この記事でわかること
- 太陽光発電の補助金の種類がわかる!
- 太陽光発電の補助金に関する気になる疑問がわかる!
東京都:太陽光発電の設置義務化と普及促進の取り組み
東京都は、2050年までのカーボンニュートラル実現を目指し、住宅や建築物への太陽光発電設備の導入を積極的に推進しています。
2025年度以降、新築住宅への太陽光パネル設置義務化をはじめ、区市町村単位での補助制度や導入支援も拡充されています。
こうした取り組みにより、太陽光発電を導入する家庭は初期費用の軽減や電気料金の削減といった経済的メリットを得やすくなっています。
東京都内では地域ごとに日射条件や住宅形態が異なるため、導入前にシミュレーションを行い、自宅に最適な発電規模や補助金制度を確認することが重要です。
東京都による太陽光発電設置に対する補助金の種類
東京都で太陽光発電システムを設置する際、使用できる代表的な補助金は下表のとおりです。
1.災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業 | |
|---|---|
主な支給条件 | 都内の住宅に太陽光発電システム、蓄電池システムなどの設備を新規導入 |
助成金額 | 10万~15万円/kW |
申請期間 | 令和5年度から令和11年度まで(助成金の交付は令和11年度まで) |
詳細ページへのリンク (クール・ネット東京) | クール・ネット東京 |
2.住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業 | |
主な支給条件 | 都内の戸建て住宅・集合住宅で本事業に登録された事業プランを契約 |
助成金額 | 契約プランによりさまざまな形で事業者から住宅保有者へと還元される(詳細は各プラン内容を確認ください) |
事業実施年度 | 令和9年度まで(助成金の交付は令和11年度まで) |
詳細ページへのリンク (クール・ネット東京) | クール・ネット東京 |
東京都では太陽光発電システムの導入を促進するため、上記の補助金以外にもさまざまな補助金制度を導入しています。詳細は、クール・ネット東京の補助金の一覧ページをご参照ください。ここからは、上表にある2種類の補助金制度について、詳しく解説します。

2025年09月10日
太陽光発電の設置はどこに頼む? 業者選びの必須ポイントや良い業者の特長・設置の流れ
太陽光発電を設置する際は、ポイントを押さえて業者選びをすることが大切です。本記事では、太陽光発電を設置する際の流れや業者を選ぶ際のポイント、失敗を回避するためにやるべきことをご紹介します。
補助金事業1.災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」は、省エネ性能に優れ、災害にも強い断熱・太陽光住宅の普及拡大を促進するために設けられた補助金制度です。制度の詳細について、以下で解説していきます。
支給条件は?
支給の条件は、太陽光発電システムや蓄電池を新規に導入することです。
その他、高断熱性能を持つ窓やドアへの改修、太陽熱利用システム、地中熱利用システムなどの導入も助成の対象になります。エコジョーズやエネファームなどの高効率給湯器は対象にならないので注意が必要です。
助成金額はいくら?
助成金額は、下表のとおりです。
新築住宅 | 既存住宅 |
|---|---|
3.6kW以下の場合:12万円/kW(上限36万円) | 3.75kW以下の場合:15万円/kW(上限45万円) |
3.6kWを超える場合:10万円/kW(50kW未満) | 3.75kWを超える場合:12万円/kW(50kW未満) |
参考:東京都「令和7年度 家庭における太陽光発電導入促進事業 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」
新築住宅と既存住宅では助成金額が異なります。また、太陽光発電システムの容量によっても金額が変動します。
申請期間と申請方法
・申請期間:令和7年度の申請期間は令和7年6月30日~令和8年3月31日まで
※事前申込みは令和7年5月30日に開始されています。
※年度ごとに予算額が決まっているため申し込みの金額が予算に近づいた場合は、申し込みの受付を停止する場合があります。
※予算に対する申し込み額の割合に関しては、クール・ネット東京のホームページで確認可能です。
・申請先:クール・ネット東京のホームページ
※交付申請用メールアドレスの登録が必要です。
※登録後、専用フォームでの申請手続きが開始できます。
・申請手続きの流れ
- 認証用メールアドレスの登録
- 専用フォームより事前申し込み
- 申し込みが受理されたら工事着工
- 交付申請兼実績の報告
- 補助金の入金
※申し込みは原則として、契約の締結や工事の着工より前に済ませる必要があります。
申請時の注意点
申請時の注意点は、以下の3つです。
- 補助金の申請が受理されてから契約する必要がある(逆の順番は申請不可)
- 予算上限により申請期限内でも終了する場合がある
- 年度をまたぐ際は要件変更の可能性がある
予算の上限や申請の要件は、あらかじめ確認しておきましょう。
「東京ガスの太陽光発電」の無料訪問相談では、補助金申請のサポートが可能です。補助金の申請が不安な方はお気軽にお問い合わせください。
補助金事業2.住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業
東京都の「住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業」は、初期費用ゼロで太陽光発電システムおよび蓄電池を設置するサービスを提供する事業者に対し、助成を行う事業です。
事業者に助成金が入金される制度ですが、対象となる事業者は初期費用ゼロで太陽光発電システムを設置できるプランを提供することになるため、プランを利用するユーザーに還元される仕組みになっています。初期費用を抑えて太陽光発電システムを導入したい方にとって、メリットの大きい制度です。
ここからは、制度の詳細について解説していきます。
支給条件は?
都内の戸建て住宅・集合住宅で、本事業に登録された事業プランを契約した場合に支給されます。登録された事業プランは、クール・ネット東京ホームページから確認が可能です。
東京ガスからは、初期費用ゼロで太陽光発電システムを導入できる「IGNITUREソーラー」がプランとして本事業に採択されています。初期費用を抑えつつ、お得な月額費用で太陽光発電が利用可能です。
助成金額はいくら?
助成金額は、契約プランにより異なります。各プランごとに、さまざまな形で事業者からユーザーに還元される仕組みになっています。
詳細は、クール・ネット東京ホームページから各プラン内容を確認してください。
申請期間と申請方法
・申請期間
交付申請期間は、初期費用ゼロサービス契約の締結日から1年を経過する日又は令和10年3月31日(金)のいずれか早い日まで
※事業期間は、令和4年度から令和9年度の予定になっています。
※年度ごとに申請期間が公表されるので、確認するようにしましょう。
・申請先:クール・ネット東京ホームページ
※交付申請用メールアドレスの登録が必要です。
※登録後、専用フォームでの申請手続きが開始できます。
・申請手続きの流れ
- 交付申請用のメールアドレスの登録
- 交付申請(登録事業プランを選択)
- 選択したプランの登録事業者と契約
- プラン開始後に助成金が還元
※東京都への申請は不要です。
注意点
申請に関する注意点は、以下のとおりです。
- 東京都に申請するのではなく事業者を選んで契約する必要がある
- 還元される料金などは契約する事業者によって異なるため比較検討が必要
本事業の注意点は、さまざまなプランを検討して、自分で事業者を選択する必要がある点です。たくさんあるプランの中から、自分にピッタリのものを選ばなければいけない難しさがあります。
東京ガスでは、初期費用ゼロ、お得な月額料金で太陽光発電が利用できるプランをご用意しています。ぜひ、以下からご覧ください。
東京都内の市区町村による太陽光発電設置の補助金一覧
23区内
自治体名 | 補助対象 | 申請期間 | 補助額 | 上限 | 各自治代ページ |
|---|---|---|---|---|---|
新宿区(個人向け住宅) | 太陽光発電 | 2025年4月14日(月)〜2026年3月31日(火) | 太陽光 10万円/kW | 太陽光 30万円 | |
杉並区 | 太陽光発電 | 2025年4月10日(木)〜8年2月27日(金) | 太陽光 4万円/kW | 太陽光 12万円 | |
文京区 | 太陽光発電 | 前期:2025年5月1日(木)~2025年9月30日(火) | 太陽光 10万円/kW(5kW超は5万円/kW) | 太陽光 70万円 | |
台東区(終了) | 太陽光発電 | 第1期:2025年8月1日(終了) | 太陽光 5万円/kW | 太陽光 20万円 | |
中野区 | 太陽光発電 | 前期:2025年5月12日〜(終了) | 太陽光 15万円(定額) | - | https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kurashi/kankyo/ondankataisaku/0686241120240301112636655.html |
世田谷区(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月1日〜2026年2月末日 | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 30万円 | |
目黒区(終了) | 太陽光発電 | 2025年6月1日〜2026年1月9日 | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 15万円 | https://www.city.meguro.tokyo.jp/kankyouhozen/kurashi/kankyou/taiyoukou.html |
品川区(終了) | 太陽光発電 | 2025年5月26日(月)~2026年3月31日(火) | 太陽光 5万円/kW | 太陽光 20万円 | https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-kankyo/kankyo-kankyo-zyosei/20250310125732.html |
港区 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)~2026年1月30日(金) | 太陽光 40万円(区民) | - | https://www.city.minato.tokyo.jp/chikyukankyou/joseikin/r5.html |
中央区(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月1日~ | 太陽光 10万円/kW | 太陽光 35万円 | https://www.city.chuo.lg.jp/a0036/machizukuri/bika/taisaku/kikijosei/ecojosei_jutaku.html |
千代田区(終了) | 太陽光発電 | 〜2026年2月13日(金) | 対象経費の20% | 太陽光 125万円 | https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/machizukuri/kankyo/hojo/sho-ene.html |
豊島区 | 太陽光発電 | 2025年5月1日(木)~2026年3月2日(月) | 太陽光 2万円/kW | 太陽光 8万円 | https://www.city.toshima.lg.jp/149/machizukuri/shizen/ecojutaku/003402.html |
北区 | 太陽光発電 | 〜2026年2月27日(金) | 太陽光 8万円/kW(区外業者)、9.6万円/kW(区内業者) | 太陽光 20〜24万円 | https://www.city.kita.lg.jp/dev-environment/environment/1010099/1010102.html |
足立区 | 太陽光発電 | 1期:2025年5月26日〜6月30日(終了) | 太陽光:消費税抜対象経費の1/3 または 6万円/kWのいずれか少額 | 太陽光 24万円 | https://www.city.adachi.tokyo.jp/kankyo/kurashi/kankyo/taiyoukouhatuden.html |
荒川区 | 太陽光発電 | 2025年5月1日(木)〜2026年2月27日(金) | 太陽光 2万円/kW | 区内事業者:15万円 | https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a024/kankyou/sinekojyosei2025.html |
墨田区 | 太陽光発電 | 2025年4月1日〜2026年2月27日 | 太陽光 5万円/kW | 太陽光 20万円 | https://www.city.sumida.lg.jp/kurashi/kankyou_hozen/jyoseikin/ecojyoseiseido.html |
江東区 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)~2026年3月13日(金) | 太陽光 5万円/kW(単独)/6万円/kW(同時導入) | 太陽光 20〜24万円 | https://www.city.koto.lg.jp/380201/machizukuri/kankyo/sedo/30jyosei.html |
江戸川区(終了) | 太陽光発電 | 第1回:2025年6月1日(日)〜2025年7月31日(木) | 太陽光 7.5万円/kW | 太陽光 22.5万円 | https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e086/toshikeikaku/kankyo/inochi/hojokin/taiyoukou.html |
葛飾区 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 太陽光 8万円/kW | 太陽光 40万円 | https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000062/1023018/1035385/1030818.html?hl=en |
大田区 | - | - | 未実施 | - | - |
渋谷区 | - | - | 未実施 | - | - |
板橋区 | - | - | 未実施 | - | - |
練馬区(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月15日(火)〜2026年3月31日(火) | 太陽光 8万円 | - | https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/shigoto/kankyo/energyreduction/hojo.html |
23区外
自治体名 | 補助対象 | 申請期間 | 補助額 | 上限 | 各自治代ページ |
|---|---|---|---|---|---|
昭島市 | 太陽光発電 | 2025年12月1日〜2026年1月30日 | 太陽光 1.5万円/kW | 太陽光 6万円 | https://www.city.akishima.lg.jp/s068/020/010/010/040/020/20170331085540.html |
あきる野市 | - | - | 未実施 | - | - |
国立市(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月1日〜 | 太陽光 新築2.5万円/kW、既存2万円/kW | 新築上限12.5万円 | |
国分寺市 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 15万円 | https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/1011090/1030856/1033980.html |
小平市(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 10万円 | |
立川市 | - | - | 未実施 | - | - |
調布市 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜12月26日(金) | 太陽光 2万円/kW | 太陽光 10万円 | |
八王子市(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月14日(月)〜 | 太陽光 1万円/kW | 太陽光 10万円 | https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/life/004/a546973/a871645/p007132.html |
武蔵野市 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜 | 太陽光 15万円 または 3万円×kW(上限5kW) | - | https://www.city.musashino.lg.jp/gomi_kankyo/shoene_eco/joseiseido/1005095.html |
三鷹市(終了) | 太陽光発電 | 設置日から起算して12カ月未満 | 太陽光 1万円/kW | 太陽光 10万円 | |
青梅市(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜 | 太陽光 1.5万円/kW | 太陽光 6万円 | |
府中市 | 太陽光発電 | 2025年4月7日〜 | 太陽光 2万円/kW | 太陽光 10万円 | https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurashi/sekatu/datsutanso_ondanka/ekohausu.html |
町田市 | - | - | 未実施 | - | - |
小金井市(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月1日〜2026年3月10日 | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 10万円 | https://www.city.koganei.lg.jp/smph/kurashi/473/hozyokin/06sinnene.html |
日野市 | - | - | 未実施 | - | - |
東村山市 | 太陽光発電 | 2025年5月1日(木)〜2026年1月23日(金) | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 15万円 | https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/kurashi/gomi/hojo/taiyoukouhojyo/r7_taiyoukou.html |
福生市 | - | - | 未実施 | - | - |
狛江市 | 太陽光発電 | 2025年4月1日〜2026年1月30日 | 太陽光 2万円/kW | 太陽光 8万円 | https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/41,127297,313,2006,html |
東大和市 | - | - | 未実施 | - | - |
清瀬市(終了) | 太陽光発電 | 2025年4月1日〜2026年3月31日 | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 10万円 | https://www.city.kiyose.lg.jp/kurashi/gomi/kankyouhozen/1003845/1013634.html |
東久留米市 | - | - | 未実施 | - | - |
武蔵村山市 | 太陽光発電 | 〜2026年2月2日(月) | 太陽光 市内業者3万円/kW(上限12万)市外業者2.5万円/kW | 太陽光 12万/10万 | https://www.city.musashimurayama.lg.jp/kurashi/kankyou/1018539/1018635.html |
多摩市 | 太陽光発電 | 2025年4月1日〜2026年3月31日 | 太陽光(新築)市内業者1.5万円/kW 市外1万円/kW(既存は市内3万円/kW等) | 上限は市内/市外で異なる(例:上限15万等) | https://www.city.tama.lg.jp/kurashi/kankyo/ondanka/hojo/1014430.html |
稲城市 | 太陽光発電 | 2025年7月1日(火)〜3月13日(金) | 太陽光 2万円/kW | 太陽光 8万円 | https://www.city.inagi.tokyo.jp/kankyo/kankyou/1005277/1012933/1005290/1012438.html |
羽村市(終了) | 太陽光発電 | 2025年5月1日〜2026年1月31日 | 太陽光 対象経費の1/2(ポイント表現) | 優先市内事業者例:15万ポイント等 | |
西東京市 | - | - | 未実施 | - | - |
瑞穂町 | - | - | 未実施 | - | - |
日の出町(終了) | 太陽光発電 | 2025年9月1日〜2025年9月30日 | 太陽光 3万円/kW | 太陽光 12万円 | |
檜原村 | - | - | 未実施 | - | - |
奥多摩町 | - | - | 未実施 | - | - |
大島町 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 助成対象費の4/3以内 30万円/kW | - | |
利島村 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 30万円/kW | - | |
新島村 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 30万円/kW | - | |
神津島村 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 30万円/kW | - | |
三宅村 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 30万円/kW | - | |
御蔵島村 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 30万円/kW | - | |
八丈町 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 30万円/kW | - | |
青ヶ島村 | 太陽光発電 | 2025年4月1日(火)〜2026年3月31日(火) | 30万円/kW | - |
補助金の金額や申請期間は、自治体によってバラバラです。また、区や市の補助金は東京都の補助金と併用できるものもあります。太陽光発電システムを低コストで導入できるよう、お住まいの自治体の事業をあらかじめ確認しておきましょう。
注) 自治体の補助金はすでに終了しているものもあります。詳細は、お住まいの自治体のホームページをご確認ください。
東京都で実際に受け取れる補助金額はいくら?具体例と計算方法
例えば、4.5kWの太陽光発電システムを設置した場合、東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」を活用すると、1kWあたり12万円の補助金が支給されます。つまり、「4.5kW×12万円」で54万円の補助金の受け取りが可能です。
補助金の種類 | 1kWあたりの補助額 | 計算式(4.5kWの場合) | 補助金額 |
|---|---|---|---|
東京都 | 12万円 | 12万円×4.5kW | 54万円 |
世田谷区 | 3万円 | 3万円×4.5kW | 13.5万円 |
合計受給額 | ー | ― | 67.5万円 |
東京都内で太陽光発電システムを導入した際に、実際に受け取れる補助金額の一例を紹介します。
例えば、4.5kWの太陽光発電システムを設置した場合、東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」を活用すると、1kWあたり12万円の補助金が支給されます。つまり、「4.5kW×12万円」で54万円の補助金の受け取りが可能です。
区や市などの補助金を併用できる場合は、より多くの金額が受け取れます。
例えば、世田谷区の場合、1kWあたり3万円の補助金が支給されます。つまり、4.5kWの太陽光発電システムを設置した場合、前述の東京都の補助金54万円に加え、世田谷区独自の制度で、「4.5kW×3万円」で13.5万円の補助金が追加され、合計67.5万円の受け取りが可能です。
参照:世田谷区 環境政策部「省エネ住宅のススメ」
なお、太陽光発電システムとあわせて設置されることも多い蓄電池の設置に関しても、補助金を使用できる場合があります。気になる方は、以下の記事もご覧ください。

2025年09月10日
5kWの太陽光発電システムの発電量はどのくらい?
補助金制度などの行政支援もあり、自宅に太陽光発電の設置を検討する方が増えてきていますが、実際、太陽光発電はどれくらいの電力を生み出せるのか気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、一般的な家庭に導入する設備としては比較的規模の大きい部類に入る「5kW」の太陽光発電システムについて、概要から具体的な発電量、導入に必要な面積やコスト、注意点などを詳しく解説します。
東京都の太陽光発電補助金に関するよくある質問
ここからは、太陽光発電の補助金に関する、よくある疑問に回答していきます。
- Q.国の補助金と、東京都の補助金は併用できる?
- Q.東京都の太陽光発電に対する補助金は代理申請してもらえる?
- Q.東京都で十分な日射量は得られるのか?
- Q.東京都では、太陽光発電だけでなく、蓄電池やV2Hの補助も受けられる?
それぞれの疑問について、回答していきます。
Q.国の補助金と、東京都の補助金は併用できる?
国による補助金と東京都補助金は併用が可能です。
ただし、類似制度同士の併用や同一設備への重複補助は不可となるケースがあります。
国・東京都・市区町村の補助金の併用を考えている場合は、必ず各補助金の申請条件を事前に確認してください。
Q.東京都の太陽光発電に対する補助金は代理申請してもらえる?
補助金事業によっては代理申請も可能です。例えば、東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業 」は、施工会社などによる代理申請が認められています。
代行申請してもらう場合は、契約内容などを助成対象者がきちんと説明を受ける必要があります。代行申請の有無や詳しい方法は、申請する補助金に関するホームページやお問い合わせ窓口などで確認しましょう。
参照:クール・ネット東京「事前申込の手順書」
Q.東京都で十分な日射量は得られるのか?
・東京都内の年間日照時間は約2,000時間で全国平均を上回っています。
特に、春から初夏にかけて日射量が高くなる傾向があり、適切な設置条件を整えれば発電効率を最大化することが可能です。
そのため日射量は年間として4.42kWh/㎡が見込めます。
Q.東京都では、太陽光発電だけでなく、蓄電池やV2Hの補助も受けられる?
・東京都の補助金は、蓄電池やV2Hの補助と併用することが可能です。
これにより導入コストを大幅に削減できる可能性があります。
市区町村の補助金も併用できる可能性があるので、事前に確認しましょう。

2025年11月26日
【2025年最新】家庭用蓄電池導入時に利用できる補助金一覧 補助金額や申請条件、申請方法も紹介
家庭用蓄電池を導入すると、国や自治体による補助金が交付されます。蓄電池の導入を検討している方にとって、補助金の情報はチェックしたいポイントです。 本記事では、2025年に交付される補助金の一覧や申請条件、補助金額について詳しく紹介します。補助金の申請方法や交付条件を知ると、より効果的に補助金を活用できるようになるでしょう。 蓄電池の補助金に関する最新情報をお伝えするので、ぜひご覧ください。
太陽光発電・蓄電池のことなら東京ガスのIGNITURE。


太陽光発電・蓄電池を導入し、電気代を削減しながら、災害時の停電リスクにも備える暮らしを始めませんか。同時に導入すれば、日中の発電で余った電力を蓄電することができ、太陽光発電・蓄電池それぞれのメリットを最大限活用できます。
太陽光発電・蓄電池の導入には、お住まいの地域ごとの補助金を活用することで初期費用を抑えられます。
たとえば、東京都内の戸建住宅に太陽光発電(8.7kW)と蓄電池(16.4kWh)を設置した場合、東京都から最大300万円の補助金を受領できる可能性があります注1, 2, 3)。
東京ガスの専門スタッフが対応いたしますので、まずはお気軽に資料請求や無料訪問相談をお申し込みください。
注1) 補助金の正式名称は東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」です。補助金には受給条件・予算枠があり、支給されない場合や上限金額での支給がされない場合があります。
注2) 本内容は東京都の2025年2月19日報道発表資料を基に試算したものです。詳しくはこちらをご参照ください。令和7年度の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の補助メニューは、令和7年第一回都議会定例会で予算案が可決・成立した場合に確定します。令和7年度の要綱は未確定のため、令和7年度の要綱の基準、条件に従って算定した場合には金額が異なることがあります。
注3) 令和7年度の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の要綱、条件に従って算定してしますが、 実際の補助金額とは異なることがあります。
また、補助金額の上限額は助成対象経費(税抜)となります。助成対象経費を上回る補助金は受給できないため、助成対象経費の金額によっては上記シミュレーションの金額を全額受給できない可能性があります。
東京ガスが選ばれる「3つの安心」
安心1. ご自宅にピッタリのプランのご提案
お客さまの家の屋根の素材や形に合った太陽光発電システム、また太陽光発電容量とお客さまの電気使用量から最適な蓄電池のご提案が可能です。さらに、太陽光発電・蓄電池設置後の電気代の削減効果をシミュレーションすることで、納得して導入いただくことができます。
安心2. 補助金申請もサポート
太陽光発電設備や蓄電池に対して、国や自治体から補助金が支給される場合があります。お客さまがスムーズに、手間なく申請できるよう東京ガスがサポートします。
安心3. 万が一の故障に備える、保証制度が充実
設置した太陽光発電に不具合や故障があった場合は、東京ガスの専門スタッフが責任をもって対応します。また、メーカーによる長期保証制度があり、保証期間内であれば無償での交換対応が可能です。注3)
注3) 保証期間は10~15年、保証期間や内容はメーカーによって異なります。故意による故障など、交換対応範囲外となる場合がございます。火災、風水害、地震、落雷、台風、噴火、津波などの天災地変に起因する損害、飛来物や盗難による損害などは保証対象外です。
まとめ
太陽光発電システムの導入にはまとまった初期費用がかかりますが、補助金を上手に活用すれば、負担を大きく軽減できます。
東京都は、太陽光発電設置の義務化に伴い、積極的に補助金制度を整備しています。また、自治体独自の補助金もあるため、併用できれば費用の負担をさらに減らすことも可能です。
しかし、補助金を上手に活用するためには、補助金を活用できる条件をきちんと理解して、申請時期を見逃さず、早めに申し込みをする必要があります。せっかくの補助金も、申請できなければ意味がありません。
本記事を参考に、太陽光発電に関する補助金への理解を深め、導入にかかる負担を少しでも減らしましょう。






