この記事でわかること
- トイレの排水芯・排水高についてわかる!
- 排水芯・排水高の調べ方・測り方がわかる!
- 排水芯・排水高が合わない場合の対処法がわかる!
トイレの排水芯・排水高とは

トイレの排水芯・排水高は、便器と排水管を正しく接続するうえで重要な寸法です。
排水方式にはおもに「床排水」と「壁排水」の2種類があります。
排水方式が「床排水」の場合は排水芯を、「壁排水」の場合は排水高を、それぞれ確認しましょう。
- 排水芯:便器背面の壁から床下の排水管中心までの距離
- 排水高:壁排水では床から壁内の排水管中心までの高さ
これらの寸法は、設置できる便器の種類を左右する要素です。寸法が合わない便器は設置できないため、誤って購入すると、追加工事が必要になるなどのトラブルにつながります。
排水芯・排水高のおもな寸法
排水芯・排水高には、それぞれ主流となる寸法があります。しかし、建物の築年数や構造によって異なることもあるので、必ず正確な寸法を把握するようにしましょう。
ここでは、床排水・壁排水それぞれの一般的な寸法や注意点を押さえ、次に解説する測定方法につなげていきます。
床排水の排水芯

現在、床排水トイレの排水芯は200mmが主流です。1995年以降に建てられた住宅の多くや、現行モデルの便器は、この寸法を基準に設計されています。
ただし、築年数の古い住宅では120mmや200mmの排水芯が採用されていることもあります。必ず既存の排水芯の正確な寸法を確認したうえで、対応可能な便器を選びましょう。
壁排水の排水高

壁排水は主にマンションなどの集合住宅で多く採用されており、排水高は120mmと155mmの2種類が主流です。新築マンションでは120mmが標準仕様となっていることが多いです。
床排水の場合と同じく、正確な寸法を把握することが求められます。また、壁排水は床排水に比べて対応できる便器の種類が限られる点にも注意が必要です。
排水芯・排水高の調べ方・測り方
排水芯・排水高は、専門業者でなくても、ある程度自分で調べることが可能です。
測定時は、床や壁に対して垂直・平行を意識しながらメジャーを使うことで、誤差を最小限に抑えられます。また、清掃前には便器周りをきれいに掃除しておきましょう。
床排水タイプの場合

床排水タイプでは排水管が床下に隠れているため、直接確認することができません。
そのため、便器を床に固定しているネジを基準にして測定してください。
まず、便器の根元にあるネジ、またはキャップで覆われた固定金具の中心を探します。
そこから便器背面の壁までの距離を、メジャーで水平に測ることで排水芯を確認できます。
ネジが2ヶ所ある場合は、必ず大きい方のネジを基準にしてください。
小さいネジを基準にすると誤った寸法になる可能性があります。
測定時は、壁にメジャーをしっかり当て、斜めにならないよう注意することが正確な計測のポイントです。
排水タイプ | 排水芯 | TOTO 対応機種例 | LIXIL 対応機種例 | Panasonic 対応機種例 |
床排水 | 200mm(固定) | ネオレストAS、ネオレストRS、GG、ピュアレストQR 注)200㎜床排水仕様対応の商品例です | サティスG、サティスS、プレアスLS 注)200㎜床排水仕様対応の商品例です | パナソニック アラウーノS160、パナソニック NewアラウーノV 注)200㎜床排水仕様対応の商品例です |
床排水 | リフォーム対応タイプ(広範囲対応) | 機種によって排水芯の対応範囲が異なります ピュアレストQR/EX:305〜540mmGGA:282〜430mmGG-800:305〜540mmネオレストAS/RS:305〜435mm+120mm対応ネオレストLS:305〜435mm | 機種によって排水芯の対応範囲が異なります アメージュ便器:120・200〜550mmアメージュシャワートイレ:120・200〜550mmプレアスLS:120・250〜500mmサティスS:120・200〜450mmサティスG:120・225〜410mmサティスX:120・200〜450mm | 機種によって排水芯の対応範囲が異なります NewアラウーノV:120・305〜470mmアラウーノL150:同上アラウーノS160:同上 注)305〜510mm対応タイプもあり |
注)2026年1月時点の情報です。
壁排水タイプの場合

壁排水タイプは、排水管が便器の背面に設置されているため、床排水に比べて構造が分かりやすく、目視での確認も容易です。
測定の際は、床面から排水管の中心までの高さを、メジャーを使って垂直に測りましょう。メジャーが斜めにならないよう注意することで、より正確な数値を把握できます。
化粧パネルや配管カバーが取り付けられている場合は注意が必要です。これらの上から測定すると、実際の排水高と差が生じやすいため、パネルの厚みを考慮するか、可能であれば一度取り外してから測定すると良いでしょう。
また、壁排水便器は製品ごとに対応可能な排水高が細かく設定されており、数ミリの違いで設置できないケースもあります。測定後は必ずメーカーの仕様書や対応表と照らし合わせ、適合する便器かどうかを確認してください。
排水タイプ | 排水高さ | TOTO 対応機種例 | LIXIL 対応機種例 | Panasonic 対応機種例 |
壁排水 | 120mm | ネオレストAS、ネオレストRS、GG、GGA、ピュアレストQR 注)壁排水120mm仕様対応の商品例です | サティスG、サティスS、プレアスLS、アメージュシャワートイレ、アメージュ便器 注)壁排水120mm仕様対応の商品例です | アラウーノS160、NewアラウーノV 注)壁排水120mm仕様対応の商品例です |
壁排水 | 155mm(リフォーム) | ピュアレストEXピュアレストMRGG(壁排水)GG-800ネオレストAS/RS | アメージュ便器、アメージュシャワートイレ、プレアスLS、サティスS | アラウーノS160、NewアラウーノV 注)排水高さ120㎜便器に専用部材を追加して対応します。座面が35㎜高くなります。床から給水管が出ている場合は、給水管が別途必要になります。 |
注)2026年1月時点の情報です。
トイレ交換時に排水芯・排水高が合わない場合の対処法
トイレ交換の際、新しい便器の排水穴と既存の排水管の位置が合わなくても、以下の対処法を知っておけば、大がかりな工事をせずに対応できる可能性があります。
- アジャスター部品を使用する
- リモデルタイプの便器を選ぶ
- 便器の設置場所を調整する
それぞれ見ていきましょう。
アジャスター部品を使用する

排水芯のずれが数センチ程度であれば、排水管に取り付けるアジャスター部品を使用することで対応できます。
アジャスターは長さを調整できる構造になっており、排水芯の位置ずれを補正するための部品です。既存の配管を作り直す必要がないため、工事費用や工期を抑えられるのが大きなメリットです。ただし、調整できる範囲には限界がある点に注意しましょう。
リモデルタイプの便器を選ぶ

排水芯・排水高が標準寸法と異なる場合は、リモデルタイプの便器を選ぶのも有効です。
リモデルタイプは、さまざまな排水芯のバリエーションに対応しており、築年数の古い住宅でも導入しやすい設計になっています。
大きなズレや特殊な排水芯の場合でも、リモデルタイプを選ぶことで工事がスムーズに進み、結果的にコストや手間を抑えられることがあります。
便器の設置場所を調整する
排水芯が大きく異なる場合でも、便器を少し手前に出して設置することで対応できる可能性があります。この方法のメリットは、排水管の位置を大きく変更せずに済み、工事内容を簡略化できる点です。
ただし、便器を前に出すことでトイレ室内が狭く感じられたり、ドアの開閉時に干渉したりするおそれもあります。特に、奥行きに余裕のないトイレでは注意が必要です。
排水芯寸法だけで判断するのではなく、便器設置後の動線や使い勝手まで含めて設置スペースを確認し、無理のない配置が可能かどうかを総合的に判断することが重要です。
トイレの交換・リフォームなら東京ガスの機器交換におまかせ
「東京ガスの機器交換」では、お客さまに安心してサービスをご利用いただけるよう、明瞭な価格で交換・リフォームをご案内しています。トイレの販売価格は、出張費や処分費などを含む基本工事費込で表示しており、お客さまからのご要望がない場合は追加費用がかかることはありません注1)。
また、ご使用中のトイレの写真をお送りいただければ、最短当日注2)に見積もりを提示いたします。見積もりの取得に際して現場調査は不要注3)で、オンラインで完結するため対応の手間を省けます。
専門知識のあるスタッフが、工事の流れから商品説明まで詳細にお伝えしますので、トイレ交換・リフォームが初めての方もご安心ください。法令を遵守し、安心かつ高品質な工事を行っている点も「東京ガスの機器交換」の魅力です。
トイレ交換・リフォームをご検討されている方は、「東京ガスの機器交換」にぜひご相談ください。
注1)事前に追加費用がかかる可能性についてご案内している場合を除きます。
注2)平日17時以降、また日曜・祝日にお申し込みいただいた場合、当日に見積もりをご提示できない場合がございます。混雑状況や内容の不備などによっても見積もりのご提示が遅れる可能性があります。
注3)キッチン・浴室・洗面台・内窓および採寸や状況確認を要する商品は、見積もり作成の前に現場調査を実施させていただきます。
まとめ
トイレの排水芯・排水高は、トイレ交換の成否を左右する重要な要素です。
床排水か、壁排水かで、主流の寸法や測定方法が異なるため、事前の確認が欠かせません。万が一寸法が合わない場合でも、アジャスター部品やリモデルタイプの便器を活用することで対応できるケースがあります。
スムーズで安心なトイレ交換を実現するためには、排水芯・排水高を理解したうえで、信頼できる業者に相談することが大切です。
なお、トイレの交換をご検討でしたら、「東京ガスの機器交換」がおすすめです。ご希望の商品が分からないお客さまは「おまかせ見積もり依頼」フォームをご回答いただければ、当社からおすすめの商品をご提案いたします。トイレ交換の見積もり依頼をすれば、最短当日注1)に見積もりを回答します。
注1)日曜・祝日、平日17時以降のお問い合わせ、混雑、申し込み内容の不備、その他の事情によって、当日中の見積もり提示ができない場合がございます。







