この記事でわかること
- タンクレストイレの特長が分かる!
- タンクレストイレの選び方が分かる!
- タンクレストイレのメリット・デメリットが分かる!
おすすめのタンクレストイレを徹底比較
タンクレストイレはさまざまなメーカーから販売されていますが、主要メーカーはTOTO・LIXIL・Panasonicの3社です。
タンクレストイレの費用や形状、機能の特長、おすすめポイントをメーカーごとに紹介します。
費用
種類 | シリーズ | 東京ガス販売価格(税込)注) |
|---|---|---|
TOTO ネオレスト | RS | 275,220円〜 |
AS | 333,850円〜 | |
LIXIL サティス | S | 248,688円〜 |
G | 274,846円〜 | |
Panasonic アラウーノ | S160 | 183,150円〜 |
注)2024年11月時点の価格です。同じ商品シリーズにおける最低の販売価格と商品の割引率を表示しています。異なる商品の価格や割引率は商品ページ内でご確認ください。商品のみの販売はしておりません。追加工事費がかかる場合があります。
各メーカーの代表的なタンクレストイレであるネオレスト、サティス、アラウーノにはそれぞれグレードの異なるシリーズ展開があります。
3社とも金額に大きな差はありませんが、シリーズのなかでも機能の充実度やデザイン性が高いものはそのぶん導入コストも上がるでしょう。
形状
メーカーごとで、タンクレストイレの形状にはこだわりや特長があります。
好みのトイレ空間に近づけるため、各メーカーの違いを確認しておきましょう。
TOTO ネオレスト
RS | AS |
|---|---|
TOTOのネオレストは、シリーズによってデザインが異なります。
それぞれの特長は、左から順に以下のとおりです。
- RS:丸みを帯びた柔らかなデザイン
- AS:直線的な作りでシャープな印象
デザイン性にこだわりつつも凸凹が少ない形状になっており、掃除のしやすさも魅力です。
LIXIL サティス
S | G |
|---|---|
LIXILのサティスには、SとGの2シリーズがあります。
サティスSは「空間」をコンセプトにデザインされており、シンプルかつコンパクトな形状がどのような空間にも調和するでしょう。
世界最小クラスのサイズを誇り、広々とトイレを使用できます。
サティスGはトイレで過ごす「時間」がコンセプトです。
ゆったりとした座り心地を提供するワイドな便座で、トイレの時間を上質なものにしてくれます。
インテリアの雰囲気に調和するカラーや質感にもこだわっているのが特長です。
Panasonic アラウーノ

Panasonicのアラウーノは、どのシリーズも便座が曲線の形状になっており、優美な雰囲気を演出しています。
また、便座はおしりの形にフィットするこだわりの形状で、長時間座っても疲れにくいのが利点です。
節水・節電性能
<TOTO> | <LIXIL> | <Panasonic> | |
|---|---|---|---|
節水性(洗浄水量) | 大:3.8L | 大:5.0L | 大:5.0L |
節電性能(年間の電気代) | 約2,200円 | S:約3,100円 | S160:約5,400円 |
どのメーカーも従来品と比較すると大幅な節約・節電を実現しているため、いずれの商品を選んでも省エネ効果は期待できるでしょう。
3社のなかでは、TOTOのネオレストが最も節水・節電性能に優れているといえます。
詳細な条件は各メーカーのHPをご確認ください。
カラーバリエーション
トイレのカラーは一般的に白のイメージがありますが、メーカーによっては白以外にも多彩なバリエーションを用意しています。
TOTO ネオレスト
RS・AS | ![]() |
RSとASは、本体カラーを上表の4色から選択が可能です。
LIXIL サティス

サティスはカラーバリエーションが豊富で、自宅のトイレ空間に合わせてぴったりのカラーを選択できます。
また、ノーブルブラック・ノーブルトープ・ノーブルグレーの3色は「ノーブルレーベル」と呼ばれ、これまでのトイレにはないマットな質感と上質な色合いが特長的です。
カラー展開はサティスGが5種類、サティスSには4種類が用意されています。
Panasonic アラウーノ
アラウーノは、どのシリーズも本体のカラーはホワイトのみです。
便ふたは色味だけでなく、表面に立体的な加工が施されている製品もあるため、質感にこだわりたい方にもおすすめです。
お手入れのしやすさ
<TOTO> | <LIXIL> | <Panasonic> | |
|---|---|---|---|
本体の素材 | セフィオンテクト | アクアセラミック | スゴピカ素材 ![]() |
フチの拭きやすさ | 握るような拭き心地 | 握るような拭き心地 | 挟むような拭き心地 ![]() |
洗浄の仕方 | トルネード洗浄 | パワーストリーム洗浄 | 激落ちバブル ![]() |
除菌機能 | きれい除菌水 | プラズマクラスター | オゾンウォーター ![]() |
注)シリーズやタイプによって搭載している機能は異なります。
どのメーカーもお手入れのしやすさに大きな差はありませんが、機能や洗浄方法が少しずつ違っています。
メーカー別にお手入れのしやすさを詳しく見てみましょう。
TOTO ネオレスト
本体の素材 | フチの拭きやすさ | 洗浄の仕方 | 除菌機能 |
|---|---|---|---|
セフィオンテクト | 握るような拭き心地 | トルネード洗浄 | きれい除菌水 |
注)シリーズやタイプによって搭載している機能は異なります。
■本体の素材:セフィオンテクト
従来の素材に特殊なガラス層を焼きつけることで、便器内部表面をナノレベルまでなめらかに仕上げています。
これにより汚れが落ちやすく、また耐久性があるため長くきれいを保てます。
■フチの拭きやすさ:握るような拭き心地
手前から奥までフチ裏がないので、拭き掃除で見落としやすい死角部分がありません。
ウォシュレットのフチもないため、便器を握るように掃除できます。
■洗浄の仕方:トルネード洗浄
渦を巻くように便器の周りを洗浄することで、少ない水量で汚れを洗い流せます。
■除菌機能:きれい除菌水
表面に残った菌は、時間が経過するにつれて黒ずみ汚れに変化します。
ネオレストでは、水から作られる「きれい除菌水」によって便器内や便座裏、ノズルを除菌でき、黒ずみを作らせません。
LIXIL サティス
本体の素材 | フチの拭きやすさ | 洗浄の仕方 | 除菌機能 |
|---|---|---|---|
アクアセラミック | 握るような拭き心地 | パワーストリーム洗浄 | プラズマクラスター |
注)シリーズやタイプによって搭載している機能は異なります。
■本体の素材:アクアセラミック
水アカや汚物がつきにくいアクアセラミックが採用されており、日々のお手入れで汚れを防ぎやすくなりました。
■フチの拭きやすさ:握るような拭き心地
便器のフチをなくしたことで、握るようにサッとひと拭きでお掃除ができます。
■洗浄の仕方:パワーストリーム洗浄
便器のすみまで強力な水流が届くので、少ない水でもしっかりと汚れを洗い流すことが可能です。
■除菌機能:プラズマクラスター
便座裏や便器のすみずみまでプラズマクラスターイオンが届き、浮遊カビ菌、付着菌、におい原因菌を除菌します。
Panasonic アラウーノ
本体の素材 | フチの拭きやすさ | 洗浄の仕方 | 除菌機能 |
|---|---|---|---|
スゴピカ素材 ![]() | 挟むような拭き心地 ![]() | 激落ちバブル ![]() | オゾンウォーター ![]() |
注)シリーズやタイプによって搭載している機能は異なります。
■本体の素材:スゴピカ素材
水族館の水槽や航空機の窓などにも使用されている有機ガラス系の素材「スゴピカ素材」が最大の特長です。
水アカが固着しにくく、ぬめりや黒ずみを防ぎます。
■フチの拭きやすさ:挟むような拭き心地
スキマレス設計で段差がほとんどないため、日々のお掃除が楽になるでしょう。
独自の技術で便座周辺の継ぎ目もありません。
■洗浄の仕方:激落ちバブル
流すたびに2種類のたっぷり泡が便器内の小さな汚れまで落とします。
■除菌機能:オゾンウォーター
水際部分を中心に、オゾン水で自動除菌。
タンクレストイレの比較一覧
ここまで紹介してきた項目や特長の比較を主要3メーカーごとにまとめました。
TOTO ネオレスト | LIXIL サティス | Panasonic アラウーノ | |
|---|---|---|---|
費用 | RS:275,220円〜 | S:248,688円〜 | S160:183,150円〜 |
形状 | RS:丸みを帯びた柔らかなデザイン | S:シンプルかつコンパクトな形状 | 便座が曲線の形状になっており優美な雰囲気を演出 |
節水・節電機能 | 大:3.8L | 大:5.0L | 大:5.0L |
カラーバリエーション | 4色から選択が可能 | Gが5色でSが4色から選択可能 | ホワイトのみ |
お手入れのしやすさ | 本体素材:セフィオンテクト | 本体素材:アクアセラミック | 本体素材:スゴピカ素材 |
それぞれの特長をしっかり比較して、家庭にあったメーカーを選択しましょう。
どのタンクレストイレがおすすめ?選び方のポイント
タンクレストイレを選ぶ場合に押さえたいポイントは、以下の3つです。
- サイズ
- 掃除のしやすさ
- 価格
タンクレストイレのサイズを選ぶ際は、便器自体の大きさだけでなく、周囲にどれだけスペースが確保できるかも重要です。もし、限られたスペースしかないのであれば、Panasonicのアラウーノがおすすめです。コンパクト設計で、省スペースのトイレにも設置しやすいのが特長です。
掃除の手間を減らしたい場合は、汚れがつきにくい素材や自動洗浄機能を備えたモデルを選びましょう。例えば、TOTOの「セフィオンテクト」やPanasonicの「スゴピカ素材」は、汚れがつきにくい素材を採用しているため、掃除の頻度を減らせる点が魅力です。
タンクレストイレは、搭載されている機能によって価格が異なります。自動洗浄や節水性能を備えた高機能モデルは価格が高くなる傾向があるので注意が必要です。また、本体価格だけでなく、設置費用も含めたトータルコストで比較しましょう。
以上のポイントをチェックした上で、どのメーカーを選ぶべきか悩んだときにはデザインや形状で比較して、好みのものを見つけてみましょう。理想のタンクレストイレを見つける指標として、以下のおすすめを参考にしてみてください。
- 「デザイン性」と「ランニングコスト」を重視するならネオレストがおすすめ
- 「空間を広く見せたい」または「空間にこだわりたい」ならサティスがおすすめ
- 「個性的な空間にしたい」ならアラウーノがおすすめ
ネオレストは節水・節電性能に優れており、ランニングコストを抑えられます。なめらかなデザインが多く、トイレ本体の形状にこだわりたい方にもおすすめです。
サティスには、どのような空間にも馴染むシンプルかつコンパクトな形状のサティスSと、ゆったりとした座り心地で上質な空間を演出できるサティスGがあります。ブラックやグレーなどシックなカラーバリエーションとマットな質感を組み合わせれば、洗練された印象に仕上がるでしょう。
アラウーノはトイレ本体はホワイトでシンプルなデザインですが、便ふたのカラーや素材のバリエーションが豊富です。アースカラーのミネラルグリーンやテラコッタレッド、上質な印象の沙金やウッドボーダーなど、理想の空間に合わせて選べます。
注)カラーによっては納期が通常よりかかる場合があります。ご希望の際はご相談ください
タンクレストイレのメリット
タンクレストイレのメリットは、以下の3つです。
- デザイン性が高く、省スペースで設置できる
- 掃除の手間が省ける
- 節水効果が高い
それぞれ詳しく解説します。
デザイン性が高く、省スペースで設置できる
タンクレストイレの魅力の1つが、すっきりとしたデザインとコンパクトさです。タンクがない分、全体の奥行きは従来のトイレより約10cm短く、高さも30cmほど低くなるため、空間にゆとりが生まれます。
座ったときに足元に余裕ができるため、圧迫感が少ないのも特長です。コンパクトながらもデザイン性が高く、さまざまなインテリアとの組み合わせを楽しめるでしょう。
掃除の手間が省ける
シンプルな作りで掃除がしやすい点も魅力です。タンクレストイレは便器とタンクの間の隙間がなく、溝もあまりありません。タンクがないことで便器と壁の間に手が届きやすく、床まわりや便器の背面もスムーズに拭き掃除ができます。
また、商品によって汚れがつきにくい素材や自動洗浄機能を搭載しているモデルもあり、ますます掃除が楽になるでしょう。
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節水効果が高い
タンクレストイレは、少ない水量でもしっかり流せる設計になっており、節水効果の高さも魅力です。従来のタンク式トイレは1回の洗浄で約10リットル以上使うのに対し、タンクレストイレは約3.4〜4.8リットルと、3分の1以下の水量で済みます。そのため、水道料金の節約にもつながるでしょう。
ただし、これはおよそ25年前の旧式トイレとの比較です。タンク式トイレでも、新しくなるほど水の使用量は少なくなります。タンクレストイレの効果が特に大きく感じられるのは、古いトイレを使用している家庭と言えるでしょう。
タンクレストイレのデメリット
タンクレストイレのデメリットは、以下の3つです。
- 手洗い場が別途必要
- 水圧によっては設置できない
- 停電時に水が流せない
それぞれ詳しく解説するので、メリットと比較しながら導入を検討しましょう。
手洗い場が別途必要
タンクレストイレは、タンク式トイレと違って手洗い場がついていません。トイレ内ですぐ手を洗いたい場合は、手洗い場の設置が別途必要になります。
デザイン性や省スペース性が魅力のタンクレストイレですが、手洗い場を追加したことで結果的に空間が狭くなるケースもあります。また、トイレの設置費用とは別に手洗い場設置にコストがかかる点もデメリットになるでしょう。
水圧によっては設置できない
タンクレストイレは水道管から直接水を引くため、一定以上の水圧が必要です。そのため、マンションの高層階や水圧の低い地域では、十分な洗浄力が得られないことがあります。
導入前に水圧のチェックを専門業者に依頼し、必要であれば増圧ポンプの設置を検討しましょう。また、水圧が低い状況でも使用できるタイプのタンクレストイレを購入するのも選択肢の1つです。
停電時に水が流せない
タンクレストイレは水道から水を出したり、遮断したりする機能を電気で動かしているため、停電すると水を流せなくなります。
対策としては、以下の方法があり、まったく使えなくなる場合はほとんどありません。
- 乾電池を利用する
- 手動で動くレバーが設置されている
- バケツなどで水を流しこむ
しかし、非常時に不便なことは理解しておきましょう。

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まとめ
すっきりとしたデザインで、お手入れが簡単なタンクレストイレですが、設置環境やライフスタイルによってはデメリットも存在します。サイズや価格、掃除のしやすさといったポイントを比較して、家庭にあったタンクレストイレを見つけましょう。
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