この記事でわかること
- エアコンが効かない・冷えない原因がわかる!
- 自分でできる対処法がわかる!
- 専門業者に相談すべきケースがわかる!
エアコンが効かない・冷えない原因6選
ここではまず、エアコンが効かない・冷えない原因として、以下の6つを紹介します。
- エアコンの設定に問題がある
- フィルターにホコリや汚れがたまっている
- 室外機の周囲に障害物がある
- エアコンの能力が部屋の広さに合っていない
- エアコンの冷媒ガスが漏れている
- エアコンが故障している
エアコンの設定に問題がある
エアコンが効かない原因のひとつに、設定ミスがあります。中でも多いのが、運転モードや温度設定などの間違いです。
例えば、涼しくしたいのに暖房運転になっていたり、設定温度が高めだったり、風量が弱い、省エネモードになっていたりといったケースが考えられます。
また、リモコンの電池切れで正しく動作しない場合もあります。その場合は電池を交換しましょう。
フィルターにホコリや汚れがたまっている
エアコンの冷暖房運転は、室内の空気を取り込み、冷やしたり温めたりした空気を再び室内に送り出す仕組みです。そのため、フィルターにホコリや汚れがたまって空気の流れが悪くなれば、効率が落ちます。「冷たい空気は出ているのに、以前より冷えにくい」というときは、フィルターの汚れを疑いましょう。
室外機の周囲に障害物がある
室外機は熱交換をする役割があるため、周りに障害物があると排熱不良が起こり、冷房が効きにくくなります。周囲にプランターやバケツなどが置いてある場合は移動させましょう。また、室外機が汚れていたり、直射日光が当たっていたりすることも排熱不良を招く原因になります。
エアコンの能力が部屋の広さに合っていない
新しくエアコンを買う場合は部屋の広さに適したエアコンを購入しているかもしれませんが、引越しなどで以前から使っていたエアコンをそのまま使う際には注意が必要です。
エアコンには「適用畳数(部屋の広さの目安)」があり、部屋がその範囲を超えていると冷房の効きが弱くなることがあります。カタログ等で適用畳数を確認しておきましょう。
適用畳数の目安は、木造住宅かコンクリート住宅かによっても異なるので注意してください。また、部屋の広さのほかに、日当たりが良すぎる、天井が高かったり、大きい窓や吹き抜けがあったりする場合も、冷房効率が悪くなる可能性があります。
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エアコンの冷媒ガスが漏れている
冷媒ガスが不足していたり、漏れていたりすると、エアコンの効きが悪くなります。冷媒ガスとは、空気の温度を下げたり上げたりする役割を持つ物質です。
エアコンの使用から7〜10年が経過する場合や、またはエアコンの使用頻度が多い場合は、経年劣化や漏洩により冷媒量が不足している可能性があります。
エアコンが故障している
エアコンの効きが悪く、なおかつ上記のいずれにも当てはまらない場合は、エアコンの故障を疑いましょう。特に次のような症状は、故障の可能性が高いです。
- 起動時に異音がする
- ブレーカーが頻繁に落ちる
- タイマーランプが点滅する
- 異臭がする
- 水漏れがある
- 電源が入らない
- 風が出ない
- 室外機が回っていない
自分でできる!エアコンの効きが悪いときの対処法
ここからは、エアコンの効きが悪いときの対処法のうち、自分でできるものを5つ紹介します。
- エアコンの温度設定を変更する
- リモコンのエラーコードを確認する
- エアコン本体をリセットする
- フィルターや室外機周辺を掃除する
- 室内の環境を改善する
エアコンの温度設定を変更する
エアコンを自動運転や省エネ、エコモードなどにしている場合、外気温によっては冷えにくくなる可能性があります。そのため、すぐに部屋を冷やしたいときは冷房運転にするか、設定温度を低くするのがおすすめです。
さらに冷やしたい場合は、風量を「中」や「高」に変更してみましょう。なお、温度を下げるよりも風量を強くするほうが、消費電力が少なくなるため節電になります。
リモコンのエラーコードを確認する
エアコンのほとんどの機種では、リモコンのエラーで異常を確認できます。エアコンを動かしたときにエラーコードが出た場合は、コードの内容を確認して原因を確認しましょう。ここでは、例としてダイキンのエアコンについて紹介します。
ダイキンのエアコンのエラーコードの確認方法は以下のとおりです。
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以下は、ダイキンのエアコンの主なエラーコードです。
エラーコード | 内容 | 原因 |
00 | 機器は正常 | |
A0 | 室内機のエラー | 冷媒漏洩センサーが冷媒などのガスを検知 |
C4 | 室内機のエラー | 熱交換器の温度を検知しているサーミスタの不具合 |
E1 | 室外機のエラー | プリント基板のマイコンの異常 |
U0 | システムエラー | システムの冷媒循環量不足 |
エアコン本体をリセットする
エアコンからぬるい風が出るときは、リセット機能を試すのも効果的です。メーカーによってリセット方法は異なるため、取扱説明書で手順を確認してください。ここでは、例としてダイキンのエアコンのリセット方法を紹介します。
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フィルターや室外機周辺を掃除する
上記の方法でもエアコンの効きが改善しない場合は、エアコンのフィルターを掃除しましょう。空気を取り込むフィルターにはホコリが溜まりやすく、定期的なお手入れが必要です。
また、室外機のトラブルによってエアコンの効きが悪くなっている可能性もあります。室外機の周りの障害物は取り除き、周囲に何もない状態にしましょう。下の図は、室外機と物との距離の目安です。

室外機周辺の草を抜いたり、遮熱シートを被せたりして、環境改善を図るのも効果的です。その際、吹き出し口を塞ぐと冷却効率が低下するおそれがあるので注意してください。
なお、室外機の分解掃除は自分で行うと故障のリスクがあります。専門業者に点検や掃除を依頼するようにしましょう。
室内の環境を改善する
冷気は床にたまる性質があるため、部屋が冷えないと感じたら、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させると良いでしょう。部屋全体に冷気が行き渡ることで体感温度が下がります。また、日差しが良く当たる部屋の場合、そのままでは部屋の気温が上がってしまいます。カーテンやブラインドを活用して日差しを遮りましょう。
冷房が効かない場合に専門業者の相談が必要なケース
エアコンが効きにくい際、以下に該当する場合は、自分で対処せず、専門業者に相談するのがおすすめです。
- エアコン本体や室外機をクリーニングする場合
- 冷媒ガスを補充する場合
- 使用期間が10年以上で買い替えを検討する場合
エアコン本体や室外機をクリーニングする場合
フィルター掃除や室外機周辺の片付けを行っても冷房の効きが改善しないときは、専門のエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。
室内機の分解洗浄によって、内部のカビ・ハウスダストを除去でき、冷房効率が向上します。また室外機に関しても、自分での水洗いには故障のリスクがあり、モーターや電子基板が濡れると壊れるおそれがあるため、専門業者に任せると安心です。
東京ガスのハウスクリーニングなら、室外機を分解して掃除してくれます。自分ができない範囲まで掃除してもらえるのが魅力です。
冷媒ガスを補充する場合
冷房が効かないうえに、以下の症状があるときは、冷媒ガスが漏れている可能性があります。
- 設定温度と室内温度が一致しない
- エアコンの運転音が大きい
- 異臭がする
- 風量が弱まる
冷媒ガスを自分で補充する方法もありますが、爆発や火災のリスクがあるためおすすめしません。メーカー修理窓口または専門業者に点検・補充を依頼することを強くおすすめします。
また、ガス漏れが原因で部品交換や配管交換が必要になると、修理費用がかさみがちなため、新品に買い替えたほうが安く済む可能性があります。
使用期間が10年以上で買い替えを検討する場合
エアコンの一般的な耐用年数は約10年といわれています。使用期間が10年を超えると、冷媒ガスの劣化や部品の摩耗によって性能が低下しやすくなり、電気代が高くなるケースもあります。そのため、効きが悪い・異音がするなどの症状がある場合は、修理よりも買い替えを検討するのがおすすめです。
また、多くのメーカーでは部品の保有期間が製造終了後10年程度と定められており、それを過ぎると修理対応が難しくなることもあります。安全面やコスト面を考慮すると、10年以上使用している場合は専門業者に相談し、買い替えを前提に見積もりを取ると良いでしょう。
まとめ
エアコンの効きが悪い原因は、エアコンの設定ミスや、フィルターの汚れ、室外機周辺の障害物、部屋の広さ、冷媒ガスの漏れ、エアコンの故障などが考えられます。まずは、温度設定の変更、エアコン本体のリセット、フィルターや室外機周辺の掃除、室内の環境を整えることから始めましょう。しかし、それでも改善しなかった場合は、専門業者への相談がおすすめです。
東京ガスではエアコンを奥まで分解して洗浄し、目に見えないカビやハウスダスト、花粉を除去します。壁掛エアコンはもちろん、天井埋め込みエアコンにも対応。防カビコーティングや室外機の掃除などのオプションを一緒に行うことも可能です。
また、壁掛エアコンの交換も行っており、さまざまな商品を用意しております。取り付け費用や出張費が基本工事費に含まれるのも嬉しいポイントです。ぜひ一度お問い合わせください。






