エコ・クッキングプロジェクト

EDO→ECO エコ・クッキングプロジェクト

皇居外苑 楠公レストハウスとの協働プロジェクト

一般財団法人国民公園協会 皇居外苑とエコ・クッキング推進委員会、東京ガス株式会社との協働プロジェクトで2009年にスタートしました。
循環型社会といわれる江戸時代に焦点をあて、創意工夫で編み出された江戸庶民の味をエコ・クッキングで再現し、食育及び環境教育に貢献することを目的としています。

江戸の味とエコ・クッキングを融合させた「江戸エコ行楽重」

江戸時代の食文化は、旬の食材や地元でとれた食材を無駄なく使い切り、わずかに残った野菜のくずなどは堆肥にして活用するなど、現代のエコ・クッキングにつながる理にかなったものでした。
「江戸エコ行楽重」は現代の食材を使い、当時の文献などをもとに「江戸の味」をエコ・クッキングで再現しています。
メニューは江戸時代のお寿司を中心にした「会席」、江戸時代の有名な料理書『豆腐百珍』に掲載されていた五色田楽、江戸の天ぷら2種などが入った「参の重」、参の重に、江戸風の調味料“煎り酒”でいただくお刺身が加わった「与の重」(写真)があります。
レシピは東京家政学院大学名誉教授の江原絢子氏が監修。

「江戸エコ行楽重」を召し上がっていただいた方には、「EDO→ECOエコ・クッキングプロジェクト」小冊子をプレゼントしています。
江戸時代の食生活の様子やエコ・クッキングの内容、「江戸エコ行楽重」の料理解説や開発の経緯などが掲載されています。

「江戸エコ行楽重」をアレンジした空弁と駅弁

「江戸エコ行楽重」をアレンジした2種類のお弁当「江戸かおりづめ」(写真)と「江戸のり笹巻」が開発されました。現在、羽田空港BLUE SKYやJR東海の東京駅・品川駅・新横浜駅で販売中です。
監修は楠公レストハウス総料理長の安部憲昭氏。

KYO-ECO エコ・クッキングプロジェクト

京都御苑 檜垣茶寮との協働プロジェクト

一般財団法人国民公園協会 京都御苑とエコ・クッキング推進委員会、東京ガス株式会社との協働プロジェクトで2018年にスタートしました。
KYO→ECOの“KYO”には京の食の知恵に学ぶの「京」と今日からはじめるの「今日」の2つの意味がかかっています。

京都御苑は御所と旧公家屋敷跡などの歴史的遺構と樹齢100年を超える樹林が共存する、悠久の歴史の面影を残す特別な空間です。
本プロジェクトは、千有余年にわたり都があった京都で培われた倹しくも豊かな食文化に焦点を当て、環境に配慮した食生活および日本の食文化の伝承に貢献することを目的としています。

平安時代の宮中の様式とエコ・クッキングを融合させた「御所の華弁当」

京都に伝わる「もったいない」精神から生まれた食文化の知恵は、現代のエコ・クッキングに通じるものがあります。
「御所の華弁当」では、旬の食材や京野菜をはじめとする地場の食材を使うなど、環境への配慮を心がけるとともに、見た目の美しさでも季節感が味わえるよう工夫がされています。
料理および弁当箱、器類の開発は伝承料理研究家の奥村彪生氏が監修されています。
雅な朱塗りの弁当箱に、伝統的な調理法で作られた様々な料理が並ぶお弁当を通して、日本の食文化の奥深さと、次世代に受け継いでいくことの大切さをお伝えしています。

金色の小皿に盛りつけられた前菜、焼き物、揚げ物、煮物、和え物、菓子に季節の炊き込みご飯と汁物がついた「左近の桜」と、左近の桜に刺身が付いた「右近の橘」の2種類あります。献立は季節によって変わります。

「御所の華弁当」を召し上がっていただいた方には、「KYO-ECOエコ・クッキングプロジェクト」小冊子をプレゼントしています。
京の食文化の歴史、 京の食文化に学ぶエコ・クッキングの知恵、「御所の華弁当」の献立、監修者の奥村彪生氏と京都の年中行事や食文化に詳しい杉本家10代目当主 杉本節子氏の対談などが掲載されています。

  • 注)
    エコ・クッキングは東京ガス(株)の登録商標です。