ガスコンロ・ガス給湯器の寿命・交換推奨時期・耐用年数・メンテナンス方法

ガス機器の寿命・耐用年数

ガス機器の寿命・耐用年数

各メーカーでは安全上支障なく使用できる標準期間である「設計上の標準使用期間」を定めています。
使用頻度や使用環境などお客さまの状況により異なりますが、標準的な使用条件のもとで使用した場合の設計上の標準使用期間は、製造から10年と設定しています。
10年を超えてからの故障は部品の製造が終了していて対応できない場合もあり、耐用年数の指標といえるでしょう。
ガス機器の経年劣化のサインを確認し、思わぬ故障が起きる前に交換をおすすめしています。

  • 注)
    寿命は標準使用期間を指しています。

ガス給湯器の交換推奨時期

ガス給湯器の交換推奨時期

家庭用ガス給湯器の交換目安は使用頻度や環境によって左右されますが、多くのメーカーが標準使用期間を約10年注)と定めています。
あくまで目安となりますが、10年以上経過している場合には、交換をおすすめしています。

  • 注)
    ガス給湯器の設計上の標準使用期間は、給湯部分についてはJIS S2071の6をもとに、ふろ部分についてはJIS S 2072の4をもとに耐久試験を行い、定めています。使い方によっては、設計上の標準使用期間よりも早く劣化することがあります。

ガス給湯器の交換タイミング

ガス給湯器の交換タイミング

経年年数が10年までの間は修理での解決が多いですが、10年以上になると交換を選ぶお客さまが多いことがわかります。
10年以上経過している機器でトラブルが発生した場合は交換をおすすめしています。

  • 注)
    東京ガス(株)調べ(2021年2月15日〜19日実施・30〜70代女性501人対象・Web調査)

要注意!経年劣化のサイン

どれか1つにでも当てはまれば経年劣化のサインです。
思わぬ故障・重大事故が起きる前に取り替えを検討することが大切です。

ガス機器の経年劣化の例 チェック項目
使用中
・使用中に水になる
・栓を開いてもお湯が出ない
・追いだきができない
・お湯の温度が安定しない(ぬるくなることがある)
・お湯張りの水位が安定しない
音やにおい
・大きな音や異音がする
・異臭や発煙がある
見た目
・排気口周辺などが錆びている
・水漏れしている

  • 使用中に水になる
    機器の故障、水圧の変動による影響が考えられます。電源を入れ直しても同じ症状の場合は交換や修理が必要です。
  • 栓を開いてもお湯が出ない
    機器の故障や、機器の電源が入っていないことが考えられます。ブレーカーや電源コンセントを入れ直しても同じ症状が続く場合は修理が必要です。
  • 追いだきができない
    循環口フィルターつまりが考えられます。清掃しても同じ症状が続く場合は交換や修理が必要です。
  • お湯の温度が安定しない(ぬるくなることがある)
    水圧の変動による影響やリモコンの温度設定が考えられます。機器の給水口(水抜き栓)フィルターが詰まった場合には水圧の影響を受けやすくなりますので清掃をお願いします。清掃しても同じ症状が続く場合は交換や修理が必要です。
  • お湯張りの水位が安定しない
    残り湯がある場合やお湯張りが完了する前に入浴すると水位が安定しないことがあります。また、循環アダプターやフィルターが汚れている場合もうまく調整できないことがあります。それ以外の場合、本体や配管からの漏れや機器の不具合の可能性が考えられます。
  • 大きな音や異音がする
    お湯を出す際に「ボンッ」と大きな着火音がしたり、ピーという音が鳴ったり、今までと明らかに異なる音がしたら寿命による故障の可能性があります。給湯器から通常時と違った音がしたら、給湯器の交換をご検討ください。
  • 異臭や発煙がある
    給湯器の周囲で、酸っぱいにおいや焦げたようなにおいがしている場合や給湯器本体から煙が出ている場合は、ガス漏れや不完全燃焼を起こしている可能性があります。そのまま使い続けず、早急に修理か機器の交換を依頼することをおすすめします。
  • 排気口周辺が錆びている
    給湯器の排気には水分が含まれますので、排気口の周囲は錆びやすくなります。サビが目立ってきた時は、内部もサビついている可能性があります。サビは故障の原因となるため、交換時期のタイミングとなります。
  • 水漏れしている
    給湯器本体から水漏れしている場合は、配管などの内部接続部が劣化している可能性があります。経年年数が10年を経過している場合は機器の交換をおすすめします。

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ガスコンロの交換推奨時期

ガスコンロの交換推奨時期は約10年

家庭用ガスコンロの交換目安は使用頻度や環境によって左右されますが、多くのメーカーが標準使用期間を10年注)と定めています。
あくまで目安となりますが、10年以上経過している場合には、交換をおすすめしています。

  • 注)
    一般社団法人日本ガス石油工業会が定めた自主基準をもとに耐久試験を行い、定めています。使い方によっては、設計上の標準使用期間よりも早く劣化することがあります。

ガスコンロの交換タイミング

ガスコンロの交換タイミング

経過年数が10年までの間は修理での解決が多いですが、10年以上になると交換を選ぶお客さまが多いことがわかります。
10年以上経過しているガスコンロでトラブルが発生した場合は交換をおすすめしています。

  • 注)
    東京ガス(株)調べ(2021年2月15日〜19日実施・30~70代女性284人対象・Web調査)

要注意!経年劣化のサイン

どれか1つにでも当てはまれば経年劣化のサインです。
思わぬ故障・重大事故が起きる前に取り替えを検討することが大切です。

ガス機器の経年劣化の例 チェック項目
見た目
・本体やゴトクの破損、サビ、変形など
音やにおい
・振動・異常音がする
・ガスや焦げの臭いがする
使用中
・コンロの火が途中で消える
・コンロの火がつかない
・コンロの火の色が赤、橙、黄色になる
・ランプが点滅している
・焼きむら、焦げる

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ガス給湯器のメンテナンス方法

ガス給湯器の定期的なメンテナンス方法

ガス給湯器の定期的なメンテナンス方法

<給湯器本体>

  • 汚れを濡れた布で拭いた後、十分に水気をふき取る。
  • 排気口や吸気口のほこりを取り除く。
  • 配管付近のごみや落ち葉を取り除く。

  • <浴槽の追いだき配管>

    • 浴槽の循環アダプターのフィルターを外し、歯ブラシなどで水洗いする。

メンテナンスの重要性とその効果

メンテナンスの重要性とその効果

給湯器はメンテナンスをしないと追いだきアダプターに汚れがたまり、お湯になりにくくなる原因になります。定期的なメンテナンスでこうした不具合を防止し、長持ちさせられます。

ガスコンロのメンテナンス方法

ガスコンロの定期的なメンテナンス方法

ガスコンロのメンテナンス方法

<天板部分>

  • 汚れたらすぐにふき取る。
  • 汚れがひどい場合は専用の洗剤(ガラストップクリーナー)を使って、丸めたラップでこすってから水拭き。
  • 天板と調理台の隙間をブラシでかき出す。
<コンロ部分>
  • ごとく、バーナーキャップ、排気口カバー、後部カバーを取り外してスポンジと食器用洗剤で洗う。
<グリル部分>
  • グリル皿や皿受けなど、パーツを解体し中性洗剤で洗う。

メンテナンスの重要性とその効果

メンテナンスの重要性とその効果

ガスコンロは使用後時間がたつと油が固まって取れづらくなります。
使い終わったら、まだ余熱があるうちにサッと掃除をしておくことで油をきれいに掃除できるので、目詰まりなどを防ぎ長持ちさせることができます。

ガス機器が故障した場合の対応

業者に修理を依頼する

業者に修理を依頼する

メーカーなどの保証期間の範囲内の場合は、業者に修理やメンテナンスを依頼しましょう。保証対象範囲であれば無償で対応してくれます。
耐用年数内であれば、修理して継続使用がおすすめです。

新しいガスコンロや給湯器に交換(買い替え)する

新しいガスコンロや給湯器に交換(買い替え)する

取り付けてから10年以上経過しているガス機器は、交換することをおすすめします。
10年未満であっても、長く経過したガス機器は修理してもまた不具合が起きる可能性があります。その場合も、新しい機器への交換の検討をおすすめします。