停電時でもトイレは使える?タンクの有無や戸建て・マンションでの流し方、災害対策

停電時でもトイレは使える?タンクの有無や戸建て・マンションでの流し方、災害対策

災害対策を考えるにあたり「トイレは停電時に使えるのか」は非常に気になるポイントです。「万が一の場合に備えて、今からできる対策を済ませておきたい」と考える方も多いのではないでしょうか。本記事では、停電時にトイレを使う方法や停電に備えて今からできる対策について解説します。

最終更新日:2026年01月19日公開日:2026年01月19日

目 次

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この記事でわかること

  • 停電でもトイレを使えるケースと使えなくなるケースがわかる!
  • 停電時にトイレを使う方法がわかる!
  • 停電に備えて今からできる対策がわかる!

「停電」でトイレが使えなくなるケースもある

停電

停電しても断水が起きていなければ、多くのトイレはタンクにたまった水を利用して流すことができます

ただし、住まいの構造やトイレの種類によっては、電力がないと作動しない仕組みになっているものもあり、その場合は停電中に使用できなくなる可能性があります。

「うちのトイレだけ流れない…」と停電時に初めて気づいて慌てるケースも少なくありません。トイレのタイプによって停電時の対応が異なるため、事前にポイントを確認しておきましょう。

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【戸建てorマンション】停電時もトイレを使える?

停電時にトイレを使えるかどうかは、トイレのタイプはもちろんのこと、「戸建て」または「集合住宅」によっても異なります。

戸建ての場合

戸建ての場合

戸建て住宅では、停電時でもトイレを使えるケースがほとんどです。多くの戸建ては「直結直圧方式」で給水しており、水道管の水圧だけで水を供給する仕組みのため、電気が止まってもタンクに水が入り、トイレを流すことができます。

ただし、断水している場合は戸建て・集合住宅を問わずトイレの使用はできません。

停電=断水ではないため、通常は心配しすぎる必要はありませんが、まれに大規模停電で浄水場が停止した場合などは一時的に断水が発生する可能性があります。心配なときは、市区町村のWebサイトで断水情報を確認しましょう。

また、戸建てで断水していなくても、タンクレストイレを設置している場合は電力が必須となり、停電中は水を流せなくなることがあります。詳しくは後述の「タンクなしの場合」で解説します。

マンションなど集合住宅の場合

マンションなど集合住宅の場合

集合住宅では、上層階へ水を届けるために「受水槽式」や「直結増圧方式」といった電動ポンプを使う方式が多く採用されています。この場合、停電でポンプが止まると各戸まで水が届かなくなるため、断水していなくてもトイレは使用できません

ただし、例外として停電時でもトイレを使えるケースがあります。たとえば、建物に自家発電機が備わっている場合や、受水槽が最上階にある場合は、非常用電力や重力を利用して給水できるため使用可能です。

また、3階建てくらいまでのマンションなどで、ポンプを使わない「直結直圧方式」を採用している場合も、水道管の水圧だけで給水しているため、停電時でも水が出てトイレを使えるでしょう。

【タンクありorタンクレス】停電時もトイレを使える?

トイレのタンクの有無によっても、停電時に使えるかどうかが異なります。

なお、以下で「停電時でも使える」と記述しているものは、断水が起きておらず、停電が起きていても水は適切に供給されている状態を前提としている点にご留意ください。

タンクありの場合

便器の後ろにタンクがあるトイレであれば、停電時でも使えます。このようなタイプのトイレは電力を必要としておらず、タンクの中に貯まっている水を押し出す機能さえ故障していなければ、排泄物を流すことができるためです。

温水洗浄や暖房便座の機能は電力を使っているため、停電時に使えなくなりますが、水を流す機能自体は使えますのでご安心ください。

タンクレスの場合

近年人気のタンクレストイレは、便器の後ろにタンクがなく、見た目がすっきりとしているというメリットがありますが、多くの機種では停電時に通常の操作では水を流せなくなる点に注意が必要です。

なぜなら、タンクレストイレは水道管に直結して水を流しており、普段は“電磁弁”という電気で開閉する弁で水を流したり止めたりしているためです。

停電が起きると、電磁弁が機能しなくなり、水を流せなくなってしまいます。

停電時にタンクレストイレを使用する方法

停電時にタンクレストイレを使用する方法

停電した場合も、タンクレストイレを使える可能性は残っています。以下の方法をお試しください。

停電時にタンクレストイレを使う方法

  • 本体側面のカバー内にある手動レバーやハンドルを操作する
  • 電池や停電時用のキットを使用する
  • バケツで水を流す

トイレの機種によっては、備え付けのレバーやハンドルを操作することで停電時でも水を流せます。お住まいのトイレにそのような機能があるか、事前に確認しておくとよいでしょう。

また、Panasonicのアラウーノシリーズの一部機種では9V角形アルカリ乾電池を、LIXILのベーシアハーモの一部機種では停電時便器洗浄キットを使えば水を流せます。

レバーやハンドルが見当たらない場合や、電池・キットの用意がない場合でも、LIXILなど一部メーカーの機種では、取扱説明書で認められていれば、断水時と同様にバケツで水を流して洗浄できる場合があります。

ただし、タンクレストイレの構造はメーカーや機種によって異なるため、バケツでの排水が認められていない機種で行うと、便器があふれるおそれがあります。不明な場合は無理に流さず、携帯用トイレ(凝固剤)を使用してください

タンクレストイレは停電時でも使える?メーカー別の流し方

2025年12月25日

タンクレストイレは停電時でも使える?メーカー別の流し方

タンクレストイレは、すっきりとした見た目や機能性の高さにより、多くの方に選ばれています。しかし、電動式であることから「タンクレストイレは停電時には使えなくなる?」といった不安を抱える方も多いのではないでしょうか。本記事では、停電時にタンクレストイレを使用する方法や注意すべきポイントについて解説します。

停電と同時に断水が起こった場合(メーカーで認められている機種のみ)

トイレとバケツ

停電だけでなく断水が起きた場合や、停電によってタンクレストイレが使えなくなった場合は、以下の手順でバケツで水を流すという方法があります。

バケツで水を流してトイレを使う方法

  1. トイレの周りに新聞紙やビニールシートを敷く
  2. バケツに洗浄用の水(5~6L程度)を用意する
  3. 便器の中央めがけて、一気に水を流し込む
  4. 別のバケツで、封水用の水(1~2L程度)を用意する
  5. 便器の底にゆっくりと注ぎ、ニオイを防ぐ水たまりをつくる

なお、排水管が壊れている場合は水を流すと汚水があふれたり、逆流したりする可能性があるため、地震などの災害があった場合は上記の方法を試すのは控えてください。

停電時にトイレの水を流す際の注意点

上記でご紹介した方法で、バケツの水を使う場合は、以下の点に注意しましょう。

停電時にトイレの水を流す際の注意点

  • 飲用水分を確保しておく
  • お風呂の残り湯は配管詰まりのリスクがある

飲用水分を確保しておく

停電と断水が両方起きた場合は、水道管から水が出なくなってしまいます。

そのため、備蓄した水をトイレの洗浄だけに使いすぎずに、飲用水のぶんも適宜残して計画的に使うことが大切です。

お風呂の残り湯は配管詰まりのリスクがある

地震などで下水管が壊れている可能性がある場合、お風呂の残り湯でトイレを流すのは控えてください

髪の毛や見えない皮脂、石けんカスなどの不純物が配管を詰まらせて、流れが悪化したり逆流したりするおそれがあるためです。

排水管が壊れていないことが目視で確認でき、自治体から「トイレを使っても大丈夫」というアナウンスがあった場合のみ、お風呂のお湯を使えます。

トイレが使用不可に?災害で停電したときは情報をこまめにチェック!

地震や台風などの災害による停電時は、トイレが一見使えそうでも注意が必要です。特に地震後は、排水管や下水道が破損していると、水を流すことで汚水が逆流したり、下の階や周囲の住宅に被害を及ぼすおそれがあります。

市町村から「トイレ使用自粛」の案内が出る場合もあるため、自治体の発信情報を確認し、状況が分かるまでは災害用トイレの使用を検討しましょう。

停電時、トイレに困らないための準備

集合住宅にお住まいの場合やタンクレストイレを設置している場合は、停電時にトイレが使えなくなる可能性があることがわかりました。

このようなケースに該当するのであれば、日ごろから以下の準備を行っておくことをおすすめします。

停電に備えてトイレで準備しておきたいこと

  • トイレの説明書を確認
  • 携帯トイレの備蓄
  • ポータブル電源を用意しておく

トイレの説明書を確認

一部のタンクレストイレには、停電時でも手動で水を流せる機能がついています。

あらかじめ説明書を確認しておいて、操作方法を把握していれば、万が一の際も落ち着いて対処できるでしょう。

携帯トイレの備蓄

水洗トイレが使えなくなる可能性に備えて、携帯トイレを備蓄しておくことも安心につながります。

携帯トイレはホームセンターや通販で購入できるため、備蓄食料などと一緒に用意しておきましょう。

ポータブル電源を用意しておく

機種によっては、ポータブル電源を接続することで水洗機能などを使用できる場合があります。タンクレストイレの水洗機能だけでなく、温水洗浄などの機能も使用可能です。

また、トイレのほかにも冷蔵庫やエアコンなどの家電も使えるようになるほか、スマートフォンの充電にも役立ちます。ただし、すべての機種で使用できるわけではなく、接続方法や可否はメーカーの取扱説明書をご確認ください。

トイレ以外も万全に!そのほかの停電・災害対策

トイレ以外も万全に!そのほかの停電・災害対策

トイレ以外にも備えておきたい停電・災害対策を紹介します。

停電・災害に備えて用意しておきたいもの

  • 懐中電灯などの明かり
  • 防災ラジオ
  • 水や非常食、カセットコンロ
  • 防寒グッズ
  • 現金

懐中電灯があれば、水の入ったペットボトルを上に乗せるだけで簡易ランタンとなり、広い範囲を照らせます。

また、停電が起きた際は、家電などの電源プラグをすぐに抜くことを意識づけましょう。電源プラグを抜いておけば、その後通電した際にショートなどのトラブルの発生を防げます。

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おわりに

停電時のトイレは「作動しない」といった表面上の不具合だけでなく、多くの人が排水したその先にまで意識を向けることで、大規模なトラブルを防ぐことにつながります。

また、排せつは少しの環境変化に影響を受けるほどデリケートです。十分な備えはいざという時の安心感へとつながります。ぜひ、平時に家族で停電時のトイレの使用について話し合ってみましょう。

  • この記事の監修者

    「東京ガスの機器交換」コラム編集チーム

    給湯器・コンロといったガス機器だけでなく、レンジフード・トイレ・浴室といった水まわり機器の交換に役立つ情報を幅広く発信していきます

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