蛇口

水漏れ修理の費用相場は?依頼時の注意点や安く抑えるコツについても解説

キッチンやお風呂、トイレなどからの水漏れは、できるだけ早く修理をしたいところですが、修理費用がどのくらいかかるのか、どのような修理方法があるのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、水回りで起こる水漏れ修理の費用相場をまとめてみました。修理を依頼する際の参考にしてみてください。

最終更新日:2025年05月13日公開日:2024年04月12日

目 次

  1. 水漏れの修理を依頼するときの費用相場
  2. 蛇口の水漏れの修理・交換費用
  3. トイレの水漏れの修理・交換費用
  4. キッチンの水漏れの修理・交換費用
  5. 浴室の水漏れの修理・交換費用
  6. 洗面所の水漏れの修理・交換費用
  7. 洗濯機周りの水漏れの修理・交換費用
  8. 給湯器の水漏れの修理・交換費用
  9. 屋外の配管工事・排水管の高圧洗浄
  10. 修理できないケースもある
  11. 水漏れ修理を依頼するときに注意すべき7つのポイント
  12. 水漏れ修理を依頼するとき安く抑えるコツ
  13. 水漏れを防ぐために気を付けること
  14. 水漏れが起きたら信頼できる業者に修理を依頼しよう
  15. 東京ガスに修理を依頼する
  16. 水漏れの修理にかかる費用や安く抑えるコツを理解しよう

水漏れの修理を依頼するときの費用相場

水漏れの修理は、箇所によって必要な部品や作業内容が違うため、費用も様々です。ここでは、東京ガスの水まわり修理の料金表をもとに、水漏れ箇所別に修理費用の相場を紹介していきます。

参考)東京ガスの水まわり修理 料金表

蛇口の水漏れの修理・交換費用

蛇口から水漏れしている場合は、パッキンの交換で済む場合が多くあります。作業自体はそれほど難しいものではなく、その他の水漏れ修理と比べると費用もそこまで多くかからずに修理できるでしょう。

交換や修理にかかる費用について、具体的に紹介します。

パッキン交換

パッキン交換

パッキンの交換に伴う修理の費用相場は、基本の作業料金と部品代、出張料などがかかります。
東京ガスの場合は以下の料金となります。

  • 蛇口のパッキン交換/12,100円(税込)

パッキンには、コマパッキンやUパッキン、平パッキン、三角パッキンなどさまざまな種類があり、サイズも適切なものを選ぶ必要があります。交換に必要なパーツを間違えてしまうリスクもあるため、ご自分で用意するよりもプロに修理を依頼するのが良いでしょう。

キッチンなどで使われていることが多いカートリッジ式の水栓の場合は、機能性の高いものほど交換用の部品代がやや高額になりやすいです。また、メーカーでしか対応できない場合もあります。修理を依頼する際は、メーカーや機種名を伝えて対応できるか確認するのがよいでしょう。

  • 水栓カートリッジ交換/12,100円(税込)+部品代(メーカーによる)

蛇口の修理・調整

蛇口の修理

蛇口のネジや給水管との接続部分から水が漏れてしまう場合、ナットを締め直したり隙間を埋めるシールテープを巻きなおしたりする調整を行うことがあります。

  • 部品交換を伴わない調整修理:12,100円(税込)

蛇口の交換

バルブ式の蛇口の場合は、パッキンの交換や調整だけでは修理対応できないことがあります。その際は、蛇口本体の交換が必要です。蛇口の形状やお選びいただいた機種によっては費用に差が出るため、事業者HPの掲載情報等を確認するようにしましょう。

トイレの水漏れの修理・交換費用

トイレにおける水漏れの原因は、給水管・止水栓・トイレタンク・温水洗浄便座(ウォシュレット・シャワートイレなど注))と多く、修理箇所によって費用に差があります。

給水管の交換

給水間の交換

トイレの給水管からの水漏れは、給水管自体が原因ではなく、パッキンの劣化やナットの緩みでも起こります。金属同士のパーツを固定する際、水が漏れないようにゴム製のパッキンを間に挟んでいますが、経年によって劣化したり、形状が変化してしまったりすることで、すき間が生まれて水が漏れるケースがあります。給水管そのものがサビによって損傷している場合は、新しいものに交換して対応しますが、給水管自体の交換と同時に、パッキンも新しくしておくと良いでしょう。

  • トイレタンクまわり部品交換/12,100円(税込)+部品代
  • 各種パッキンの交換/12,100円(税込)

止水栓の交換

止水栓の交換

水道管からトイレに供給される水は、止水栓を通ってタンクや温水洗浄便座 (ウォシュレット・シャワートイレなど注))に流れていく仕組みになっています。大本である止水栓を閉めることで、一時的に水漏れを防げますが、この止水栓自体が原因で水漏れするケースもあります。その際は、止水栓の交換が必要です。

  • トイレタンクまわり部品交換/12,100円(税込)+部品代

タンク内の部品交換

タンク内の部品交換

トイレタンクが原因となって起こる水漏れの場合は、タンク内部のパーツが経年によって劣化していると考えられます。トイレタンクの内部には、給水と排水を行うためのパーツが複雑に配置されていますが、常に水に浸かった状態であるため、劣化のスピードも早いのが弱点です。特にゴム製のパーツは経年劣化が避けられないため、耐用年数を超えた場合には、取り替え用のパーツを用意して交換する必要があります。

  • タンク内部品交換/12,100円(税込)+部品代

温水洗浄便座の部品交換

温水洗浄便座の部品交換

ウォシュレットやシャワートイレなど注)温水洗浄便座が原因となる水漏れも、よくあるトラブルです。温水洗浄便座は複雑な造りになっているため、故障が発生しやすく、特に設置から数年が経過している場合は、ゴム製パッキンが劣化・変形することで水漏れが起こりやすくなります。他にも「給水フィルター」「水抜き栓」といったパーツ部分が原因となって水漏れが起こる可能性もあり、部品交換などの修理が必要です。

  • トイレタンクまわり部品交換/12,100円(税込)+部品代

つまりの除去

つまりの除去

トイレのつまりによる水漏れでよくあるのが、一度に大量のトイレットペーパーを流すことが原因によるものです。本来であれば、水圧で流れていくはずのトイレットペーパーが排水管の途中でつまり、水漏れを起こしてしまいます。特に節水型トイレは、少量の水で流せるように設計されているため、水圧が低くつまりやすい傾向にあるので注意が必要です。

  • 便器脱着を伴わないつまり除去/12,100円(税込)
  • 便器脱着を伴うつまり除去/38,500円(税込)

フラッシュバルブの交換

フラッシュバルブの交換

フラッシュバルブの内部には、水圧によって上下運動するピストンの役割を担うバルブがあり、水道管からの水を流す機構になっています。通常であれば水を流し終わった後、バルブが下へ押し下げられて自動で給水が止まりますが、この部分に不具合が発生すると水漏れを起こすことがあり、フラシュバルブの交換や修理が必要です。

  • フラッシュバルブの交換/20,900円(税込)+部品代

キッチンの水漏れの修理・交換費用

キッチンで起こる水漏れの原因は、主に給水管からの水漏れと排水口からの水漏れの二つです。水を使っていないのにシンクの下に水がたまっているなら、給水管のトラブルが考えられます。一方、水を使っていてシンクの下で水漏れしている場合は、排水口に原因があると考えられます。

給水管の交換

給水管の交換

蛇口とつながっている給水管は、止水栓などいくつかのパーツで接続されています。この接続部に使われているパッキンやシールテープが劣化することで、水漏れが起こることがあります。また、素材や家屋の環境によって違いはありますが、給水管の耐用年数は20年程度とされているため、設置から時間が経っている場合は、給水管本体の交換も検討したほうが良いでしょう。

  • 給水管交換(フレキ管加工:1m以内)/14,300円(税込)+部品代

排水口の部品の交換

排水口の部品の交換

排水口や排水トラップ、排水管から水漏れしている場合は、各部のパッキンの劣化が疑われます。ゴムパッキンを交換して、ナットを締め直すことで水漏れの修理が可能です。また、排水ホースが破損して水漏れしている可能性もあります。排水ホースは塩化ビニルを素材にしたものが多くて丈夫に作られていますが、経年による劣化などで破けてしまったら、交換が必要になります。

  • 流し台排水部品交換/12,100円(税込)+部品代

つまりの除去

つまりの除去

キッチンの排水口や配管には、食品カスや油分、洗剤カスなどがたまりやすく、定期的な洗浄が必要です。特に注意したいのが、油分です。油分が乳化物質になることで配管をつまらせる大きな原因となってしまいます。状態が悪化すると高圧洗浄機による作業が必要になり、かかる費用も大きくなるため、普段から食器や調理器具の油分をキッチンペーパーなどでふき取ってから洗うなど、できるだけ油分を排水しないように気を付けましょう。

  • 排水管つまり/12,100円(税込)
  • 屋内外排管詰まり(トーラー)/25,300円(税込)

浴室の水漏れの修理・交換費用

浴室における水漏れの主な原因は、水栓やシャワーヘッド・ホースです。浴室の水栓には、サーモスタット混合水栓が使われていて、一般的な蛇口と比較して交換に伴う費用も高額になりやすいです。

シャワーヘッド・ホースの交換

シャワーヘッド・ホースの交換

シャワーヘッド・ホースの耐用年数はおよそ5~10年とされています。水アカなどが付着して水の出が悪くなったり、接続部分のパッキンが劣化したりすることで水漏れしやすくなります。シャワーホース・ヘッドは、定期的な交換がおすすめです。

  • シャワーヘッド・ホース交換/12,100円(税込)+部品代
  • 水栓部品の交換/12,100円(税込)+部品代

排水トラップ関連の部品の交換

排水トラップ関連の部品の交換

浴室の排水口には、下水からのニオイがあがってこないように、少量の水を溜めておく排水トラップが採用されています。排水トラップにはゴム栓が使われているため、使用年数が経過するとゴムが少しずつ劣化して、排水口との接続部分にすき間が生じて水漏れすることがあります。

  • 洗い場排水トラップ関連部品交換/12,100円(税込)+部品代

つまりの除去

浴室排水口のつまりによる水漏れの場合は、つまりの除去作業を行います。髪の毛などが排水管の奥深いところでつまっている場合は、高圧洗浄機による作業が伴うため、費用も高額になりがちです。

  • 排水管つまり/12,100円(税込)
  • 屋内外排管詰まり(トーラー)/25,300円(税込)

洗面所の水漏れの修理・交換費用

洗面所で起こる水漏れは、給水管や止水栓、排水トラップの3カ所が主な原因として挙げられます。洗面所は毎朝の洗面や歯みがき、帰宅後の手洗いなどで使用する頻度が特に高い水回りの設備です。髪の毛や石鹸カスなどで配管がつまってしまい水漏れしやすいため、定期的な掃除や点検・メンテナンスを心掛けましょう。

給水管の交換

洗面所の給水管から水漏れしている場合、パッキンの劣化やナットの緩みなどが原因であると考えられます。パッキンの交換であれば1万円程度での修理が可能ですが、給水管そのものが破損している場合には、別途で追加の費用が必要となります。

  • 水栓部品交換/12,100円(税込)+部品代
  • 給水管交換(フレキ管加工:1m以内)/14,300円(税込)+部品代

止水栓の交換

洗面所の蛇口に水を供給している止水栓から水漏れがある場合は、水道の元栓を閉めてから止水栓本体を交換する必要があります。

  • 止水栓交換/12,100円(税込)+部品代

排水トラップ関連の部品の交換

洗面所で水漏れしていて下水のようなニオイがする場合は、排水トラップに不具合の原因があると考えられます。排水トラップの接続箇所が緩んでいたり、接続部分のゴム製パッキンが劣化したりすることが原因でしょう。排水トラップの部品交換などの修理を依頼してください。

  • 排水トラップ部品交換/12,100円(税込)+部品代

洗面ボウルの交換

洗面ボウルに物を落としてひび割れたり欠けたりしてしまうことで、水漏れするケースがあります。多くの洗面ボウルは陶器で出来ているため、一時的に陶器専用の補修ボンドなどを用いて補修もできますが、耐久性の面で不安が残るため再び水漏れが起きる前に交換するのをおすすめします。

  • 洗面ボウル交換/25,300円(税込)+部品代

洗面台のグレードによって部品代の価格は幅があります。

洗濯機周りの水漏れの修理・交換費用

洗濯機周りも水漏れが起こりやすい箇所です。給水ホースや排水ホースの劣化、蛇口との接続部分の緩みやパッキンの変形、排水トラップの不具合などが主な原因となります。基本的には、水漏れが起きている箇所の部品を交換して修理します。

給水ホースの交換

洗濯機と水道をつなぐ部分には、ニップルと呼ばれる専用のパーツが使用されています。水道からの水圧にも耐えるように設計されていますが、洗濯機を使用しない時も蛇口を開けたままにしておくと水漏れが起こりやすくなります。給水ホースと併せて、新しい部品に交換するのが望ましいです。

  • 給水ホース交換/12,100円(税込)+部品代

洗濯機用排水トラップの交換

洗濯機用排水トラップの交換

洗濯機の排水にも排水トラップが採用されているため、長く使用していると水漏れが起こる可能性があります。排水トラップが水漏れの原因の場合も、新しいパーツに交換して修理対応することになります。

  • 洗濯排水トラップ部品交換/12,100円(税込)+部品代

つまりの除去

つまりの除去

排水管のつまりが原因で水漏れする場合、つまりを解消したり高圧洗浄機で排水管を洗浄したりすることで解消できます。洗濯機の排水は、衣類の繊維クズや髪の毛、洗剤カスがたまりやすく、定期的な洗浄が必要です。洗濯機が頻繁にエラーを起こしたりする場合は、排水口がつまって上手く排水できていないことの前兆です。大掛かりな水漏れになる前に対処することをおすすめします。

  • 排水管つまり/12,100円(税込)
  • 屋内外排管詰まり(トーラー)/25,300円(税込)

給湯器の水漏れの修理・交換費用

給湯器

給湯器も水漏れが起こりやすい箇所です。不具合によっては、部品の交換等の修理で対応できますが、給湯器の場合、各メーカーにおいて標準的な使用条件で安全に使用できる設計期間を10年としているケースが多いため、10年を超えた故障については交換を検討し始めるタイミングであると言えるでしょう。

給湯器の部品の交換

ガス機器の修理費用は、出張費、故障診断料、技術料、部品代で構成されるのが一般的です。故障箇所によって作業内容や費用が異なるため、まずは故障箇所の診断・見積もりを依頼しましょう。
料金の目安としては、東京ガスにてふろ給湯器の部品交換修理をいただいたうち、25,000円以下で納まるケースは7割以上、25,000円を超えるケースは3割以下となっています。注)

注)2022年度のガスふろ給湯器における部品交換時の修理費用(東京ガスグループ調べ)

屋外の配管工事・排水管の高圧洗浄

蛇口や排水口などの目に見える箇所からの水漏れではなく、埋設した配管から水漏れしている場合は、漏水調査が必要になります。普段よりも水道代が高くなっていたり、水道を使っていなくても水道メーターが動き続けたりしている場合は、漏水が疑われます。

漏水調査

漏水調査

漏水は箇所を特定することが非常に難しく、専門の業者による作業が必要になります。戸建てなのかマンションなどの集合住宅なのかによっても、費用にもばらつきがあります。東京ガスの場合は以下の料金です。

  • 漏水調査(一般家庭・戸建て)/12,100円(税込)~
  • 漏水調査(集合住宅)/12,100円(税込)~

配管工事

屋外にある配管や排水桝(ます)が経年劣化で破損し、水漏れが発生する場合があります。水道の配管には、塩ビ管や鋳鉄管が用いられていますが、耐用年数は30年~50年程度のため、古い建物の場合は配管工事も検討したほうが良いでしょう。また寒い地域の場合、冬季の凍結によって配管が破裂することもあり、交換を伴う修理が必要になる場合があります。

  • 給水・給湯管基本工事/18,700円(税込)+部品代
  • 給水・給湯管工事含む水栓本体交換/38,500円(税込)+部品代

2階部分の配管の取替作業などは、追加の費用が必要になる可能性があります。

排水管の高圧洗浄

排水管の高圧洗浄

排水管のつまりが原因で水漏れしているケースでは、高圧洗浄機による作業でつまりが解消できます。屋外に設けられた排水桝からノズルを入れ、配管内のつまりを解消していきます。

  • 詰まりを伴う高圧洗浄(1世帯)/39,600円(税込)
  • 屋内外排管詰まり(トーラー)/25,300円(税込)

作業料金は、排水桝からの配管の長さによって加算されることがあります。詳しくは見積もり時に確認しましょう。

修理できないケースもある

住宅で起こる水漏れはさまざまな原因がありますが、専門技術を持った業者に修理を依頼すれば、対応できるケースが多いです。ほとんどの水漏れに対応してくれます。ただ、条件によっては修理ができなかったり対応できる業者が限られていたりするケースもあります。いざ水漏れの修理を依頼しようと思った時に慌てず対応できるよう、修理できないケースについて理解しておきましょう。

以下に当てはまる場合、業者での修理対応ができない可能性があります。

製造が終了している部品の交換対応

水栓や給湯器の部品交換が必要な修理において製造が終了しているなどの理由で、交換用の部品を調達できない場合があります。メーカーによる部品の保有期間は、製品やメーカーによって異なりますが、給湯器の場合だと製造を終了してから5~7年以上経過していると「部品保有期間」が過ぎている可能性がでてきます。廃盤や生産終了となった製品を使用している場合は、部品交換ではなく本体の交換が必要になるでしょう。

メーカー直営店でしか対応できない製品の場合

蛇口などの水栓金具のメーカーによっては、部品交換を含めたすべての修理・メンテナンスを直営のメンテナンスサービスのみで対応しているケースがあります。メーカー以外の修理業者による作業ができないため、注意しなければなりません。不具合がある場合は、メーカーに直接問い合わせてください。

電気系統に異常がある水回りの修理対応

水回りの設備には、電気によって動いているものも多くあります。給湯器、ウォシュレット注)等の温水洗浄便座、タンクレストイレ、タッチレスタイプの蛇口等には電気が必要です。こうした製品は電化製品であるため、電気系統に不具合が発生した場合、水道修理業者では対応できないことがあります。メーカーや販売店、工事店への問い合わせも検討しましょう。

水漏れ修理を依頼するときに注意すべき7つのポイント

水漏れ修理の費用は、箇所によって異なる他、修理業者によっても違いがあります。また、想定外の高額の修理費用を請求される事例もあり、業者選びは慎重に行いたいものです。ここでは、修理業者を選ぶ際に気を付けるべき9つのポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

1. 水道局指定工事店を選ぶ

水道工事を行う修理業者には、「水道局指定工事店」と「非指定工事店」の二つがあります。水漏れ修理を依頼する際は、ぜひ「水道局指定工事店」であるかどうかを確認してください。

水道局指定工事店とは、各水道事業者から「給水・排水装置工事が適切に行える」と認定を受けた修理業者です。この認定を受けるには、全国共通の要件をクリアする必要があるため専門知識や技術を兼ねている業者を探す目安となるでしょう。

一方、非指定業者でも施工できる水道工事がありますが、無資格工事によるトラブルが起こる可能性は否定できません。特に、給水管や水栓の新設工事、種類変更や増設などの改造工事、取り外し・撤去・修繕工事には、高い専門性と技術が求められるため、指定を受けた業者でなければ対応ができなくなっています。

修理の費用が安いからといって非指定業者に依頼して、後々指定業者に再修理を依頼することになる事例も見受けられるため、無用なトラブルや出費を避けるためにも、指定業者であるかどうかをしっかりと事前に確認しましょう。

2. 修理費用の相場を確認する

修理を依頼した際、気になるのが費用です。修理費用の総額は「出張診断料」+「作業料金」+「部品代」で構成されるのが一般的ですが、ホームページ等で修理にかかる費用の内訳や、症状・作業内容ごとの料金例を掲載している業者も多いので、依頼前にいくつかのサイトを見比べて確認しておくとよいでしょう。

3. 作業前に見積もりを取る

水漏れの修理費用はたとえ同じ箇所であっても、現場の状況や住宅設備の種類、作業内容などによって費用に差が出ます。決まった価格がないだけに、修理費用が適正価格なのかを見分けるために、必ず作業前に見積もりを取るようにしましょう。
ホームページ上では低額な料金を表示しているにも関わらず、実際に依頼してみると高額な料金を請求されたといった事例も発生しているため注意が必要です。注)
見積もりを取らないまま修理を依頼してしまうと、予想外に高額な修理費用を請求されたり、費用の内訳が不透明なまま支払いをする羽目になってしまったりするため、面倒でも必ず見積もりを依頼し、納得してから作業を依頼するようにしましょう。

参考)ウェブサイト上では低額な料金を表示しているが、実際には高額な料金を請求するトイレの詰まり修理業者に関する注意喚起 | 消費者庁(2023.09.06)

4. 見積もり時点で追加料金が発生する可能性があるか確認する

現地調査に基づく見積もりの工事内容や金額に収まらず、追加の工事や費用が発生することもあるため、見積もりをもらった時点で、追加料金が必要になる可能性を確認しておきましょう。
基本的には見積もりの範囲内で修理業者は工事を行いますが、実際に作業してみなければ分からないことや後々のことを考えて、追加の工事を行った方が良いケースもあります。金額や工事内容に納得してから依頼するためにも、しっかりと事前の確認を取りましょう。

5. 実績のある修理業者を選ぶ

Webで修理業者を探す場合は、業者のホームページの情報だけでなく口コミやユーザーの体験談なども併せて参考にするようにしましょう。とはいえ、Web上には高く評価するレビューもあれば低評価の意見もあり、見極めるのは簡単ではありません。実績の良し悪しを判断できない場合は、大手の修理業者に依頼するのが無難です。最安値の料金でなかったとしても、修理対応の品質は一定レベルを担保しやすいです。

6. 見積もり時の対応が丁寧かを確認する

複数の修理業者から見積もりを取るのが鉄則ですが、あまりにも見積もり額が安すぎる場合や対応がいい加減な業者は避けるようにしましょう。見積もりには決まったフォーマットがなく、修理業者によって内訳はさまざまです。技術料や作業料・サービス料の中に出張料が含まれているケースもあれば、別途で交通費や現地調査費用が加算されているケースがあり、一概に比較できないことも珍しくありません。見積もりの内容や作業に関して、疑問があれば気軽に質問してみましょう。丁寧な説明があったり質問に対して明確な返答がもらえば、納得して依頼しやすいです。

7. 賃貸住宅の場合は大家や管理会社に相談する

マンションなどの賃貸物件に住んでいる方は、見積もりや修理を依頼する前に、水漏れの発生を管理会社や大家さんに連絡しましょう。自己判断で修理をしてしまうと、修理費用を誰が負担するかでもめてしまうことになります。お住いの物件や管理会社によっては、提携の修理業者があるなど、依頼先が決まっていることがあるためです。ご自分で探した修理業者に依頼した場合、修理費用も自己負担しなければならない状況も想定されるので、注意してください。

水漏れ修理を依頼するとき安く抑えるコツ

水漏れの修理をできるだけ安く抑えたい場合には、以下に紹介するポイントに注意してみてください。水漏れの箇所によっては早期の対応が必要な場合もあれば、追加料金が請求される時間帯や日程を避けたほうが安く依頼できる場合もあります。また、水漏れの修理費用は基本的に自己負担となりますが、条件を満たせば火災保険などの補償でまかなわれるケースがあります。

1. 水漏れが悪化する前に早急に依頼をする

最初はわずかな水漏れであっても、放置しておくことで被害が拡大することがあるため、早期の修理対応を心がけましょう。特に給湯器など電気系のパーツが使われている設備は要注意です。配管の接続部分で起こるパッキンの劣化などであれば、修理にかかる手間も費用もさほど大きくはなりません。ただ、長時間にわたって水漏れが続くと、漏れた水が制御基板などを腐食させたりサビの原因になったりして、大きな故障につながりかねません。設置から時間が経過している古い機器の場合、メーカーによる部品保管の期限が過ぎて修理に必要な交換パーツが調達できなくなる可能性があります。そうなると修理対応ができず、給湯器などの本体を丸ごと交換するしか打つ手がなくなってしまいます。

2. 早朝・夜間・休日の依頼はなるべく避ける

水漏れや水回りのトラブルは、いつ起こるかわかりません。そのため、水漏れの修理業者の多くがコールセンターを設け、夜間や休日にも対応できる体制を整えています。よほど緊急を要する場合は別ですが、できれば夜間や休日には修理を依頼しない方が、修理費用を安く抑えられる可能性が高いです。通常の料金に加えて、夜間や休日の対応は特別料金を請求されることが多いためです。

3. 近場にある修理業者を選ぶ

修理を依頼する場合は、できるだけ自宅から近い場所にある業者を選ぶのが良いです。遠方の修理業者の場合、追加の出張費が発生する等で修理費用が高くなる可能性があるためです。また、修理対応までに時間がかかることもあります。即日対応でサポートしてくれる業者も多くありますが、基本的には営業エリア内に条件が限られます。修理業者のホームページで対応エリアかどうか、追加料金がかからないかを確認して依頼するのがよいでしょう。

4. 火災保険が適用される場合は活用する

場合によっては、水漏れの修理が加入している火災保険の対象となることがあります。この場合、保険会社とのやり取りは、被保険者自身が行う必要があり、修理業者が申請することはありません。保険が適用されるかどうかなどの詳細について、ご自分が加入されている保険会社に確認する必要があります。

水漏れ損害補償

火災保険では火災以外の損害でも、補償金が支払われます。適用されるのは、住宅総合保険に加入しているケースです。水濡れ、物体の落下・飛来、衝突、盗難に対する補償が含まれ、給排水設備の事故や漏水における被害が水漏れ(濡れ)損害補償の適用となります。

個人賠償責任保険

火災保険以外に、個人賠償責任保険による補償が受けられる場合があります。火災保険では、補償の範囲は自宅に限られます。そのため、マンションに住んでいて自宅の水漏れが階下の住宅にも被害を及ぼしてしまった場合は、補償の対象外となってしまいます。

一方個人賠償責任保険に加入していれば、賠償金を補償によってまかなえるため他人の家への水漏れ被害にも備えることが可能です。自動車保険やクレジットカードに付帯して加入しているケースが多いので、ご自分が加入者であるかどうか確認してみましょう。

5. 水漏れの場合、水道代を減額できるか確認する

お住いの自治体によっては、正しく水道を使用していたにもかかわらず水漏れした場合は、水道代を減額できる場合があります。例えば、地震や大雨などの影響を受けて水道管が破裂するなどの被害を受けた場合、減額の対象になる可能性があります。お住いの地域の水道局に問い合わせて確認してみましょう。
対象の場合は水道利用者による申請によって減額・免除になるため手続きが必要です。水道局指定の修理業者による修理が条件になっているなど、自治体によって細かな条件が異なるため、まずは水道局に連絡して減免手続き・申請を行い、払い戻ししてもらってください。

水漏れを防ぐために気を付けること

水回りの設備機器からの水漏れは、普通に使っていても起こりうるため、避けようがないトラブルのように感じます。ですが、日頃から丁寧に使うようにしたり、大きな故障が起こる前に定期的にメンテナンスしたりすることで、不必要なトラブルを避けることは可能です。

ここでは、水漏れを防ぐために日常生活で心がけたいポイントについて紹介します。

蛇口をきつく閉めすぎない

人によっては、蛇口を必要以上に強い力で閉め過ぎていることがあります。水が漏れないように、と意識してのことでしょうが、実は蛇口に悪い影響を与えてしまっています。必要以上に強い力で閉めることで、パッキンなどに過度な力が加わったり摩耗しやすくなったりするためです。蛇口は、必要以上に力を入れ過ぎないように、丁寧に閉めましょう。

定期的に蛇口を交換する

蛇口にも耐用年数があり、年数が経過すると劣化していきます。特に蛇口の中にあるコマパッキンという部品はゴム製であるため、定期的な交換が必要になります。耐用年数はおよそ10年程度のため、水漏れが発生する前に手を打っておくのが得策です。また、使用頻度が少ない蛇口ほど、故障しやすいとも言われています。使う機会が少ない蛇口も、こまめに開栓・閉栓しておくことが長持ちの秘訣です。

寒い時期は凍結対策をする

気温が0℃を下回るような季節や特に寒い地域に住んでいる方は、水道管の凍結にも注意してください。配管内の水が凍結によって膨張することで、破裂や破損が起こります。凍結は蛇口にも悪影響を及ぼすため、凍結の恐れがある夜間には、水を少しだけ流しておくなどの対策を取りましょう。

水漏れが起きたら信頼できる業者に修理を依頼しよう

水漏れは発生箇所や症状によって修理内容や費用が変わってきます。依頼先を決める際は、サービス内容や費用をしっかり精査することが大切です。
東京ガスでは、ご家庭の様々な水回りのトラブルに最短で当日の訪問で対応いたします。

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水漏れの修理にかかる費用や安く抑えるコツを理解しよう

定価が決まっている家電製品の買い替えなどとは違って、水漏れの修理は箇所や不具合の内容、範囲によって費用が異なります。現地調査と見積もりを依頼してみないことには、必要な費用がわからない点において、不安を感じる人が少なくありません。水漏れが発生したら、本記事で解説した修理業者を選ぶポイントや安く抑えられるコツを参考にしてみてください。

選択肢がたくさんあり迷うようであれば、大手の修理業者に依頼するのが望ましいです。東京ガスでは、ガスやガス機器周りのトラブル対応だけでなく、水回りをはじめとした住宅設備の点検・修理にも幅広く対応しています。豊富な実績と確かな技術と持つプロの手で修理するため、急な水漏れトラブルであっても安心して依頼することが可能です。
電話はもちろんWebからも予約ができるため、時間を問わずに申し込みができます。ぜひお気軽にご相談ください。

注)「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。
注)「シャワートイレ」は株式会社LIXILの登録商標です。

  • この記事の監修者

    東京ガスの修理サービス コラム編集チーム

    東京ガスの修理サービス コラム編集チーム

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