東京ガス温水システムTESの交換

東京ガスが提案する温水システムとして、東京ガス温水システムTESがあります。ここでは、TESの解説とTESの交換工事に関する注意点を解説します。

TESとは
TES交換の注意点

TESとは

東京ガス温水システムTES

東京ガス温水システムTES

「TES」は TOKYO GAS ECO SYSTEM(東京ガスエコシステム)の略称で、東京ガスオリジナルの名称です。1 つの熱源機(暖房付きふろ給湯器)で作られた温水を利用して、家中の給湯や暖房などを一括しておこなう温水システムです。このシステムは、熱源機と端末機器(浴室乾燥機、床暖房)で構成されています。通常の暖房付きふろ給湯器だけでなく、ハイブリッド暖房ふろ給湯器、家庭用燃料電池「エネファーム」、家庭用コージェネレーションシステム「エコウィル」も TES として扱われます。

TESの見分け方・型番

TES の給湯器には「東京ガス(TOKYO GAS)」のロゴシールが貼られています。ノーリツは F(TESでない場合はG)、リンナイは H(TESでない場合はR) から始まる型番が記載されています。
「FT4222ARSSW3Q」を例に、型番が示す仕様を解説します。

型番内の表記 内容 詳細
FT4222ARSSW3Q メーカー F:ノーリツ、H:リンナイ。
FT4222ARSSW3Q 構造 T:3水タイプ、D:2水タイプ。3水タイプは給湯・追いだき・暖房の3回路存在することを意味しています。2水タイプは給湯・追いだき、または給湯・暖房の2回路です。
FT4222ARSSW3Q 給湯能力 42:給湯能力42 kW。
FT4222ARSSW3Q 発売年 22:22年発売の製品。
FT4222ARSSW3Q モデル番号 A:発売初期モデル、L:スリムタイプ。モデルチェンジがおこなわれると、A→B→…と記号が変わります。
FT4222ARSSW3Q 給排気方式 R:屋外設置型。
FT4222ARSSW3Q 双方向通信 S:双方向通信あり。浴室乾燥機の操作を給湯器リモコンからもおこなえる便利機能です。
FT4222ARSSW3Q ふろ機能 S:オート、A:フルオート。
FT4222ARSSW3Q 温度 W:2温度。2温度の場合には暖房用の温水として高温水(80℃)と低温水(40~60℃)の温度の違う温水を作れます。1温度の場合には高温水(80℃)のみをつくることができます。1温度は温水式浴室乾燥機のみを使用している方向け、2温度は温水式浴室乾燥機と床暖房を使用している方向けです。
FT4222ARSSW3Q 系統 3:3系統、6:6系統。低温水を接続する床暖房の枚数です。1温度の場合には表示されません。
FT4222ARSSW3Q Q機能 Q:Q機能あり。Q機能は冷水サンドイッチ現象注)防止機能を指し、お湯を断続的に使用した場合に熱いお湯や冷たい水が交互に出ないように温度を安定させる機能です。
  • 注)
    冷水サンドイッチ現象とは、給湯時に給湯器内に残っていた熱いお湯が最初に出た後、給湯器が動き出すまで冷水が出てしまい、徐々に設定温度に近づいていく現象です。お湯とお湯の間で冷水が出てしまうことからこのように呼ばれています。Q機能はこの温度むらを抑制してくれる機能です。

TESの特長

TESは、東京ガスが設計し、専門の工事資格を持ったエンジニアによる工事が必要です。要件を満たすことで、暮らしを豊かにするメリットがあるだけでなく、専用のメンテナンスサービスを受けることが可能です。

設計 東京ガス
工事 東京ガスが指定するTES工事士
ガス種 都市ガス(13A)
TESのメリット

⚫︎熱源機(暖房付きふろ給湯器)と端末機器(浴室乾燥機、床暖房)が異なるメーカーであっても動作が保証されています。

⚫︎東京ガスがTESシステムを保証しています。

⚫︎お客さまの利便性向上のため、原則、床暖房リモコンが各部屋に設置されています。

⚫︎快適な住環境実現のために、床暖房マットの敷設面積が大きく設計されています。広く敷設された床暖房は寒い冬も快適な空間をつくります。

メンテナンス体制

⚫︎TESメンテナンスサービス
詳細は、こちら

⚫︎ガス機器スペシャルサポート
詳細は、こちら

⚫︎メーカーメンテナンス

TES交換の注意点

TES工事資格

TES工事資格

TESの交換工事をおこなうには専用の工事資格が必要です。
TES工事資格の取得に向けては、東京ガスが都市ガスに関する基礎教育をおこなった上で、数日間にわたる実務講習と経験者が同行して実際の工事現場でのOJT(On the Job Training)をおこないます。
また、関係諸基準を遵守しているかを継続的に確認する仕組みもございます。
お客さまに安心・安全に長くTESを使用いただくための体制を用意しています。

TES工事資格を持たない者が交換工事をおこなった場合、先述のメンテナンス体制を享受できなくなってしまいますのでご注意ください。

ご利用の流れ

STEP 1見積もり依頼

見積もり依頼

ご使用中の設備の写真撮影と必要事項を入力いただくと、最短当日注)でお見積もりをご提示できます。設置状況が写真で判断できれば現場調査は不要で、お立会いただくのは工事当日のみです。

  • 注)
    営業時間中に見積もり依頼いただき、設置状況が写真のみで判断できる場合、現場調査不要で当日見積もりが可能です。​

STEP 2ご提案・ご注文

ご提案・ご注文

担当者がおすすめの商品をご提案します。見積書の内容に納得いただけましたらご注文をお願いします。

STEP 3工事立会い・お支払い

工事立会い・お支払い

協力施工店が工事に伺いますのでお立会いをお願いします。お支払いは工事完了後にクレジットカードで決済します。

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