閉塞異常

熱交換器(内胴)・ファンシロッコ・給気口清掃

920

中和剤減少報知

中和剤交換

930

中和剤交換時期報知

中和剤交換

991

給湯ファン送風量低下(機器停止)

給湯側のファン・熱交換器を掃除し、器具停止解除操作

992

ふろ燃焼時ファン送風量低下(機器停止)

風呂側のファン・熱交換器を掃除し、器具停止解除操作

パロマの給湯器でエラーコードが表示されたときの応急処置

  • エラーコードが表示された際、お湯を使っている場合は直ちに止める。
  • ガス栓と給水栓が全開になっているか確認。
  • 給湯器の運転を切ってから、再び運転する。
  • 給湯栓を再び開け、エラーコードが消えているか確認。
  • それでもエラーが消えなかったら、コード別の処置を実施する。

給湯器のエラーが解消されないときの相談・問い合わせ先

給湯器が故障によるエラーを起こしたとき、問い合わせ先の主な選択肢となるのはガス会社・給湯器メーカー(パロマ)・給湯器専門業者です。下表を参考に、相談内容や目的に応じた問い合わせ先を選ぶことで、よりスムーズな対応を期待できます。

目的

問い合わせ先

点検を含めて修理と交換の両方を検討

ガス会社

点検・修理を希望

給湯器メーカー(パロマ)

費用を抑えつつ修理もしくは交換を検討

給湯器専門業者

ガス会社や給湯器メーカーは、トラブル発生時などに利用できる専用の相談窓口を設置しているケースもあり、頼りやすく安心感があります。メーカーの保証期間内なら、場合によっては無料で修理をしてもらえる点もメリットです。その反面、保証の対象外だと修理費用は高くなりやすく、交換をするにもメーカーが限られる可能性があるのはデメリットといえるでしょう。

修理費用を極力安く抑えたい方は、給湯専門業者へ相談するのも一案です。交換が必要になったとしても、メーカーに縛りがなく、自分の希望やこだわりに合った給湯器を選びやすい傾向にあります。ただし、修理・交換時の費用感や口コミ評判など、給湯器専門業者の情報を自分自身で集め、信頼できる相談先を探さなければならない手間はデメリットです。

どの相談先に依頼するとしても、問い合わせ時には「給湯器にエラーが発生したため点検を希望する」のように目的をわかりやすく伝えるようにしましょう。

パロマの給湯器のエラーコード「888」の意味とリセット方法

エラーコード「888」

給湯器は通常通り使用できるものの、リモコンにエラーコード「888」が表示され続ける場合があります。このエラーコードは、電源を入れ直すだけだとリセットされません。エラーコード「888」の意味とリセットの方法を紹介します。

エラーコード「888」が表示される原因

エラーコード「888(もしくは「88」)」は、パロマの給湯器を使用してから約10年が経過し、点検時期が来たことを知らせる表示です。故障や修理への対応を急がなければならない表示ではなく、エラーコードが出ていても給湯器は引き続き使えます。

ただし、設計上の標準使用期間を過ぎた合図となるため、メーカーに依頼して点検やメンテナンスを行ったほうが安心です。賃貸住宅に設置された給湯器であれば、メーカーに直接メンテナンスを依頼する前に、まずは貸主へ点検推奨のエラーコードが出ている旨を連絡し、対応を頼んでみましょう。

エラーコード「888」のリセット方法

エラーコード「888」のリセット方法

パロマの給湯器でエラーコード「888」が表示された場合、以下の手順でリセットが可能です。

  1. 運転スイッチを押して、電源を入れる
  2. 給湯器の温度を最低温度にする
  3. 給湯器温度の設定ボタンを2つ同時に押す

点検を推奨するエラーコードの表示時期は、給湯器の使用状況によっても変わります。基本的には、使用から約10年を点検時期の目安としていますが、給湯器の使用頻度が高い家庭だと、10年より早い時期にエラーコードが表示される可能性もあるでしょう。

つまり、エラーコード「888」が表示された給湯器は、使用開始から10年未満であっても、少なからず経年劣化が進んでいると考えられます。安全に使い続けるためにも、点検や機器の交換を検討してみましょう。

給湯器の交換をお考えの方は、「東京ガスの機器交換」へご相談ください。

パロマの給湯器でエラーが出る原因

パロマの給湯器にエラーが生じる原因は、主に以下2つです。

  • 部品の経年劣化
  • 暴風雨や凍結

それぞれ給湯器にどのような影響を与え、どのような対応が必要になるのか、詳しく見てみましょう。

部品の経年劣化

パロマの給湯器にエラーが出る原因の一つが、使用に伴う部品の経年劣化です。給湯器の一般的な寿命は10〜15年程度とされており、使用年数が8〜10年を超えると内部の経年劣化が進み、故障が多くなる傾向にあります。給湯器の設置から7年以内であれば、交換を急がずとも、故障部分の修理によってその後も長く使用し続けられる可能性があります。

一方で設置から8〜10年経過した給湯器は、さまざまな部品が経年劣化していると考えられます。故障部分のみを修理しても、内部の劣化が激しければ、不具合を繰り返すことになりかねません。

この場合、本体の交換も視野に入れてみてください。

暴風雨や凍結

悪天候によって、配管内の凍結や給湯器内部に浸水が生じた際にも、エラーが表示される場合があります。冬場など気温が低い時期に、配管内の水が凍結してしまうと、その間は給湯器を使えません。

気温の上昇とともに、配管の凍結が問題なく解消されれば、正常に点火できるようになります。ただし、凍結の影響で配管が破裂した場合、給湯器本体や配管の交換が必要です。

また、暴風雨の影響で給湯器内部に浸水が生じたときなどにも、点火できず、エラー表示が出ます。水が引き、点火不良が解消されるまで給湯器は使用できません。

修理か交換かは利用年数で判断することがおすすめです!

修理か交換かは利用年数で判断することがおすすめです!

給湯器の耐用年数注)は約10年です。10年以上経過している場合、故障の頻度も増えていきます。
トラブル発生時は「修理」と「交換」の要望はほぼ同じですが、最終的な解決方法は10年を境に差が出てきます。ご利用年数が10年以下なら修理、10年以上なら交換することをおすすめします。

注)各メーカーが定める、安全上支障なく使用できる標準使用期間を指します。

修理と交換お選びいただけます
  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます

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